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ちょっと前のことになってしまいますが、今月1日、キデイランド原宿店が復活オープンしました。

キデイランド原宿店
▲オープン初日の様子

キデイランド原宿店といえばキャラクターグッズや玩具を販売する有名店として全国的におなじみの存在でしたが、2年前の2010年6月に建替えのため閉店することを発表し、同年8月にて営業を終了していたんですね。

その間、少し離れた場所に仮店舗「原宿キャットストリート店」をオープンして原宿での営業を継続していましたが、キデイランドと言えばやっぱり表参道沿いのあの場所というイメージだったので、やっと戻ってきてくれた! という気持ちが強いです。

売り場は地下1階地上4階の構成で、以前の地下1階地上5階から1フロア減っています。構成はこんな感じです。

4F リラックマストア&ハローキティショップ
3F トイズワンダーランド
2F キャラクター&ディズニーアベニュー
1F ネクストキデイランド&K-spot
B1F スヌーピータウンショップ

4階と地階はそれぞれのキャラクター専用フロアになっています。ここ数年はキャラクターごとに専門ショップを作る流れを推し進めていますが、それを原宿店にも取り入れた形ですね。
3階は幼児向け玩具とフィギュアやドールなど、大人向けコレクショングッズのフロア。
2階は絵本キャラクターやジブリ、ディズニーグッズのフロア。
1階はキデイランドが一押しする流行りグッズのフロアといった構成です。上の写真では見切れていますが、期間限定で特定のキャラクターをフィーチャーする売り場「K-spot」は以前よりも目立つ外観になっていていい感じです。

ざっと見た感じでびっくりしたのが、各フロアの印象が建て替え前のイメージとほとんど変わらないんですね。「建て替えじゃなくて改装だったっけ?」と一瞬混乱してしまったくらい前と同じでした(笑)。もちろん細かく見ていくと売り場の構成はいろいろと変わってはいるんですけどね。目に付くところではディズニーグッズの売り場がかなり広くなった印象。やっぱりディズニーって売れ行きいいんでしょうね〜。かわりにジブリグッズのスペースはちょっと狭くなったような気がしました。

あとはやっぱり1フロア減ったのがちょっと寂しいです。調べてみると以前の建物は売場面積が1180平方メートル、新店舗は996平方メートルとのことなので、やはりちょうど1フロア分減ってますね。元々拡大のためではなく単に老朽化のための建て替えということでしたし、仕方ないのかな。旧店舗は自社ビルだったのに、今回の建て替えに伴い土地を売却して賃貸契約になったという話もありますし、コストダウン的な意味合いもあるのかもしれません。
キデイランドは数年前からインデックスのグループ企業になっていますが、あの会社って業績が好調というわけではないみたいなので、若干先行きが心配だったりもするんですよね。まあ、詳しくは知らないので勝手なイメージなのかもしれないけど。

店舗では限定グッズの販売やイベントなどにも力を入れている様子なので、今後もキャラクターの世界を盛り上げてくれるランドマーク的存在として、ずっとあの場所で変わらず続いていってほしいなと思います。

キデイランド(公式サイト)
新生「キデイランド原宿店」オープンへ-キャラ商品強化、4万点取り扱い(シブヤ経済新聞 2012.6.28)
新生・原宿キデイランドは“大人買い”のメッカに!?(日経トレンディネット 2012.6.30)

キデイランド原宿店、建替えのため8月末で閉店(2010.6.13)

MEMO

■これも少し前の話ですが、5日にオープンしたビックカメラ新宿東口新店にも初日に行ってきました。僕がよく行ってた新宿三越アルコットの跡地にできた家電量販店です。

ビックカメラ新宿東口新店
▲真っ白い外観になってました。

これまでビックカメラの中で最大の売場面積を誇っていた有楽町店の14000平方メートルを上回る15000平方メートルということで、どんな感じなんだろうと胸を躍らせながら行ってみたんですが、初日で人が多いというのもあるんだろうけど、売り場の配置のせいなのかあまり広さを感じず、アルコットってこんなに狭かったっけ? と思ってしまいました。

たぶん家電以外のアイテム数が多いからなんだと思いますが、肝心の家電売り場が店舗の規模に比べると狭いような気がしたんですね。これだったら広々として遠くまで見渡せる新宿西口店の方が好きかもと思いました。ただ、座れる椅子がたくさん配置されていた点はよいですね。ずっと売り場を見ていると疲れるからね。

