TOPICS雑誌

主婦と生活社が発行している”親子で楽しむ絵本雑誌”の「ね~ね~」ですが、昨日発売の最新号で創刊100号を迎えました。

ね~ね~100号
[雑誌]ね~ね~ 2012年2・3月号(amazon)

主婦と生活社 2012.1.14発売 780円

記念特大号ということで、「ね~ね~」に連載を持っているキャラクターからのお祝い4コマが掲載されていたり、過去に連載されていたキャラクターのページがあったりと、盛りだくさんの内容になっています。ちなみに付録はリラックマのペンポーチです。

100号分の表紙も掲載されていますが、どの表紙も「ね~ね~」だなぁっていう、変わらないものを感じます。初期の頃のコニーちゃんの印象も強いけど、実際に僕が中を見るようになったのは、ちょうどコニーちゃんが表紙に出なくなった1999年頃だったと思います。アランジアロンゾ全盛期ですね(今号にも4ページ載ってます!)。その後、若干サンエックス色が濃くなって今に至るという感じでしょうか。その中でも今回の表紙にもなっているリラックマは雑誌の顔的な存在になっていますね。とりあえずリラックマ人気が続いている間は「ね~ね~」も安泰、という感じなのかもしれません。

ところで「ね~ね~」って付録が付いている関係もあってか、バックナンバーを入手する機会が少ない上、連載作品が単行本化されることもあまりないので、後で作品を見直したいと思っても、なかなか難しかったりするんですよね。もっと単行本化されるといいのになあって思います。
こういったいろんなキャラクターのおはなしが読める雑誌は貴重ですので、今後も200号、300号と末永く続いていってほしいです。

ね~ね~(出版社の紹介ページ)…目次があります。
ね~ね~パーク(公式サイト)
「ねーねーキャラプレゼント100!」キャンペーン…100号を記念してTwitterを使ったキャンペーンが開催中です。

[雑誌]ね~ね~2005年10・11月号「秋のリラックマまつり」(2005.9.15)

MEMO

■ちょこっとおまけで「ね~ね~」話の続きですが、久々にアランジアワーが読めたのがなにより嬉しかったです。また連載してくれたらいいのになー。あと、「はなうたくん」。この作品ってもう連載終了してたんですね。実はここ1、2年は「ね~ね~」をあまりチェックできていなかったので終わってたのを知りませんでした。最終回ってどんな感じだったんだろ。

それと昔の表紙を眺めててちょっと気になったのが、初期の頃に伊藤理佐さんの「おるちゅばんエビちゅ」が連載されていたこと。この作品って…あれだよね。確かに見た目はかわいいキャラクターだけど、大丈夫だったんでしょうか。いろいろと(笑)。

あとサンエックスの新キャラ、「chocopa(チョコパ)」の作者が「かものはしかも。」や「きいれいずきん生活」でおなじみのあべちあきさんって書かれてましたね。ということはいずれ絵本の発売も期待しておいていいのかな?
ただこのチョコパっていうキャラ、なんかイラストとぬいぐるみ等の立体物とで印象がちょっと違いませんか? なんていうんだろ、なんか立体になるとふつーにかわいくなっちゃってるというか。かわいいならいいじゃんってことならそれ以上言うことはないんだけど、微妙に釈然としない気も…。

MEMO

■新年明けましておめでとうございます。さて唐突ですが、3DSで自分以外のMiiをはじめて作ってみましたよ。

Mii
これ、誰か分かりますか? DonDokoDonの平畠ですよ。わりと上手くできたと思ったんですがどうでしょうか。それにしても去年はとうとう平畠のことを1度もテレビで見ることができませんでした。今年のやりすぎ特番にもいなかったし、もう全国ネットのバラエティには出ないんでしょうかね。寂しいなぁ。寂しくなるので年明けに平畠のことを書くのは今回で最後にしようと思います。

QRコード

万が一、欲しい人がいるかもしれないのでQRコードも貼り付けておきます。ちなみにメジャーなよしもと芸人さんに関しては、任天堂が公式に配布していたりします。

よしもとの芸人さんがあなたのニンテンドー3DSにやってきます。

現在は店頭で配布されている冊子などが必要ですが、1/10からはサイト上でもQRコードが公開されるそうなのでよしもと好きの3DSユーザーの方は要チェックです。

この店頭で配布されている冊子には110人の芸人さんが掲載されているんですが、よーく眺めていると、若手から大御所までまんべんなく収録されているように見えて意外な人が入っていなかったりするのがちょっと気になります。平畠はいなくてもしょうがないけど、相方のぐっさんや、藤井隆、ほっしゃん。、極楽の加藤、渡辺直美、インパルス、品川庄司、NON STYLE、アジアンあたりはいてもいいのにな~。この人選にはなにか意図的なものがあるんでしょうか?

