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■昨日はいろいろ行ってきました。まずは六本木ヒルズ・森アーツセンターで今日まで開催されている「ピクサー展」をやっと見ました。「カーズ」を見てから行こうと思ってたんだけど、いろいろあって結局見られず、終わっちゃう前に展覧会だけ見ることにしました。
そんなにピクサーの大ファンというわけでもない僕が見て、1500円も払う価値を見いだせるのか、という不安はありましたが、そんな気持ちも吹き飛ばすくらいすごくよかったです。帰りには更に2000円出して本も買ってしまいました(おかげで財布が空っぽです)。
CGアニメーション作品にとってディテールっていうものがどれほど大事なことなのか、思い知らされました。頭の中に浮かんだ直感的なイメージをすごく大事にしていて、そういった膨大な直感を元に、ぶれなく作品世界を織り上げていき、最終的にCGアニメーションになるという行程のおもしろさ。普通に考えたら、ここまで芸術としてこだわっていたら経営が成り立たなくなりそうなのに、システムとしてそれを成立させてしまったんだから強すぎですよ。
キャラクターにスポットを当てたコーナーでは、「モンスターズ・インク」のサリバンや「Mr.インクレディブル」のエドナの試作イラストがたくさん展示されていました。サリバンは粘土の立体もたくさん作られていて、「こ、こんなに作るの?」と、驚くばかりでした。試作モデルはなぜか足がタコっぽくなっているものが多かったです。確かにそっちの方がモンスターっぽいかもしれないけど、やっぱり完成版のサリバンがいちばんいいなぁと思いました。
そして、会場の最後に展示されているのは「トイ・ストーリー」の立体ゾーエトロープ。少しずつポーズの違う人形を縁に並べて、高速に回転させることでまるで動いているように見えるという作品。これは、三鷹のジブリ美術館に展示されている「トトロぴょんぴょん」という立体ゾーエロープ(ちなみに岩井俊雄さん作です)を見たピクサーのスタッフがインスパイヤされて制作されたものなんだとか。
回り出して、アニメーションが始まると見ている人達から「おお〜!」というどよめきにも似た驚きの声が上がるんですね。僕も立体ゾーエトロープは初めて見たけど、これはすごいわと思いました。この不思議な感じの驚きって、なんなんだろうね〜。
ちなみにこの展覧会、巡回展もありまして、9/2〜10/9まで福島県の郡山市立美術館にて、12/2〜来年1/14まで兵庫県立美術館にて開催されるそうですので、近くの方は要チェックです。

↑これは六本木ヒルズの近くの道路にあった標識ですが、前から撮りたかったんですよね、これ。このあの、イラストでもない、記号でもない、アイコンでもシンボルマークでもない、標識の中に希に使われているああいう絵を見るとぐっときます。どうもこういうのを見ると、標識マニアだった保育園児の頃の記憶が蘇ってくるようです。
■そして次に見に行ったのが、「ニンドリ博」というイベント。これは説明しますと、「ニンテンドードリーム」っていうゲーム雑誌が創刊10周年を記念して開催したイベントなんですね。で、この雑誌、個人的に思い出深い雑誌でして。
…と、このへんで眠くなってきましたので、続きは次回に。
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