売り場ですごいなと思ったのが、携帯電話のアクセサリー売り場。各機種の液晶保護シートやスマートフォンのケースなどが壁一面にずらーっと並べられていて圧巻でした。なんでも日本最大級の品揃えを謳っているそうで、その点数は25000点にもなるそうです。
機種ごとに対応したアクセサリーがあると言っても、1ジャンルの商品が世の中にこんなに流通しているとは驚きました。

あと驚いたといえば、2F、3Fのフロアにユニクロが出店予定だということ。新宿ってただでさえユニクロだらけなのにまだ増えるんですね。アルコットにテナント入居していたジュンク堂書店はビックカメラとも交渉したけど金額面で折り合わず撤退したという話でしたが、ユニクロの方が金払いがよかったか〜。

ユニクロ新宿西口店
ユニクロ西武新宿ペペ店
ユニクロ新宿京王モール店
ユニクロ新宿三丁目店
ユニクロ新宿駅新南口店
ユニクロ新宿マルイアネックス店
ユニクロ新宿高島屋店

調べたら現在新宿駅周辺にはユニクロが7店舗もあるみたいなので、かわりにどこか1つジュンク堂に譲ってあげればいいのに、と思いました。場所的には新宿西口店がいいな。あそこ本屋だったら便利なのにー。

MEMO

■暑い日が続いていますが昨年に引き続きクーラーのコンセントを引っこ抜いて生活しています。今年は更なる節約と部屋の温度上昇を抑えるために、いつも使っているデスクトップパソコンの使用を極力控えて、かわりにノートパソコンを使うようにしてみました。2年前に買ったMacBook Airです。初Macということもあってあまり使いこなせていなかったんですが、ここにきてようやく慣れてきました。

元々デスクトップ派なのでノートパソコンの小さな画面も好きじゃなかったのですが、Lionで搭載されたMission Controlの操作に慣れてくるとこれはこれで全然ありだと思えてきました。スワイプでスイスイと画面を切り替えることができるのがよいです。Snow LeopardにもSpacesという似たような機能がありましたが、断然Mission Controlの方が洗練されていると思います。

Macといえば新OS「Mountain Lion」が昨日発売されましたが、売りがクラウドとかiOSとの統合とかであまり恩恵を受けることができなさそうなので今のところ様子見です。iCloud使ってないもんなー。ああいうのはDropbox、Evernote、Google Tasksあたりで間に合ってるし、そもそもiPod touchと同期しているのってWindowsパソコンの方だし。そこだけはストレージ容量の関係でどうしてもMacには変更できないんですよね。いつかはそういう大きなデータもまるごと無料でクラウド上に持って行けるようになるんでしょうか。早くそういう未来が来てほしいなー。

あとブログの更新も普段Windows Live Writerというマイクロソフト製のソフトを使っているのでMacからはやったことがなかったんだけど、試しにMarsEditというソフトの試用版を入れてみたところ、これがなかなかよくできたソフトで気に入ってしまいました(このエントリーが初投稿)。英語なので細かい部分がよく分からないのと、正規版が3450円もするっていうのがちょっと躊躇してしまいますが、買ってしまうかもしれません。元々節約が目的ではじめたことなのに散財してしまっては思いっきり本末転倒ですけどね。

そもそもろくに更新していないんだからツールなんか使わないで普通に投稿画面使えばいいじゃんって話もありそうですが、それはそれ、ということで…。更新ペースはしばらくはこんな感じだと思いますが、一応もうちょっとちゃんとしたいという気持ちはあるので、いつかはちゃんとするかもしれません(笑)。あと今のブログデザインも飽きたのでもう1度1から作り直したいです。それをやる場合、やり方をすっかり忘れてしまったので文字通り1からやり方を調べるところから始めないといけないので大変です。

ねこ
▲MarsEditのテストを兼ねて画像もUP。このソフト、サムネイルをクリックして大きい画像を表示というのができないみたいですね。どうにかでっかい画像を縮小して表示する方法は分かったのでそれで代用です。Windows Live Writerなら簡単にできるのになー。

MEMOTV

■先日、フジテレビで27時間テレビが放送されましたが、僕の大好きな「笑っていいとも!」がベースになっているということもあってがっつり見てしまいました。個人的に面白かったシーンを挙げるとこんな感じです。