MEMO

■少し前にTwitterとかで話題になったので知ってるという人もいると思うんですが、先日岡田よしたかさんの「ちくわのわーさん」という絵本を読みました。表紙からしてすごくインパクトがありますが、中身もすごく面白かったです。

ちくわのわーさん

ちくわのわーさんの日常(?)を描いた作品なんですが、「ウザたのしい」とでも言いたくなるような調子のいい性格なんですよね。その言動がいちいち笑えます。ただ、最後にとある食べ物が出てくるんですが、これ絶対小さい頃に読んでたら食べられなくなってただろうな~、って思っちゃいました。だってイヤだもん、こんな裏側見ちゃったら(笑)。

絵本といえば、先月出たやぎたみこさんの新刊、「くらげのりょかん」も読みました。

くらげのりょかん

やぎさんの作品は以前紹介した「ほげちゃん」ではまって、それから過去の作品も遡ってほとんど読みましたが、どれも楽しい作品ばかりでした。この楽しさの源はなんなんでしょうね。「絵本はこうあるべき」みたいな考えに縛られてなくて、思うがままの自由な発想が活かされているからなんでしょうか。
「くらげのりょかん」もすごく自由な作品です。くらげで、旅館で、宇宙人(?)ですからね。
 

あとついでと言ってはなんですが、最近読んだ絵本をもう1冊紹介です。いとうひろしさんの「ムーサンのたび」。これもよかった!

ムーサンのたび

クモのこどものムーサンが主人公。大きくなると、新しく自分の住む場所まで風に乗って飛んでいくというしきたりみたいなものがあるんですが、ムーサンはなかなかここという場所を決められずにいる――というストーリーです。

いとうさんのおはなしって、ならではの表現がありますよね。普遍的な価値観を大切にしているというか。そういうところを、さりげなく見せてくれるところが好きです。この絵本はキャラクターデザインもすごく奇抜なのに、全然違和感がないのがすごいなぁと思いました。

いとうさんの本のことは前に1度、「おさるシリーズ」のことをキャラコラムというコーナーで紹介したことがありましたが、このシリーズの最新刊も7月に発売されてます。

おさるのかわ

「おさるのかわ」。こちらも読みましたが、やっぱりすごく好きです。僕もかえるを流したい。

いとうさんの創作について書かれた書籍とかってあるんでしょうかね。あったら読んでみたいなぁ。ネット上だとミーテというサイトにインタビューが掲載されています。

絵本作家 いとうひろしさん(前編)
絵本作家 いとうひろしさん(後編)

この中で、キャラクターの発想について語られている部分があるので少し引用してみます。
 

僕にいわゆる才能があるのならば、そういうわけのわからないものを、頭の中にずっと飼っておけるっていう部分なんじゃないかな。絵本作家をあと何年続けられるかわからないけれど、今頭の中にいるものだけでも十分やっていけると思ってます。

この前後の部分を読んで、ああもうそういうことなんだと、ちょっと腑に落ちました。意識的にではなくて、無意識レベルでそういうことがやれちゃうってことなんですね。「ムーサンのたび」のムーサンもそうやってずっと頭の中で飼われていたキャラクターの1人だったんだろうなぁ。元々の発想としては、クモの生態みたいなところがモチーフになっているんだろうけど、それが全然借り物っぽくないんですよね。生態とか、そういうところもひっくるめてオリジナルになっているっていう。なんかもう、やっぱりすごいやと思いましたです。
 
 

■さて、年の瀬ですね。今年もというか、今年は特にいろいろありました。津波の動画を改めて見てみたり。何度見ても、現実に日本で、つい数ヶ月前に起こったこととは思えない光景です。

僕も昔、ごく短い期間でしたが、仙台に住んでいたことがあったんですが、改めて当時住んでいたあたりの地図をGoogle Mapで見てみたら、あのNHKで生中継された名取川のあたりから、ほんの数キロしか離れていないんですよね。
当時、どっちの方向にどのくらいの距離行ったところに海があるのかなんて、全然知らずに暮らしていました。

来年はどんな1年になるんでしょうか。つらいこともあるだろうけど、わくわくした気持ちを失わないようにしたいと思いました。

そんな感じで、今年も終わりです。それじゃあ実家に帰ってきます。

COLUMN

「ニャーおっさん」のWEBサイトをリニューアル

ニャーおっさん、公式サイトがあったんですね。懐かしいなぁ…。知らない人のために紹介しておきますと、「ニャーおっさん」はリラックマの作者として知られるコンドウアキさんが手掛けたキャラクターで、元々は「chara(キャラ)」というキャラクターに関するコミュニケーションサイトのマスコットキャラだったんですよね。

