MEMO

■あけましておめでとうございます。今年は年明け早々芸能ニュースがすさまじいですね。今のところあの件もあの件も、決着の行方が不明な感じだし、しばらく見守っていきたいと思います。

えーと、年末年始はいつものように実家に帰っていたんですが、1年たつとちびっ子も大きくなっていたりして、月日の流れに驚かされます。

帰省中はだいたい家から出ないか、行ってもその辺のスーパーとか新居浜のイオンモールくらいにしか出かけないのですが、今年はどういうわけか高知の日曜市に行くみたいなことを言い出したので僕もついていったのでした。

日曜市の様子
▲日曜市に行くのは20年ぶりくらいでした。

いちご
▲いちごも安い。

ひろめ市場
▲人気の観光スポット「ひろめ市場」。活気がすごかったです。

高知城
▲そして高知城にも行きました。いい天気。

アイスクリン
▲高知と言えばアイスクリン。

カツオのたたき
▲そしてカツオのたたき。

そんな感じで久しぶりに家族で観光な感じが楽しかったです。
 

そして、家にいるときはだいたいテレビの正月番組を見てるんですが、ここ数年はわざわざ東京からWii Uを持ってきてみんなで遊んだりもしてるんですね。一昨年はなぜか「レゴシティ アンダーカバー」が大ブレイクして、みんなでずーっとやってました。今年はソフトも増えてどうなるかなと思ったら、意外なものがブレイクしたのでランキング形式で紹介します。

4位 「ラビッツランド」
Wiiで人気だったラビッツのパーティゲーム。正直言ってゲームのつくりとしてはかなり雑な作品だとは思うんですが、みんなで遊ぶとそこそこ盛り上がりました。ただ操作が独特で慣れないミニゲームが多かったかな。姪がラビッツを見て「ミニオン」みたいと言ってたけど、僕もそう思ってました。雰囲気が似てるよね。

3位 「ニンテンドーランド」
Wii Uと同時発売された任天堂作品をモチーフにしたミニゲームがいろいろ遊べるパーティーゲーム。「マリオチェイス」と「どうぶつの森 キャンディーまつり」が人気だったかな。モンバンさんを操作するときのあたふた感が楽しかったです。

2位 「スプラトゥーン」
最初は甥と対戦で遊んでみたんだけど、PROコントローラで遊ぶのが初めてだった僕は大苦戦! その後、ナワバリバトルを遊んでもらったところすっかりはまってしまったようで、ランク10になりガチバトルで遊ぶようになると更に夢中になり「これ(ガチバトル)はオレのゲームだ!」なんて言う始末。「このゲーム作った人すごいね!」と賞賛の言葉を並べていました。
甥は基本的に僕よりもだいぶゲームが上手なんですが、「オレのゲーム」なんて言うだけあって、スプラトゥーンの上手さには目を見張るものがありました。最初から僕より上手かったもん(笑)。

1位 「GAME & WARIO」
「メイドインワリオ」のチームがWii U向けに作ったミニゲーム集ですが、その中の「スケッチ」がやたら盛り上がりました。1人がゲームパッドに絵を描いて他の人が何を描いているか当てるというだけのシンプルな遊びなんだけど、ばかばかしくて何回やってもみんなで大爆笑。ルールも簡単なので3世代で遊べました。

あとは「ドラクエ10」の様子を見せたかったんだけど、始めてすぐに夕食の時間になってしまって全然見せることができなかったことだけが悔やまれます。また来年かなぁ。

 

