COLUMN

唐突ですが、僕の好きなゆるキャラをランキング形式でまとめてみたので発表してみたいと思います。まずは20位から11位まで。
 

20位 滝ノ道ゆずる(「箕面の柚子」キャラクター)
大阪府箕面市で活躍するゆずのキャラクター、ゆずるくん。太い眉で刀を差し、和風でぱりっと決めた姿が凛々しいです。きぐるみのゆずるくんもイラストのイメージそのままに再現されていて、しかも視界までちゃんと確保されたデザインになっているというのがポイント高しです。

19位 パパたこ(「たこフェリー」キャラクター)
兵庫県明石市と淡路島を結ぶ「たこフェリー」のキャラクターとしておなじみだったたこファミリーですが、昨年航路休止という結末となりこのままたこ達も失業かと思われましたが、元社員の方達が立ち上げた新会社の事業としてグッズがインターネット販売されることになり、無事再就職を果たしたのでした。
…というのが今年2月までのあらすじだったのですが、今見るとグッズ販売サイトが消えてしまっているのですが…。まさかのたこファミリー一家失踪? どこ行っちゃったんだ?

18位 チーバくん(千葉県マスコットキャラクター)
元々は千葉国体のキャラだったのが、人気のため県のキャラクターとして活動することとなったチーバくん。横向きの姿が千葉県の形になっているというのが愛らしいポイントです。ちなみに顔の形がそのまま千葉県の形になっている「ちば犬」というキャラもいますが、千葉の人は県の形にこだわりがあるんでしょうか。

17位 コバトン(埼玉県マスコット)
県の鳥「シラコバト」をモチーフにして誕生したというコバトン。国体出身の県キャラという意味ではチーバくんの先輩的存在でもあります。コバトンの魅力はなんと言っても、どこかとぼけたようにも見えるあの表情です。公式サイトには何を血迷ったか500種類以上ものイラストが掲載されていて、いろんなシチュエーションのコバトンが堪能できます。

16位 ぐんまちゃん(群馬県マスコット)
群馬だけに「馬」をモチーフにしたぐんまちゃんですが、数年前までは「ゆうまちゃん」という名前で呼ばれていました。…と、公式サイトには記載されていますが、僕の記憶では「ゆうまくん」とくん付けで呼んでいた記憶があるんだよね。どっちでもいいのかもしれないけど。
 

15位 ようかん右衛門&こい姫(小城市マスコットキャラクター)
昨年誕生した佐賀県小城市のキャラクター、ようかん右衛門ですが、一目見たときから横長の四角い顔が妙にツボにきてしまいました。アンパンマンみたいにちょっと角の部分をもいで食べたくなってしまいます。
一方こい姫の方は一見普通にかわいい女の子キャラに見えますが、よく見ると鯉(しかも生きてるらしい)を頭に被っていたりと、ちょっと変テコです。

14位 たか丸くん(弘前城築城400年祭マスコットキャラクター)
頭に城を乗せてしまった鷹のキャラクター、たか丸くん。弘前城は別名「鷹岡城」とも言うそうで、それで鷹なんだそうですね。現在弘前城築城400年祭が開催中ですがたか丸くんも愛されているようで、地元の石材店がたか丸くん石像を制作し、市に寄贈したなんていうニュースもありました。台座を入れると2m近くにもなるという立派なもので、僕も一度見に行ってみたいと思ってしまいました。

13位 アルクマ(長野県観光PRキャラクター)
リンゴのかぶりものがかわいい緑のクマのキャラクター、アルクマ。都内でも駅貼りのポスターなどで見かけました。かぶりものってリンゴだけじゃなくて、まつたけとかそばとかバリエーションがあるんですね。いろんな県の物産をPRできるというのはよく考えられてます。汎用性の高さに脱帽です。

12位 あら坊(荒川区シンボルキャラクター)
荒川だけに荒々しい川の流れをイメージしたんだと思いますが、そんなモチーフとは打って変わってなんともかわいらしいキャラクターに仕上がっています。蝶ネクタイがだめ押しとして効いていますし。ちなみにきぐるみのあら坊はイラストとは違い、たっぷりとした腹回りになっていて、これはこれでかわいいです。

11位 玄さん(豊岡市マスコットキャラクター)
日本にはどんな地方にも必ず名産・名所と呼ばれるものがありますが、兵庫県の北部に関しては、自分でもびっくりするくらい何があるのか全くイメージできなかったんですよね(住んでる方すいません)。そんな僕の中での空白地帯にやってきたのが玄武岩のキャラクター、玄さんです。そうか、あの辺には”岩”があったんですね!
玄さんはゆるキャラ界では異色のおやじキャラですが、スノーボードをしたりパラグライダーをしたりと、ガチャピン並みに体を張る存在としても人気があります。これからも体には気をつけながら驚かせて欲しいものです。
 

