■11月ですね。
佐藤雅彦さんの本が出ています。6年分の連載をまとめたものとのことなので、中身も濃そうです。
佐藤さんの本と言えば、何年か前に出た(と打った後で確認してみたら7年も前だった)「砂浜」という本もちょっと変わってて印象に残っています。郷愁とでも呼んだらいいのか、空が高く、広々としていたあの頃を描いた物語で。ああいうのはもう書かないんでしょうかね。
キャラクターの話題を追っかけています。
■11月ですね。
佐藤雅彦さんの本が出ています。6年分の連載をまとめたものとのことなので、中身も濃そうです。
佐藤さんの本と言えば、何年か前に出た(と打った後で確認してみたら7年も前だった)「砂浜」という本もちょっと変わってて印象に残っています。郷愁とでも呼んだらいいのか、空が高く、広々としていたあの頃を描いた物語で。ああいうのはもう書かないんでしょうかね。
そもそも「キャラクター絵本」という存在がジャンルとして確立されているのかどうか、その辺のことはよく分かりませんが、僕の中では「絵本のために作ったわけじゃないキャラクターが活躍する絵本」みたいなニュアンスで使っています。
このサイトではそんなキャラクター絵本のことをわりと見つけ次第片っ端から紹介しているので、いつかその中でも特に好きな作品を並べて紹介してみたいと思っていたのでした。
てなことでやっとこさ僕の好きなキャラクター絵本10作品をランキング形式で紹介してみようと思うんですが、これが困ったことにどう絞っても12冊になっちゃっうんですね。まあ、それもいいかということで12位からにしています。
これから紹介する絵本は、こういうサイトをやっていなかったら出会わなかっただろう作品ばかりだと思うし、僕にとっては本当に正真正銘の宝物たちです。それではどうぞ。
※画像のリンク先はAmazonです(1位のみセブンネットショッピング)。
12位 ドーナッツ! マイボーゾウにのる/100%ORANGE(2002 PARCO出版)
「ドーナッツ!」はニフティが運営していたWebサービス「デリポップ」のキャラクターで、この本はサイト上に連載されていた作品をまとめたものです。そういった連載形態のせいなのかもしれないんですが、”かわいいのかけらたち”とでも呼称したくなるような、断片的なイメージの積み重ねで作品ができていて、独特のグルーブ感が生み出されているんですね。この溢れんばかりのイマジネーションこそが100%ORANGEが持っているいちばんの魅力であり、武器だと思います。→当時の感想
11位 イモムシクン カラフル/かいまみこ(2007 コナミデジタルエンタテインメント)
ポップな色遣いとポエミーな文章で綴られたイモムシクンと葉っぱとのおはなしです。自分に自信のなかったイモムシクンがカエリンや葉っぱを通して、ちょっと変わっていくというシンプルなおはなしです。妙にナイーブな世界観とカエリンの不思議な存在感に惹かれました。→当時の感想
10位 シナモンとまいごのこいぬ/マルク・ブタヴァン、せきちさと(2004 小学館)
これはサンリオの人気キャラクター、「シナモロール」のシナモンをフランスのイラストレーター、マルク・ブタヴァンの手によって絵本化したというちょっと実験的にも見える作品です。個性的なタッチのイラストなんですが、表紙を見てもお分かりのとおり、シナモンがものすごくかわいいんですよ。パリを舞台にしたストーリーも魅力に溢れています。
このシリーズはこれまでに3作品リリースされていますが、正直もっと続けてほしかったです。→当時の感想
9位 こげぱん パンにもいろいろあるらしい…。/たかはしみき(2000 ソニー・マガジンズ)
やさぐれキャラ、「こげぱん」の1作目です。この絵本はその後のサンエックスキャラクターの方向性を決めたエポックメイキング的な作品と言ってもいいんじゃないでしょうか。もちろんこげぱんの前には「たれぱんだ」もいますが、キャラクターが持つ雰囲気への影響はこげぱんの方がよりダイレクトな気がします。