みきゃん売り場

話は変わって、愛媛県のキャラクターと言えば「みきゃん」ですが、もうすっかり町の雰囲気に溶け込んでいるというか、定着した感がありました。

手帳のみきゃん
▲えひめ県民手帳の表紙にも登場してました。すだちくんバージョンがある徳島県には負けるけど。

手帳に掲載されていたみきゃんプロフィールによると誕生日は2011年11月11日でワンワンワンワンの日とのこと。

妹「なんでワン?」

僕「そりゃあ、みきゃんって犬だし……」

妹「え? 犬なの!?」

僕「そうだよ。今まで何だと思ってたの」

妹「みかん」

僕「……」

ということで、まだそこまで定着していないようです(正確に言うと、みきゃんはみかんと犬をモチーフにしたキャラなので間違っているわけではないですが……)。

実家のある四国中央市のキャラクター、「しこちゅ~」も何気に知名度を上げている様子。写真に撮れなかったんだけど、道沿いにしこちゅ~のイルミネーションなんかもあったりしました。いつか生で見てみたいけど、お正月は稼働がないみたいなのが残念です。

しんじょう君グッズたち

あと、僕が好きだと言っていた「しんじょう君」のグッズをいっぱいもらいました。昨年はゆるキャラグランプリ4位だったしんじょう君ですが、今年は上位3位のキャラたちが軒並み立候補しないらしいので、次こそグランプリが狙えるのでは!? と密かに期待しています。がんばれ、しんじょう君!

MEMO

■こんばんは。いつの間にか今年ももう終わりですね。あーあ。1年前に今年はいろいろやるみたいなことを書いた気もするけど、自分でもびっくりするほど何もできなかった自覚だけはあるので、なんて書いていたか確かめるのはやめておきます。

でも地味に最低月1回更新しておいたおかげで、右列のアーカイブの欄を見るとあたかもちゃんと更新しているかのように装うことができました(我ながらしょぼい作戦だ)。

来年は月1を月2にできればいいですね。そしてもうちょっとキャラクターのことを書ければいいですね。あとね、何年か前にここで謎の4コマ漫画を連載していた時期があったんですよ。あれ途中で止まっているのでいい加減完結させたいと思いました。あ、また絶対来年の今頃後悔しそうなこと書いてしまった。まあいっか。

それにしても年末のテレビはいつも以上にスマホゲーのCMが怒濤のように打たれてますね。コンシューマゲームももっとがんばれ~。

MEMO

文藝春秋刊「いきもののすべて」P6より

漫画家・イラストレーターのフジモトマサルさんが11月22日にお亡くなりになりました。46歳。慢性骨髄性白血病だったそうです。

病気だったことも全く知らなかったし、発表はあまりに突然すぎでした。

フジモトさんは動物を擬人化した主人公の漫画作品を多く発表されていました。こうしたモチーフは、一見子供向けっぽくなったり、かわいくなりすぎたりしがちですが、シンプルなのに深みを感じるイラストにシニカルでニヤっとさせられる台詞が乗り、他にはない立ち位置の世界観を構築されていました。

回文やなぞなぞといった、言葉遊びが得意なことでも知られていて、回文物語における金字塔作品「ダンスがすんだー猫の恋が終わるとき」の発売時に新潮社「波」(2004年9月号)に寄せた本人による紹介文(Internet Archiveより)に、そうなった経緯が語られています。

著作の装丁は、初期はクラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さん・吉田浩美さんコンビが、後期は名久井直子さんが主に手掛けていました。そのこだわりの中に文芸の臭いを感じさせてくれて、そういった類いの本をほとんど買わない僕の本棚を鮮やかに彩ってくれました。

新刊が発売されると書店にサイン本を書きに回られていて、そのことをうっかり忘れて近所の本屋で買ったり、ネットで注文してしまったりして、あとで後悔するというのがあるある話でした。

今年公開された村上春樹さんの期間限定サイト「村上さんのところ」にてイラストを担当。後に発売された書籍版でも描き下ろしイラストが収録されました。村上さんのファンの間では、安西水丸さんの後継として今後もタッグを組まれるのではと好意的に受け取られていて、これを機に日本を代表するイラストレーターへと羽ばたいていくのでは……なんて未来を想像していた矢先の出来事だったのが残念でなりません。