・いいとも名ハプニングシーン紹介
・とんねるずが大昔のネタ披露
・貴さんの「長谷川君」発言
・さんまと仙台放送の絡み
・BIG3の共演
・さまぁ~ず大竹、たらいにマジギレ
・東海テレビと石川テレビのアナウンサーが披露した「ロマンチストの豚」
・高知さんさんテレビの合田さん
・バナナマン設楽の勘違い素人時代の映像
・ダウンタウンとタモリ久々の共演
・梅津アナの結婚披露宴で大暴れするタモリの映像
・さまぁ〜ず三村、いいともメンバーにジュニアがいることに違和感があると今更吐露
・日テレの裏番組「買っていいとも」のMCを任され若干困惑気味のオリラジ中田

いいともハプニングシーンはYouTubeで見たことある映像がほとんどでしたが、テレフォンショッキングに素人さんが出た回は初めて見たので感動でした。
貴さんが長谷川(元)アナの名前を出したときの場の凍りつきっぷりに笑いました。長谷川さんも番組見てたのかなぁ…。
あと貴さんが「帰ってこい片岡飛鳥!」「帰ってこい小松!」って叫んでましたが、片岡飛鳥さんは「めちゃ×2イケてる!」、小松純也さんは「笑う犬の生活」などでおなじみのフジテレビバラエティを引っ張ってきた名プロデューサーのお名前です。どうも2人とも6月で異動になり、バラエティの現場を離れちゃったようですね。わざわざ本番中に呼びかけるところがなんとも貴さんらしいです。
BIG3の共演は27時間を通しての最大の見せ場。さんまが大昔のことを持ち出してタモリをしつこく責めるという定番のネタでしたが、やっぱり何度聞いても面白かったー。一方、たけしが話してた楽屋にタモリが来た話は初めて聞きました。ちょっと意外なエピソードですね…。この2人の関係性って謎が多いですが、このエピソードについても微妙な温度差があったような気がします。
 

"ロマンチストの豚"こぼれ話(長島弘樹の東桜ベース)

そして個人的に大受けだったのが「ロマンチストの豚」。この曲のことは番組を見てはじめて知りましたが、作曲が木下牧子さん、そして作詞がやなせたかしさんという2人の大御所の手による楽曲で、合唱をされている方には非常に有名な曲らしいですね。
この曲、初めて聴くと「そんな曲ホントにあるの!?」って思ってしまうんですよ。誰かが冗談で作ったような感じがして。でも歌詞をよく読んでみると、そこにあるのは紛う事なき”やなせメルヘン”の世界なのです。この誰もが引っ掛かってしまうフックの強さはなんなんでしょうね? やっぱりやなせさんってすごい…と、改めて感じ入ってしまいました。
 

そんな感じで十分に楽しんだ27時間テレビですが、1点だけ引っ掛かるところが…。なんか「笑っていいとも!」が近々終了することが前提っぽい空気が全編を通して流れていたところですよ。少し前から噂は出てましたが、やっぱり終わっちゃうんでしょうか。

僕にとってのいいともは日本の平和の象徴でもあるのでなくなってほしくないんですよ。アルタのお客さんが「そうですね」と口を揃えている光景が全国ネットで放送されている間は日本は平和だというのが僕の中の基準としてあったんですが、実はあのそうですねのやり取りって今はなくなってるの知ってました? 昨年の3月11日を最後にやらなくなっちゃったんですよ。

あれって、「今日は暑いですね」「そうですね」みたいに、タモリは天候ネタを振ることが多かったんですが、たまに「台風が上陸しました」「そうですね」みたいな感じで何らかの被害が発生しそうな天候を話題にすることがあって、それが不謹慎だという指摘があったようなんですよね。でもあれって要は単なる世間話なわけで、もちろんあの脳天気かつ不毛なやり取り自体を不快に思う方も大勢いるだろうことは理解できるんだけど、それでももしあの程度のことすら許されなくなったら日本はヤバいぞと思っていたのでした。

なので僕基準でいくと震災発生後の日本は平和じゃないってことになるんですが、更にいいとも本編まで終わってしまうといよいよ何を基準に日本の平和を実感していいのか分からなくなってしまいます。というわけでそんな僕のためにもやめないでほしいと切に願うばかりなのです。

MEMO

■何年か前から「TV Bros.」という雑誌を定期購読しているのですが、先日購読キャンペーンの特典が送られてきました。

「特殊能力アビル」の図書カード
▲ブロス読者にはお馴染み、おおひなたごう先生デザインの図書カードです

でもこれ、使うのに勇気がいりそうなイラストですね…。大事にしまっておくかな。

ちなみに定期購読していると言ってもそんなに熱心な読者ではありません。昔はコラムや投稿ページなど、けっこう隅々まで読んでいたんですが、最近はコラムどころかテレビ欄すら全然見なくなっていて、何のための購読なのかよくわからない状態になっています。