サイトがなくなってしまったのでニャーおっさんも出番がなくなってしまったんですが、その後もコンドウさんが参加されていたPOPBOXというイベントで作品が展示されていたりもしていたので、いつか日の目を浴びてほしいなぁと思っていたんですよね。
 

ちなみにその「chara」というサイトについてですが、僕もほんのちょっとだけ関わっていたりしていました。

キャラクター・おもちゃのコミュニティサイト「chara」(2007.1.22)

その辺の経緯は↑のリンク先でも書いていますが、このサイトを立ち上げた方は元々「goodies」という雑貨やキャラクターグッズを紹介する雑誌を編集されていた方だったんですけど、僕はその雑誌ことが好きで、よく取り上げていたことがきっかけだったんですよね。

[雑誌]goodies 2006 SPRING(2006.3.13)
[雑誌]goodies 2005 AUTUMN(2005.10.1)
[雑誌]goodies2005年春号、巻頭特集シナモロール(2005.2.18)
[雑誌]goodies 2004年夏号、水森亜土特集(2004.5.18)
[雑誌]goodies 2004春号、「WE LOVE BANDAI!」(2004.2.18)
[雑誌]goodies 2003秋号、特集「BANDAI NEW ITEM!」(2003.9.4)

で、僕はニュースのコーナーやコラムを書く人の1人として参加したんですけど、結果的には当初期待されていたような役割を何一つこなすことなく、早々に身を引いてしまったんですね。これは本当に、「だったら最初から引き受けるな」って話です。今思い出してもでも申し訳ないことをしてしまったなと思っています(ちなみに→のアーカイブにある2007年1月~4月のエントリーは「chara」で更新していたコラムというか日記の内容をそのまま持ってきたものです)。
 

辞める前までに2度ほど実際に担当の方とお会いして打ち合わせ的なこともしたんですが、その時に「サイトのマスコットキャラクターの候補が2つあるんですけどどちらのキャラがいいと思いますか」ってイラストを見せてもらったことがあったんですよね。2つともコンドウアキさんのデザインで、一方は普通のかわいい感じのキャラで、もう一方が「ニャーおっさん」で。普通に考えたらサイトの看板としてはかわいいキャラの方が適任だと思ったんだけど、ニャーおっさんにはそれを上回る程のインパクトがあって。しかも選ばれない方はこのまま闇に葬り去られるみたいな話だったので、ニャーおっさんはこのまま埋もれさすには惜しすぎるキャラだと熱く語ってしまったのでした。

その後、無事にニャーおっさんの方が選ばれているのを見たときはほっとしたものです。実際には僕の意見なんて、選定には1ミリも影響を与えていないんだとは思いますが、でもひょっとしたらって考えたら素敵やん?(笑)

なので、僕にとってのニャーおっさんは普通のキャラクターではなくて、すごく特別な思い入れのある存在なのです。いつかコンドウアキさんが手掛ける他のキャラ達のように、誰でも知っているようなキャラクターになったらいいなぁと願うばかりです。

goodies関連の書籍
▲僕が所有するgoodies関連の書籍です(左上は「カエルボン」、右上は「プリモプエル オフィシャルパーフェクトブック」)。新刊が出なくなってもう何年にもなりますが、プリンツ21のサイトを見るとまだページが存在するのでまたいつか復活してほしいなぁ。

TOPICSキャラ絵本

昨年デビューしたサンエックスの人気キャラ、「センチメンタルサーカス」の絵本が発売されています。

センチメンタルサーカス
[本]センチメンタルサーカス/市川晴子(amazon)

主婦と生活社 2011.12.2発売 980円
ISBN:978-4-391-14111-5

センチメンタルサーカスは、みんなから忘れ去られたぬいぐるみやおもちゃたちが、夜な夜な集まってヒミツのサーカスを開いているという、ちょっと独特の世界観が特徴のキャラクターです。
絵本ではこれまで詳しく語られることのなかったサーカスの様子を垣間見ることができるんですが、丁寧に描き込まれたイラストが、かわいく楽しく、ほの暗い世界を見事に描ききっていて、ファンならたまらん一冊に仕上がっていました。
また、文章が独特の節をつけた感じになっていて、これがまたほんのり狂気を感じさせてくれるようなスパイスになっているんですね。

見どころは後半に描かれている団長、シャッポについてのところ。終始無表情のキャラクターが見せるわずかな心の揺れに、胸がきゅんとさせられてしまいました。

[本]センチメンタルサーカス(出版社の特設サイト)
センチメンタルサーカス(サンエックス公式サイト)