プライベートでは結婚・離婚歴があったとのこと。元奥様で版画家・コルク人形作家の片岡まみこさんのInstagramを拝見してはじめて知りました。

フジモトさんは僕にはまったくなくて、欲しいと思っていたものをすべて持っていた憧れの人であり、理想の人でもありました。もう新しい作品が読めないと思うと悲しくて仕方がありません。

フジモトさんの著書たち

MEMOTV

■こんばんは。ハロウィンだそうで、今年も渋谷がすごいらしいですね。でもあれって本当にあんなことになってるんでしょうかね? 実際に行ってこの目で確かめてみたい気もするけど、そういう人もやって来て余計にごった返してるんでしょうね。

さて、今日で10月も終わりということで一応更新しておきます。今回は不定期で自分メモ的に書いている今見てるテレビ番組についてのエントリーです(前回はこちら)。

前回と比べて番組本数が増えました。世の中と逆行している感満載ですが、今っておもしろいテレビ番組多いな~って思うんですよね。僕のテレビウォッチ人生の中で、今がいちばん「テレビ楽しい!」って感じかもしれません。みんなももっと見ればいいのにね。

例によってバラエティー番組ばっかりなんですが、実は今回書き始めたのが9月頃なので秋の改編期またいでしまったんですよね。なので、先月終わっちゃった番組もせっかくなので含めています。 
 
月曜日
YOUは何しに日本へ?(テレビ東京)
しくじり先生 俺みたいになるな(テレビ朝日)
月曜から夜ふかし(日本テレビ)

火曜日
踊る!さんま御殿!!(日本テレビ)
マツコの知らない世界(TBS)
有吉弘行のダレトク!?(フジテレビ)
そんなバカなマン(フジテレビ)

水曜日
ホンマでっか!?TV(フジテレビ)
水曜日のダウンタウン(TBS)
マツコ&有吉の怒り新党(テレビ朝日)
ナイナイの海外定住実験バラエティー 世界のどっかにホウチ民(TBS)9/30終

木曜日
アドベンチャー・タイム(TOKYO MX)
人間観察バラエティ モニタリング(TBS)
とんねるずのみなさんのおかげでした(フジテレビ)
ダウンタウンDX(日本テレビ)
アウト×デラックス(フジテレビ)
アメトーーク(テレビ朝日)
クレイジージャーニー(TBS)
夜の巷を徘徊する(テレビ朝日)
さまぁ~ず×さまぁ~ず(テレビ朝日)

金曜日
ダウンタウンなう(フジテレビ)
孤独のグルメ Season5(テレビ東京)10/2スタート

土曜日
カリメロ(テレビ東京)
マツコとマツコ(日本テレビ)9/26終
さんまのお笑い向上委員会(フジテレビ)
ざっくりハイタッチ(テレビ東京)
久保みねヒャダ こじらせナイト(フジテレビ)
ゴッドタン(テレビ東京)
ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!(テレビ朝日)

日曜日
ドラゴンボール超(フジテレビ)
ワイドナショー(フジテレビ)
ワイドナB面(フジテレビ)
東野・岡村の旅猿8 プライベートでごめんなさい…(日本テレビ)10/4スタート
モヤモヤさまぁ~ず2(テレビ東京)
オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~(フジテレビ)9/13終
ヨルタモリ(フジテレビ)9/20終
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!(日本テレビ)
にけつッ!!(日本テレビ)
 

それでは各番組について触れてみます。

「しくじり先生」はゴールデンになってからの途中から見始めました。この番組は勇気のある構成というか、通常だとVTRで作り込むようなエピソードを本人に壇上で語らせるというのがすごいなと。

「そんなバカなマン」は今勢いのあるバナナマンの番組を「Youは何しに~」以外にも1本見ておきたいなと思って見始めました。番組のメイン企画、「パシフィック・ヒム」は2人の良さが発揮されてて楽しいです。バカリズムのアイドル回やこの前あったYouTuberの回もすごかったです。