そんな中、光浦靖子さんのコラムはけっこう楽しみにしていたりします。読むとこの人って、地頭がいいんだろうなぁ~っていうのを感じます。自分自身のことを冷静に客観視できる眼を持ってますよね。よくテレビでも「私はブスだから~」なんて言ってるのを見ますが、それも単なる自虐ではなくて、「私はブスだけど、ただのブスじゃないから!」っていう内に秘めたものを同時に感じます。
ただそうは言っても、日向と言うよりも日陰といった趣の、若干屈折した考えに支配されているところも光浦さんらしさです。コラムでは、同じく屈折してしまった人達へ向けて、的確なアドバイスを施してくれています。
 

せっかくブロスのことを書いたので他のページも一通り目を通してみたところ、以下のような情報の入手にも成功しました。

・ローラは料理が得意
・オードリー若林は大学時代にミッフィーの筆箱(姉のお下がり)を使っていた
・松尾スズキが「レバ刺し違法化カウントダウンの会」なるものを結成
・細野晴臣は野性爆弾・川島の音楽的才能に注目している
・ラクダは興奮すると口から胃を出して威嚇する
・きゃりーぱみゅぱみゅは弱ったブタにぐっとくる
・太陽の塔を巡って岡本太郎と丹下健三が取っ組み合いのケンカをした説
・つば九郎のCDが発売中
・枡野浩一が南阿佐ヶ谷に書店をオープン
・三ツ矢雄二は酔って記憶をなくしている間に栗ご飯を炊いた
・ふかわりょうは自宅の天窓で日食を観た

ふむ。面白いじゃないですか。やっぱり今度からはちゃんと読もうと思いました。
 

あと気になったのが天久聖一さんのコラム。中学校時代、同じクラスに大柄で内向的で荒俣宏似の女の子がいたそうで、ちょっと孤立しがちな子だったそうなんですね。ところがある日、校内で大声コンテストがあり、みんなが「うおー!」とか「きゃー!」とか叫ぶ中、その子はなぜか「オスカール!」と叫び、これがきっかけとなりその子の元に漫画好きの子達が群れるようになったんだそうです。

で、この話で注目したいのは、誌面の別ページで荒俣宏さんが登場しているので、おそらく荒俣さんの元にも見本誌が送られていると思われるところなんですよ。せっかくなので荒俣さんには自分に似た女の子のちょっといい(?)話が掲載されていることに気づいてほしいと思ったのでした。
 

それともう1点、「もうひとつの選抜総選挙」という特集ではサンリオキャラクター大賞がピックアップされていました。ゲイライターのアボンヌ安田さんという方による今年のランキング予想が載っているんですが、キャラクターの説明に添えられている画像がイラストではなく、キャラクターをイメージした動物の写真というところにブロスらしさを感じましたです。
(ちなみに以前ブロスでは「サザエさん」特集をしたときに、キャラクターのイラストどころか、コミックの表紙や、キャラのシルエットやボカシでの掲載もNG、挙げ句には今回のような感じで魚の写真を使ってキャラクターを連想させるような誌面構成にしようとしたところ、それすらNGを食らって編集が誌面で愚痴るということがありました(そのへんの詳細は雷電のチチ日記さんに載ってます)。サンリオは写真ならOKと踏んだ模様)

で、このアボンヌさんの予想、妙に手堅いランキングになってるな…と思ったら、この方けっこうなサンリオファンのようですね…。ポチャッコ推しだそうですが、そう言いながらコラムのページでは平然と”ハローキティとスヌーピーを交配させたようなキャラ”と書くあたりさすがです。しかも、リトルツインスターズのララのお姉さんっぷりがどうも気に入らないらしく、かなりの行数を割いてこき下ろしてました(笑)。ファンシーキャラに対してここまで正面切って文句を書き綴っている人は珍しいですよ…。でも、それすらララの手のひらで踊らされてることを自覚した方がいいですね。そんな細かいことを書いたってララには勝てないんだからね。

ちなみに僕は特に投票の予定はないですが、ここはやはり今年10周年を迎えるシナモロールを推していきたいと思います。上位の壁は厚いですが、どうにか3位には入ってほしいな!

八千代銀行 ポチャッコページ…ポチャッコと言えば都内では八千代銀行でおなじみ。アボンヌさんもメインバンクはここかな?