牛乳飲んで酔っ払うとか、こげぱんらしさ溢れる特徴の数々はこのとき既に完成されています。
8位 ゲンコとひょう太/スプーキーグラフィック(2011 メディアファクトリー)
今年読んだキャラクター絵本の中ではダントツで面白かったです。黒猫のゲンコと白猫ひょう太、キャラクター単体で見るとやや地味な印象もあるかもしれないけど、それぞれにいろんなものを抱えていたりして、切なかったり、楽しかったり、いろいろあるんですよね。そんな中でひょう太の無垢な笑顔にほっとさせられます。ストーリーがしっかりしているのでアニメーションにしても絶対面白いだろうな~。→当時の感想
7位 たれゆくままに/末政ひかる(2001 小学館)
「たれぱんだ」の3作目の絵本です。この作品が発売された2001年は、もう割とブームは終息していた頃で、この本に関しても「あ、まだ出るんだ」なんて思いながら、何気なく手に取った記憶があります。
リアルなタッチで描き込まれた日常風景の中にぽつんと佇むたれぱんだの存在感が、キャラクターの持っている世界観を見事に表現しているんですね。作者の末政さんがたれぱんだに込めた想いがひしひしと伝わってきて、ページをめくるたびに引き込まれました。
6位 春田花花幼稚園 マクダルとマクマグ/ブライアン・ツェー、アリス・マク(2005 朝日新聞社)
どんだけ好きなんだと言われそうですが、先日の僕の好きなアニメーション映画に続いてのランクインです。でもこの絵本は映画とはまったく全然違ったよさがあるんですよ。
これは冒頭に掲載されている4コマ漫画なんですが、これだけ見ただけでもマクダルに対して特別なシンパシーを感じてしまいます。本編のおはなしで特に好きなのは「この足は君の?」という作品。特別でもなんでもない、いたってふつうの愛に溢れた物語が描かれています。→当時の感想
5位 ワタシとまめゴマ日記/ヨネムラマユミ(2005 主婦と生活社)
この作品についてはこれまで何度も書いた記憶があるので今更ですが、やっぱり最初に読んだときは衝撃的でした。特に巻末に掲載されている「このお話は、すべてフィクションです。また、まめゴマも実際に存在する生き物ではありません。」という但し書きを見たときにはぞわっとしましたもん。「あっ、いないんだ…」って。ドラマなんかでもお決まりの文言ですが、ここまでバシッと決まってる作品はなかなかないと思います。→当時の感想
4位 アンラッキーくん きみのそばにいるよ/くどうのぞみ(2007 PHP研究所)
アンラッキーくんもすごく大好きなキャラクターなんですよね~。元々はただの飼い猫だったのに、いろんな事情から、人にアンラッキーを運ぶ仕事をやらなくちゃならなくなったアンラッキーくん。不遇の運命を背負いながらも健気に頑張っているところに胸が締め付けられます。もう続編が出ないっぽいのが残念です。→当時の感想
3位 みかんぼうや キラキラ毎日/コンドウアキ(2003 ソニー・マガジンズ)
これも大好きなキャラクター、「みかんぼうや」の3作目です。1作目とどっちにしようかと迷ったんですが、この3作目には特に好きなエピソードがあるんですよね。
これこれ、これです。みかんぼうやとスダチちゃん、ユズちゃんとで仲良く暮らしている3人ですが、実はスダチちゃんとユズちゃんはそんなに仲がいいわけではなくて、ある日、2人っきりになってしまい気まずい空気に! こんな複雑な人間(?)関係をファンシーキャラクターを使って描ききってしまったコンドウさんのセンスがやっぱり好きなのです。→当時の感想
2位 Moley/U-suke(2007 ワニブックス)