「水曜日のダウンタウン」は、前番組の「100秒博士アカデミー」が結構面白かったのに終わらせて始めるってことで最初は不安でしたが、始まってみたらむちゃくちゃ面白い番組でしたね。今いちばん面白いと言っても過言ではないかも。浜ちゃんの「こちらー!」とか、息ができないくらい笑い転げましたよ。いやー、藤井P最高です。

「世界のどっかにホウチ民」はナイナイが2人でやってる番組としては超久しぶりに見ましたが、本当におもしろかった~。4人の芸能人を世界のあちこちに送り込んで3ヶ月住まわせるっていう企画なんですが、ほとんどVTRがなかった吉本企画の人以外は3人とも個性が出ていて見応えがありました。ボリビアの人の生活が特に興味深かったですね。あんな短期間でスペイン語ってしゃべられるようになるんだとびっくりしたり。
最初の10万円とバイト代だけだと生活費足りてないだろとかいうツッコミもしようと思えばできるけど、切り詰めた生活を見せられても面白くないだろうし、見せ方としてはよかったんじゃなかなと思います。

「アドベンチャー・タイム」はカートゥーンネットワークで放送されているアメリカのアニメです。前から気になっていたのでレンタルで見ようかと思っていたら、MXでも放送が始まったので見始めました。見た感想としては、思っていた以上にイマジネーションに溢れる世界が描かれていて感動しました。こういう作品って日本にはないよね。なんでないんだろうね?

「クレイジージャーニー」はお正月のパイロット版から全部見てますが、今いちばん攻めてる番組ですよね。そんなの放送していいの? っていう映像のオンパレードで毎回びっくりします。あのアフリカの人が牛の血を吐く一連の映像は、あまりのことに今自分が何を見せられているのか、頭の処理能力が追いつきませんでした。

「夜の巷を徘徊する」はマツコ・デラックスのロケ番組。よくある"街ブラ番組"とは全然違った面白さがありますよね。サービスエリアの回で"人間交差点"っていうワードが出てきたけど、まさに番組自体がそんな感じがします。今のマツコだからこそ成立するんだろうな。ずっと続けてほしいです。

「ダウンタウンなう」は「教訓のススメ」が終わって始まった番組ですが、まあ、面白くは…ないですね。「お悩みハシゴ酒」をメイン企画にした方がいいかも…と思っていたらなんかそんな感じになりそうですね。

「孤独のグルメ」はTwitterのタイムライン上で見ている人がちらほらいたので見てみたら面白かった、という経緯で好きになったドラマです。こういう番組を作れるのはテレ東ならではだと思います。他の局だと、むりやり余計な演出とか入れそうだし。メインの食事シーン以外も、自営なのに個性の強いクライアントを相手にいちいちダメージを受ける打たれ弱い五郎さんがなんかツボです。

「マツコとマツコ」はジャンル的には科学バラエティーになるのかな? こんな1発ネタみたいな企画がレギュラーになると知ったときはびっくりしましたが、意外と面白かったですね。見続ける予定じゃなかったのに結局最後まで見てしまいました。
 
「さんまのお笑い向上委員会」はフジテレビが昔を懐かしがって作った感じの番組です。僕は昔のフジテレビのノリが嫌いじゃないので面白がれるけど、見疲れはします(笑)。さんまのパターン笑いやホリケンの勝算ゼロで始める行動が苦手な人には苦痛でしかない番組かと思われます。 

「ゴッドタン」は何年も前から見てはいるんですが、企画によって見ない回もあったりするので(キス我慢とか)一覧には入れてなかったんですよね。でもだいたい見ているのでまあいいかってことで入れました。僕のお気に入りキャラは"彼氏のいるアイドル"こと二瓶有加さんの彼氏です。キングコング西野との対決は笑ったなぁ。またキャスティングしてほしい…。

「ドラゴンボール超(スーパー)」は「ドラゴンボールZ」のその後を今更描いたオリジナルアニメです。といっても少し前までは映画「神と神」のストーリーをなぞってる感じでしたね。この先ジャコも出るみたいなのが楽しみです。