MEMOGAME

■E3がはじまりました。今年は全体的に若干地味な感じはしたものの、細かく見ていくといろいろ気になる発表がありました。主要3社の発表のうち、敢えてハード関連の話題を中心に気になったところを挙げてみます。
その前にAV Watchの西田さんの記事にリンク。

MS、Xbox E3 Media Briefingで「Xbox Music」発表 ~Xbox SmartGlassで「なにも足さずマルチデバイス連携」~
SCEA E3 2012 Press Conference。新作ゲームアピール ~AR電子書籍「Wonderbook」をJ・K・ローリングと~
Wii Uで「テレビからの独立」。任天堂 E3会見 ~最初のデイスプレイに。ユーザーとの関係も変化?!~

マイクロソフトが発表した「Xbox SmartGlass」は既存のタブレット/スマートフォンとXbox360を繋げて2画面化するシステム。似たようなコンセプトのWii Uとは違い、映像データそのものを転送するのではなく、再生情報などの付加情報を無線LAN、もしくはクラウド経由で共有することで連携するようですね。Windows8、Windows Phoneに加えて、iOS、Androidにも対応していて、手持ちの機器があれば特別新しいハードを買わずに実現できるところが売りみたいです。注目されているスマートテレビ市場に新たな手を打ってきた感じでしょうか。
他に「Xbox Music」などの発表もあり、マイクロソフトはXboxのホームエンターテインメント・システムとしての立場をより強調してきた印象です。

一方、ソニー・コンピュータエンタテインメントは「cross platform feature」という、PlayStation3とPlayStation Vitaを連携する取り組みについての詳細を発表。VitaをPS3のコントローラがわりにする「Cross-Controller」はがっつりWii Uと競合しそうなコンセプトですね。対応ソフトがどのくらい発表されるのかが気になります。
スマートフォン向けプラットフォームの「PlayStation Suite」は「PlayStation Mobile」と改名。HTC製スマートフォンの対応が発表されたりと、徐々に土台ができつつあるようですが、ユーザー側からするとこのサービスならではのゲームっていうのがあまり見えてこないのが気になります。
そして、ある意味目玉だったのが「Wonderbook」。PlayStation MoveのAR技術によって”遊べる本”を実現したシステムです。第1弾ソフト「BOOK of SPELLS」はJ.K.ローリングが「ハリー・ポッター」の世界をベースに書き下ろした作品とのことで、Move自体の存在感がないに等しい日本はともかく、海外ではなかなか注目されるタイトルになるんじゃないでしょうか。

そして新ハード「Wii U」を擁する任天堂ですが、全体的な感想としては妄想が外れたのはいいとして、例えば液晶の解像度だったり、Wii/Wii UのゲームをGame Padだけで遊ぶことが可能なのか? といった当然発表されるであろうと思われていた細かい仕様については依然として隠されたままだったので、若干やきもきしてしまいました。NFC機能についても詳細は伏せられたままでしたし。これはおそらく、一気に情報を公開するよりも、少しずつ公開していった方が発売まで注目を引きつけることができるという作戦なんでしょうね。
そんな中びっくりだったのが「Miiverse」というSNSシステムを発表したこと。まさか任天堂が自前のSNSを作るなんて、まったく予想だにしていませんでした。単なるSNSというわけじゃなく、ゲーム内にも密接に関係しているところが面白そうです。スマートフォンやPCなどの端末とも連携してTwitterのタイムラインのような表示にもできるようでしたが、たぶん特定のフレンドと密な交流をするよりも、不特定多数とゆるく繋がる感じがキモになってくるんでしょうね。そういう意味ではニコニコ動画のコメント機能に近いのかもと思ったり。

こんな感じで各社の発表を見ていると、もう完全に閉鎖的なプラットフォームのままでいるという時代じゃないんだな~、という印象を受けました。各社それぞれにプラットフォームの独立性を守りつつ、一方どういう部分でスマートフォンなどの外部端末と連携していくのかといった模索が見えてきて面白いです。
 

【E3 2012】世界的人気のパズル最新作!『Scribblenauts Unlimited』(gpara.com)

あとソフト関連ではスクリブルノーツの新作「Scribblenauts Unlimited」がWii U/3DS/PC向けに発表されたのがびっくりでした。てっきりスマートフォン向けにシフトしていくんだと思っていたので…。今作ではマックスウェル君のパーソナルな部分にもスポットが当たるらしいので楽しみです。日本でも発売されるかな?

マックスウェル君のアクションフィギュア
▲これはマックスウェル君のアクションフィギュアです。だいぶ前に買いました。