台詞のない漫画形式の作品なんですが、モーリーは人間誰もが持っている弱さや身勝手さを凝縮したようなキャラクターなんですね。見る人が見れば、「ただのヤな奴じゃん」で終わるのかもしれないけど、決してそれだけでは終わらない感情を呼び起こさせてくれるんですね。誰もが自分の心の中にあるモーリーの存在に気づくことができたなら、きっともっと住みやすい世界になるんじゃないかなと思います。
本には「1」とナンバリングされていますが、2巻も出る予定があるのかな。待ってます。→当時の感想
1位 アランジアワー/アランジアロンゾ(1998 主婦と生活社)
今改めて読んでみても、なんでいきなりこんなに完成度が高いの? と、不思議に思ってしまいます。最近はグッズ制作がメインになって、本に関しては寡作になっちゃったアランジアロンゾですが、気が向いたらまたアランジアワーの仲間たちが登場する本を描いてほしいです。
以上です。あの作品が入ってないじゃないかと怒らないでくださいね。あくまで個人的なものですので…。ともかくこうやってまとめることができてよかったです。ちょっとほっとしましたです。
■最近モニターを凝視しすぎて目が痛いです。
■本棚もいっぱいになってきたし、まとめて本とかCDとかゲームソフトとか売りたくなってきました。でも今までものを売ったことってほとんどないので、どこに売ればいいとか、全然知らないんですよね。
売ったことあるで思い出しましたが、ちょっと前にリメイクが出たNINTENDO64の「ゴールデンアイ007」。このソフトが過去に売ったことのある唯一のゲームソフトだったりします。今なお評価の高いソフトなので、「なんてこと!?」って思う人もいるかもしれませんが、僕には徹底的にあいませんでした…。あれ以来本格的なFPSってやったことがないので、やっぱり今でもダメなのか、確認のために今1度やってみたい気もするんですけどね…。
■10月ももうすぐ終わりですね。今月は毎日更新ということで頑張ってみましたが、結局1日飛んじゃったし、思うような内容にならなかった部分はありますが、やっぱり更新頻度が高い方が楽しいなぁ~という発見があったのでやってよかったなと思います。
あとヘッドラインも更新しようか迷ったんですが、やめました。さすがにもうしんどいなぁと。楽しみにしてくれて方がいたかどうかは分かりませんが、たぶんもう更新しないと思います。形を変えながら10年以上続けてきたコーナーだったので名残惜しい気はするんですけどね…。その分気になる事柄があったらMEMOの方で取り上げようと思います。あとはてなブックマークもあるし。はてブでクリップしたネタを並べ替えて見せるっていう、それ自体は好きな作業ではあったんですけどね。なんせ時間が掛かりすぎるのが難点でした。
明日はちょっと前に予告していたエントリーをUPする予定です。
■だいぶ前に「こちらはキャラクターの話題を扱うサイトだそうですが、どんなキャラクターを取り上げているんですか」みたいな質問をされたことがあります。そのときは「かわいいキャラクターを取り上げてます」みたいな曖昧な返しをしたことがあったんですが、あれって何て答えるのが正解だったのかなぁと今でもふと考えることがあります。中心にあるのはファンシーキャラクターって呼ばれているようなキャラだとは思うんですが、それだけじゃないしね…。
あのー、鉄道ファンってすごく細分化されてるじゃないですか。撮り鉄だとか乗り鉄だとか言って。そこまで層が厚くないから分かりづらいのかもしれないけど、たぶんキャラクターファンの中にもいろんなタイプの人がいると思うんですね。
僕は自分のことをキャラクターファンだという自覚もそんなにないんだけど、その輪に入れてもらえるんだとしても、おそらくその中でもすごく分母の小さいカテゴリーにいるんだと思うんですよ。その、特定のキャラクターそのものに対してじゃなくて、キャラクター全般やそこを取り巻く環境や現象に対して広く浅く興味があるっていう人は。