「オモクリ監督」は深夜の「OV監督」時代に見始めたんですが、大好きな番組だったので終わってほしくなかった! でもやっぱりあれだけの人気芸人たちを拘束して映像を作るというコストを考えると難しいよねぇ。なにか違う形でオモクリの魂を継承する番組が生まれることを願いたいです。
 
「ヨルタモリ」も終わっちゃいましたね。この番組はほんとにタモリの底力を見せられました。番組の中の番組として挿入されるミニコント、どれもがタモリにしかできない唯一無二の世界観が構築されていてすごかったです。中でも鉄道をテーマにした「始点・終点」や「日本の車窓から」は日本のコント史(でいいのかな?)に残すべき名作だと思います。

以上、そんな感じかな。全体的に見るとマツコ・デラックスの番組が多いですね。ほとんど見てる勢い。見るとやっぱり面白いし、それそれの番組で違った面白さがあるのがよいです。ただ気になるのは、特に「夜ふかし」で顕著だけど、地域いじりが半端ないよね。田園都市線ネタとか、見てるこっちがちょっと心配になるレベル。そういういじりって昔はタモリとかもやってたけど(だ埼玉とか、名古屋がどうだとか)、いつの間にかやらなくなったよね。マツコもいつかはそうやって言わなくなるんでしょうか。その辺マツコがどう考えてるのか、ちょっと気になります。

MEMO

佐野研二郎展フライヤー
▲8年前に見に行った個展のフライヤー(裏面)

今、佐野研二郎さんについて思うことを書く場合、話が多方面に展開しすぎて焦点がぼやけ、何が言いたいのか分からない文章になってしまうのは確実なので、何も書かないというのが正解なのかもしれません。
それでも敢えて、何か書いてみたいと思います。

今回の騒動、発表されたオリンピックのエンブレムがダサいと話題になっているのをネットで見て、「たしかになんか微妙だな」と思ったのが最初です。その後すぐ、佐藤研二郎さんがデザインしたことを知り、「こういう作風もやるんだ」と意外に思ったことを覚えています。

というのも、佐野さんは広告の分野で活躍するアートディレクターの中でも特にキャラクターを使った展開を得意とする人で、僕的にはやっぱり、auの「LISMO」とかTBSの「BooBo」とかの人っていうイメージが強かったからなんですね。

そして最初の疑惑、ベルギー人デザイナーからの盗作疑惑が持ち上がりました。そのときは、「佐野さんが盗作なんてするわけないでしょ」と思いました。だって、佐野さんって言ったら超有名アートディレクターですよ? それに、こういった世界的に注目を集める作品を発表すると、「私の作品に似ている!」なんて言い出す人が大なり小なりいるものです。特に今回のような要素をそぎ落としたシンプルなデザインならば尚更です。

この頃にはエンブレムも見慣れてきて、だんだんかっこよく見えてきました。ところがそういう人は少数派だったみたいで、ネット上では”デザインが気に入らないから疑惑に便乗して叩いてしまえ”的な流れが目につくようになりました。それとこれとは話が違うと思ったし、何か一言つぶやいておきたいと思いました。
でも、それって単なる「根拠のない擁護」と取られちゃうのかなぁと思い直し、しばらく様子を見ることにしたのでした。

しかし、事態は落ち着くどころか、火の手はネットの中だけでは収まらず、テレビや新聞などのメディアをも巻き込んでの空前の大炎上状態へと突入していきます。

そのきっかけとなったのが、サントリーのトートバッグのデザイン盗用疑惑です。これは疑惑というよりも、誰がどう見ても100%盗用だと言わざるを得ないものでした。そして、当初の疑惑を払拭するべく発表したはずエンブレム原案と、同時に改めて公開されたエンブレムの展開例として作られたイメージ画像それぞれに新たな疑惑が持ち上がります。イメージ画像については他人の写真を許可を得ず使用したものであったことが明らかにされ、ついにはエンブレムの使用が中止されるに至りました。