さて、やっと11位まで終わりました。ここまで書くのに予想外に時間が掛かってしまいました(なんで20位からやろうと思ったのか…)。気を改めましてここからは残りの10位から1位です。どうぞ。

10位 くまモン(熊本県「くまもとサプライズ」キャラクター)
九州新幹線全面開通とともに熊本をPRするため日本全国を駆け回り、それとともに人気も上昇中のくまモン、僕も大好きです。赤くて丸いほっぺと、猫のように黒目を縦に見開いた表情が特徴です。かわいいけどどこか不気味さを漂わせているところがなんだか気になってしまいます。

9位 あゆコロちゃん(厚木市マスコットキャラクター)
昨年末に誕生したばかりの神奈川県厚木市キャラクター「あゆコロちゃん」がランクイン。なんと言っても目を惹くのが、頭に鮎を1匹丸ごと乗せてしまったそのデザイン。しかもこの鮎、まるで「ど根性ガエル」のピョン吉のように頭とぴったりくっついて取ろうとしても離れなくなっちゃったんですって。二人三脚(?)で厚木を盛り上げようとする健気な姿に感動です。

8位 いが☆グリオ(伊賀青年会議所キャラクター)
ゆるキャラは市町村などの地方自治体公式のキャラクターよりも、商店街等の周辺団体が独自に選定したキャラクターの方がいろんな意味で”ゆるい”キャラが生まれやすい傾向があるような気がしますが、いが☆グリオくんの場合もそうかもしれません。いがぐり頭の伊賀忍者…。手放しで「かわいい!」とは言いがたいですが、妙な魅力があるんです。

7位 海の子 ホヤぼーや(気仙沼市観光キャラクター)
海産物の中でもかなりのグロテスクさを誇るあのホヤを、こんなにもかわいいキャラクターにしてしまうなんてびっくりですよ。頭部のホヤ部分に目が行きがちですが、ポイントは手にしているサンマの剣。刀を携えている和風なキャラは多くいますが、ホヤぼーやの場合は西洋の剣のように見えるんですよね。RPGの勇者っぽくて素敵です。
ちなみにきぐるみよりもイラストの方が好きです。きぐるみはなんか違う感があるんだよね…。

6位 かねたん(米沢市「直江兼続」マスコットキャラクター)
頭上で燦然と輝く「愛」の文字が特徴のかねたん。戦国武将の直江兼続を子犬にしてしまったキャラクターです。かねたんは公募のイラストを選考する段階で「選ばれたらいいな」と思っていたものが採用されたので、ちょっと思い入れが強いんですよね。これからも町の人気者として活躍して欲しいです。
 

5位 ピーポくん(警視庁マスコットキャラクター)
全国的な知名度を誇る「ピーポくん」も東京都の警察キャラなのでれっきとしたご当地キャラと言えます。にしてもゆるくはないのでは? とお思いの方がいるとすれば、公式サイト内に掲載されている「ピーポくんのうた」を聴いてから仰ってるんですかと激しく問いたいところです。これぞ僕が求めているゆるキャラクオリティですよ。昨今の手作り感を捨てて安易な商業主義に走ろうとする流れに警笛を鳴らすという意味でも非常に重要な意味を持つ楽曲と言えます。
東京都民1300万人の命を預かる警視庁サイトにこの歌が堂々と掲載され続けているという事実。世の中ってまだまだ捨てたもんじゃないって思わせてくれるのでした。メトロポリタンポリ~ス♪

4位 ノッポンブラザーズ(東京タワーイメージキャラクター)
ノッポンはかつて「トリビアの泉」という番組で、掲示板での受け答えが大人びすぎていると話題になったこともありましたが、球団マスコットのドアラに並ぶくらい独自な存在ですよね。特にお兄さんの存在感。ものすごく冷静にものを見る目っていうんでしょうか。かわいいとかかっこいいとか言うんじゃなくて、尊敬の念を抱いてしまいます。
掲示板からブログやTwitterに活動の場を移しても、兄の切れ味は健在です。

3位 なみすけ(杉並区「すぎなみアニメキャラクター」)
僕の住んでいる杉並区のキャラクター、「なみすけ」が3位です。これはもうしょうがないです。最初はそこまでいいキャラには見えなかったんですが、ずっと見ているとやっぱりかわいいなぁ~って思えてしまうんですよね。ちなみになみすけはスギナミザウルス島から杉並区にやってきた妖精なので、いもむしでも恐竜でもありませんのでお間違いなく。
きぐるみのなみすけはまだ見たことがないので、いつか見てみたいです。どこにいるんだろ。

2位 ひこにゃん(彦根市キャラクター)
ゆるキャラ界はひこにゃん以前、ひこにゃん以降に分けられるとまで言われるスーパースターのひこにゃんです。登場時の記憶ってほとんどなくて、知らないうちにいつの間にか揺るぎない人気を獲得していたんですよね。なので僕も最初はひこにゃんがなんぼのもんだ、くらいの気持ちでいたんですけど、いざ目の前で見るとすごいんですよ、オーラが(笑)。きぐるみにオーラがあるなんて、ひこにゃんを見るまでは信じられませんでした。すごい存在ですよやっぱり!

