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■金曜日の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)は忍者ハットリくんが出演している上に、W(ダブルユー)のバックでドラえもん、のび太、しずかちゃんが踊ってるしで、思わぬところで藤子不二雄キャラが共演してしまったすごい状態だったんだけど、そんな中、ハットリくんが自身のキャラクターについて切々と語っていたので、久々にテキストにしてみたよ。
タモリ「そして、続いては初登場、ハットリくんです」
ハットリ「服部半蔵只今参上! やっと来たでござるな」
タモリ「さっきは慎吾だったじゃない」
ハットリ「は?」
タモリ「いや、SMAPの話の時は慎吾だったじゃない」
ハットリ「ハットリくんでござるよ〜。慎吾って誰でござるか」
(この後、映画についての話が続くんだけど中略。そこから慎吾ママの話に・・・)
タモリ「慎吾ママのときと比べてどうなの?
あれも1日中やったりなんかしていたけど。どっちが大変?」
ハットリ「ん〜と、慎吾ママほど、こう、キャラをあまりハッキリしない、と思ったんでござるが、いろんな番組行ったりすると、『ハットリくんでどうにかお願いします』って言われるんで。番組サイドにキャラを作られてる感じがします。もうちょっと素で行こうと思ってたんですけどね。はい。」
タモリ「あの、慎吾ママのときはトイレはどうしたの?
あの格好のまま行ってたの?」
ハットリ「トイレはもちろんでござ、あぅ、おっと、これは、えー慎吾ママ、のこと、知ってるでござるよ。……慎吾ママは慎吾ママとハッキリしておきたいんですよ。」
慎吾ママは慎吾ママとして独立したキャラクターとして存在させたいというこだわりがある一方、”番組サイドに作られた”ハットリくんはそこまでの思い入れがあるわけではなく、話し始めはハットリくんなのに、話し終わる頃には慎吾に戻っていたりするという、混沌としたところに味わいがあるキャラクターのようです。
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