●北京五輪のマスコットキャラクター発表
2008年に開催される北京オリンピックのキャラクターが11日に発表されました。発表前から、やっぱりパンダ? それとも別の何か?
と、いろいろ言われていたけど、ふたを開けてみるとなんと5人(?)組でした!
愛称は”幸福をもたらす子供”という意味を持つ「福娃(フーワー)」。それぞれ、魚、パンダ、五輪聖火、チベットカモシカ、ツバメをモチーフにしたキャラクターになっています。それぞれ五輪の色に対応した5色の色分けがされていて、それぞれの名前をつなげると「北京へようこそ」という意味になるそうです。まとめると以下の通り。
色 |
モチーフ |
名前 |
読み |
青 |
年画(正月に飾られる絵)に描かれる魚と波 |
貝貝 |
ペイペイ(Beibei) |
黒 |
パンダと宋時代の漆器の蓮模様 |
晶晶 |
ジンジン(Jingjing) |
赤 |
聖火(中国伝統的な炎の模様) |
歓歓 |
フアンフアン(Huanhuan) |
黄 |
チベットのアクセサリーとチベットカモシカ |
迎迎 |
インイン(Yingying) |
緑 |
ツバメと燕形の凧 |
妮妮※ |
ニーニー(Nini) |
※女偏に尼という字(たぶん機種依存文字なので一応説明です)
ということで、パンダもいるし、他にもいろいろいて楽しげなキャラクターになっています。オリンピックのマスコットキャラクターって、ちょっと難解というか、「どういう経緯で決まったんだろ」というような変わったものが多いと言う印象があったのですが、福娃については、「ああ、普通にグッズになりそうなキャラクターだなぁ」と思ったのが第一印象でした。頭の飾りが複雑すぎて気軽に真似して描けないとか、いろいろ意見もあるようですが、そういうところも含めてなんとなく中国らしくていいんじゃないかなー、なんて思いました。
○北京五輪のマスコットが決まる(05.11.11
中国国際情報局)…上の絵はタッチが違うけど、元になったイラストなのかな。
○2008年北京五輪マスコットは5種類の「福娃」(05.11.11
中国情報局)…発表会の画像。着ぐるみが登場しています。
○北京五輪マスコットは過去最多の5体(05.11.11
日刊スポーツ)…こちらにも着ぐるみ。アップで見るとちょっと怖いかも。
○北京五輪 早くも「マスコット」商戦(2005/11/14)(05.11.14
Business i)
○北京五輪:先日発表された商品人形、早くも横流し品登場(05.11.17
NSN毎日インタラクティブ)…3日後って早っ!
○中国/五輪キャラクター、日本アニメに酷似 パロディー版が原因(05.11.18
Business i)…これ、見出しが更に誤解を生むことになっているんですが、実際は五輪キャラを見て日本の戦隊ものに似ていると思った人が、それっぽいパロディアニメを制作しネット上で公開、更にそれを見た人の間でパクリ疑惑のような誤解が広まったという話、のようです。確かに日本のキャラクター文化の影響は受けているような印象は受けるけど、実際には「酷似」と言われるほど似ているキャラはいないよね。たぶん。
→北京五輪公式サイト…日本語のページはないけど、こちらにキャラクター紹介のページがあります。モチーフになったものとの比較画像とか。
→オリンピック・マスコット(こぐまのミーシャ☆Bear
Cub Misha☆さん)…モスクワオリンピックのマスコット、こぐまのミーシャについてのサイトの中の1コーナー。歴代のオリンピックマスコットが画像つきでまとめられていて見応えがあります
(音出ます)。ちなみにこれまででいちばん種類が多かったのは1998年長野冬季オリンピック「スノーレッツ」の4種類だったそうです。
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