1位 スーパーポンポコジャガピーにしなりくん(西成区マスコットキャラクター)
はい、ということで1位はこのキャラしかいないですよね、僕的には。以前にも何度かこのキャラについて熱く語ったことがあった気がするんですが、改めて語るとすれば、「なにそれ!?」っていうね、この一言に尽きるんじゃないでしょうか。有無を言わせぬインパクトがあります。いつかにしなりくんに会いに西成区まで行ってみたいなーって思います。
 

はぁ、息抜き企画と思っていたのにやたら疲れてしまいました。ついでに選んだキャラを地域別に分けてみるとこんな感じになりました。

北海道:0
東北:3
関東:8
中部:1
近畿:6
中国・四国:0
九州・沖縄:2

ふーむ、特に何の意識もしていなかったのですが、関東と近畿に偏ってしまったようですね。もしかしたら忘れているキャラもいるかもしれないので、また来年にでも2回目をやってみたいと思います。

ちなみに僕はゆるキャラそのものに対して、そこまで強い思い入れはなかったりします。でもやっぱり変わったキャラが多かったり、きぐるみ化されていたりで、見て楽しいっていうのはありますね。がっつり追いかけたいっていうよりも、これからも端から眺めていたいという気持ちです。

TOPICS絵本

アートディレクターの山下浩平さんが久々に作・絵を手掛けた絵本が発売されました。

 ともだちぱんだ
[本]ともだちぱんだ/やましたこうへい(amazon)

教育画劇 2011.7.1発売 1155円
ISBN:978-4-7746-1200-3

2人のパンダの子供が、出会ってから仲良くなっていく様子を描いた作品なんですが、全編がことばあそび絵本になっていて、「ぱんだ」の節にあわせてテンポよく進んでいく物語になっています。

冒頭に「ぱんだ ぱんだ きみも ぱんだ?」っていう、2人が出会うシーンがあるんですが、僕は既にここでやられてしまいまして。そこからはもう夢中で読んでしまいました。「ことばあそび」という形態の中に、こんなにいろんな要素を詰め込むことができるんだなぁと感動しました。

ことばあそびの方に目が行きがちですが、絵もすごくよくて、懐かしいような、新しいような、不思議な魅力があるんですね。そしてこの絵に昔ながらの明朝体フォント(アンチック体っていうんだっけ?)がすごく合っているんですよ。トータルでデザインされているからこそ出せる普遍性みたいなものを感じましたです。

山下さんは今後も絵本を出版する予定があるそうなので、楽しみにしたいと思います。

mountain mountain(公式サイト)…上野動物園のジャイアントパンダグッズのデザインもされています。

TOPICS絵本

ほげちゃん…。なんだこのぞんざいな名前の絵本は、と思って手に取ってみたところ、すごく面白かったので紹介です。

ほげちゃん
[本]ほげちゃん/やぎたみこ(amazon)

偕成社 2011.6.1発売 1050円
ISBN:978-4-03-232370-2

「ほげちゃん」とは、ゆうちゃんがおじさんからプレゼントされたぬいぐるみに付けられた名前です。ほげちゃんはすっかりゆうちゃんのお気に入りになり、片時も離さないような存在になるんですが、ある日家族でお出掛けの際に「汚れているから」との理由でおいてけぼりにされてしまうんですね。

飼い猫と2人でお留守番となったほげちゃんは、なんと動き始めるんですが、人のいないところでおもちゃやぬいぐるみが動き出すというのはまあ、絵本の世界ではよくある話です。でもほげちゃんは違うんです。だって、のっけからブチ切れモードなんですもん。体を汚されたことに始まり、変な名前を付けられたことまで、たまりにたまった鬱憤をここぞとばかりに大爆発させ、部屋中に当たり散らし始めます。表紙の柔和な表情からは想像もつかない暴れっぷりに爆笑だったのでした。

新宿のジュンク堂書店には平積みの絵本のそばにほげちゃんのぬいぐるみが展示されていたので、ひょっとして市販されてるのかな? と思ったけど、どうも手作りされたもののようです。作り方は絵本に掲載されているんですが、手芸とは無縁の生活を送ってきた僕にはさすがにハードルが高いので、ぜひ市販グッズも作ってほしいです。

[本]ほげちゃん(出版社の紹介ページ)
やぎたみこ(Twitter)