で、そんな僕がサイトの中でキャラクターを取り上げる際に、基準…と言ったら変だけど、いちばん注目して見ているところってどこなんだろうって改めて考えてみると、それはフォルムとか造形とかそういった部分じゃなくて、グッズ化など幅広い展開を行っているか、といった部分でもなく、やっぱりどんな世界観を持っているか、という部分だな…ということに気づきました。
よく”オリジナリティのある世界観”なんて言われるけど、これは「変わった設定」というような意味ではなくて、そこに強い物語性があるか、もしくはどれだけ受け手に物語を想起させることができるか、っていうところが重要なんですね。僕の中では。
なので、(僕の中では)何らかの作品の中で物語そのものが描かれているキャラクターの方が、そうじゃないキャラクターよりも目に留まりやすいのは確かなんだけど、一方で、イラストと簡単なプロフィールとかちょっとした付加情報だけで、ちゃんと物語を見出すことができるキャラクターもいたりするところが、この世界の面白くて飽きないところだったりもします。
おまえはさっきから何を長々と語ってるんだと言われそうなので、この辺でやめておきますが、こういうとりとめのない話ももっと書いてみたかったなぁということなのです。
■今日も秋葉原に行ってたんですが、話題のあれを見てきましたよ。
これは「STEINS;GATE」というゲームの1シーンを再現したものなんだそうですが、すごいことをやりますね、ホントに。
「みんな見てるあれなに?」
「(マジ口調で)知らねーの? タイムマシン落ちてきたんだよ」
「ホントは何なの」
「だからタイムマシンなんだって! すごいニュースでやってるのに見てないの?」
「だから…」
という会話が付近でされていましたが、さすがに騙せてはいなかったようです(笑)。
■久しぶりに秋葉原に行ってきました。他の街ではなさそうな、変わったものが売られているところを眺めるのが好きな僕としては、ゲームショップやパソコンパーツのお店なんかを巡っているだけで楽しかったりするんですが、最近は必ずコトブキヤにも寄るようになりました。ラジオ会館にあったときは狭そうだし、元々ホビー系のグッズにはそんなに興味がないしで、滅多に寄ることはなかったんですが、移転後は広々として入りやすくなりました。個人的に熱いのはやっぱり2Fです。ジブリやリラックマなどのファンシーグッズからマリオやドラクエと言ったゲームキャラのグッズ、それからご当地キャラのグッズも豊富にあって楽しいです。ご当地キャラは今はくまモンとハンバーグマのグーグーがプッシュされていましたが、なかなかこういうグッズって目にする場所がないので貴重です。
あと1Fに「キュゥべぇ」のグッズがたくさん売られているのにもときめきます。隠れキュゥべぇファンなので…。
■先日、ガストでハンバーグ食べたいみたいなことを書きましたが、よく考えたら混んでると思われるファミレスに1人で行くのはちょっと抵抗あるな…と思い、いつもの感じで松屋に行ってきました。
わざわざ松屋の牛丼の写真なんて載せなくても…と思われそうですが、何かに気づきませんか? サラダがポテトサラダなんですよね~。これはなにかというと、全国にも2ヶ所にしかないらしい「MATSUYA for yourself」というセルフサービスの店舗で出されているものなんですね。この店舗にはサラダバーがあって、1回だけ自分で好きなだけ盛ることができるんです。しかも牛丼並+みそ汁付きが250円、↑のサラダセットでも350円というのが通常料金なんですよね。安いです。
南阿佐ヶ谷にできたのは確か1年くらい前だったと思うんだけど、今後どんどん増えていくのかなと思いきや全然増えないのでやや失敗なのかもしれません。確かにいつ行っても空いてるんだよね。店内は通常の松屋とは違ってテーブル席が多く、広々としているのでお客としてはのんびりできてありがたいんだけど…。
駅前の建物の2Fにあるのでもし南阿佐ヶ谷へ来ることがあったら、無くなってしまう前に1度行ってみるといいと思いますです。