TOPICSキャラ絵本

3月にキャラクターブックが発売されたばかりの「ゲンコとひょう太」ですが、早くも新しい本が発売されました。

ゲンコとひょう太のなかなおり
[本]ゲンコとひょう太のなかなおり/スプーキーグラフィック(amazon)

実業之日本社 2011.6.16発売 1050円
ISBN:978-4-408-45342-2

今回の本はキャラクターブックではなくて、絵本の形態になっています。つまらないことでケンカしてしまったゲンコとひょう太が仲直りするまでを描いた内容です。

前作同様、ひょう太の方がお兄ちゃんなことを忘れてしまいそうな展開ですが、それでもやっぱり性格の全然違うこの2人だからこその思いやりが感じられるところがいいんですよね。兄弟愛っていうよりもコンビ愛に近いというか。

ちなみに、1つのキャラクターで絵本とキャラクターブックという2つの形態の本を出すというのはたまに見かけますが、出版社が違うんですね(キャラクターブックの方はメディアファクトリー刊)。これはちょっと珍しいと思いました。全然別ラインとして展開していくイメージなのかなぁ。絵本もいいけど、個人的にはボリュームのあるキャラクターブックを中心に展開してほしい気がします。

ゲンコとひょう太(公式サイト)
スプーキーグラフィック(公式サイト)

[本]キャンディベア パンヤンのカンフーダンス/スプーキーグラフィック(2011.7.4)
[本]ゲンコとひょう太/スプーキー グラフィック(2011.3.30)

TOPICSCD,キャラ絵本

モノコムサが展開する新キャラクター「キャンディベア」の絵本が発売されました。

キャンディベア パンヤンのカンフーダンス
[本]キャンディベア パンヤンのカンフーダンス/スプーキーグラフィック(7net)
(amazon)
TBSサービス 2011.6.29発売 1365円
ISBN:978-4-904345-21-4

モノコムサではこれまでいろんなキャラクターを展開してきましたが、グッズ+CDっていう流れが多かったので、絵本を発売するのははじめてだったような気がします。

内容は、パンダのパンヤンが得意のカンフーダンスをみんなに見せびらかせようと1人で大はしゃぎして顰蹙を買う(笑)というストーリーになっています。キャラクターのお披露目がメインになっているからか、同じスプーキーグラフィックが手掛ける「ゲンコとひょう太」に比べると、あっさり目な印象です。

ところで、パンヤンにはパンジーという同種の女の子の友達がいますが、他のキャラクター(マレーグマのマーレ、アライグマのラック、ツキノワグマのツキノワ、北極グマのポーラ)はそれぞれ1人ずつなんですね。せっかくなので、他のキャラにも異性の友達を作ってあげればいいのになんて思いましたが、みんな”クマキャラ”同士ということで仲はいいみたいなので余計なお世話なのかもしれません。
 

あと、絵本とは別にキャンディベアのイメージソングCDが同時発売されています。

みんなでね ~PANDA with Candy BEAR's~/「生きる」
[CD+DVD]みんなでね ~PANDA with Candy BEAR’s~/「生きる」/alan(amazon)

avex trax 2011.6.29発売 1890円
品番:AQCD-50596/B

歌は中国出身のチベット人歌手、alanさんによるもので、3パターンあるCDのうちジャケットC(上記リンク先のもの)がCandy BEAR’s仕様となっていて、付属のDVDにはキャラクターが登場するアニメーションPVが収録されています。YouTubeですこしだけ公開されていますが、伸びやかな歌声が心地いいです。

キャンディベア(公式サイト)
avexとモノコムサでプロモーションを展開、「キャンディベア」プロジェクト(AdverTimes 2011.5.27)

モノコムサ×play set productsの「15(ichigo)」(2010.5.20)

MEMO

■4つの絵本は「なかなおり」がテーマになってるんですね。あとで気づいてちょっと面白いなぁと思いました。

キャンディベア
▲新宿のコムサストアでは1ヶ月くらい前から外装にキャンディベアのキャラクター達が登場しています。けっこう目立ちますね、これは。
 

鋼の錬金術師
▲あとこれは全然関係ないけど新宿ピカデリーで見かけた鋼の錬金術師のオブジェです。みんな写真を撮っていたのでついでに収めてみました。
 

■今、ドラッグストアで重曹とハッカ油を買ったら「こいつネットで見たな」と思われますか。

「重曹」ってなんなの?かけてよし磨いてよし食べてよし あいつの弱点は何?ニコニコVIP2chさん)
"節電の夏"をクールに乗りきる「ハッカ油の15の使い方」earth in us.さん)

重曹は色々便利なのは知っていたけど、ハッカ油は知りませんでした。調べたら原液の取り扱いにはちょっと注意が必要らしいのと、清涼感が得られるだけなので熱中症対策にはならないという点が要注意らしいけど、虫除けにもなるというのがいいですね。買ってみようかな~。