この展開はまったくの予想外なもので、ただただ衝撃でした。そんな雑すぎる仕事をしていたなんて、という驚きもそうですが、バッシングのされ方とか、世間のデザインに対する考え方とか、デザイン業界の常識とか、何が正解なのか分からなくなるという点でも不安な気持ちになりました。

結局のところ、佐野さんは実力もないのにスターデザイナーとして神輿に担がされたただの身の程知らずで、僕はそんな作り物のネームバリューに目がくらみ、ありがたがってたおバカさんだったのでしょうか。

「そんなわけない」

って、思うんですけどね……。

佐野さんは、9月1日付で自身のサイトに「エンブレムにつきまして」と題した文章を発表しました。でもこの文章は、言いたいことは分かるんですが正直物足りないものでした。まず「なんでテキストが画像になってるの?」っていう点がありますよね(これは、自分にとって都合の悪い文章が検索サイトに引っかからないようにしたい人が行う典型的なやり方です)。それに、結局のところ謝罪したのはトートバッグの件だけで、他の作品についてはどれが模倣でどれが違うのか、詳しい説明がないまま、被害者的な側面だけを強調した文章になってしまっています。

これだけの騒動の中苦しい状況だとは思うけど、どういう経緯があったのかなど、時期を見て丁寧に説明してほしいなと思います。
エンブレムの問題はともかく、佐野さん自身の問題としては本人の説明なしにはすっきりしないと思いますし。

ほんとに、何が正解なんでしょうね?

MEMO

■あー。8月も終わりですね。前回の更新から2か月、いろいろありましたね。任天堂の岩田社長が亡くなったりとか。岩田さんのことは、今年に入ってこのブログでも1度触れているんですよね(少ない更新頻度にも関わらず)。

このとき、任天堂がDeNAと組むっていうニュースの見出しを見ただけで頭が真っ白になってしまった僕にとって、今回の突然の訃報というのはもう、なんていうか、たまりませんでしたよ本当に…。こういうことが起こる可能性を、これっぽっちも想像していなかったしね。もちろん少し前に胆管腫瘍でお休みしていたことは知っていたけど、そこまで重い病気だったとは。

岩田さんのことはまたいつか改めて書いてみたいです。
 

■あと全然話が変わりますが、8月は僕の好きなglobeという音楽グループの結成20周年の月でもありました。また病気の話になっちゃうけど、ボーカルのKEIKOさんは4年前に発症したくも膜下出血のために療養中なんですよね。いつかまた元気な姿を見せてくれる日が来ることを待ってます。

せっかくなので、ここで僕の好きなglobeの曲TOP5でも発表してみます。

5位 FREEDOM
小室さんがいちばん勢いのある頃に発表した曲なので、知っている人も多いと思います。これぞ小室哲哉っていう感じのシンセが映える楽曲ですよね。当時のMステで披露した生演奏もかっこよかったです。歌詞もユニット名を連想させる感じなのがいいです。

4位 Knockin’on the door of my heart
「Light2」というアルバムの収録曲です。ファンの間では「女神」という曲がKEIKOさんへのプロポーズソングだと言われているんですが、僕的にはこっちなんですよね。女性目線で描かれているようでいて、これってまんま当時の小室さんの心境を綴っているかのように思えて。ちなみにこの曲と「女神」の歌詞には「安らぎの服」という共通のアイテム(?)が出てくるんですが、それもお気に入りです。

3位 get it on now feat.KEIKO
「LEVEL4」というアルバムの収録曲で、同時発売されたシングルの表題曲です。このアルバムがとにかく大好きで、以前小室さんのサイン会に参加した時も直接言ってしまったくらいなんですが、中でもお気に入りなのがこの曲です。結婚直後にリリースしたとは思えないような、不穏な空気の漂う曲調なのがよいです。
ただ、この曲が好きって名指しされているのをあまり見ない気がするんですよね。もっと難解な気がする「out of (c) control」は結構見るのに。そこがちょっと残念ですよ。

2位 genesis of next
アルバム「Lights」収録のシングル曲。globeのトランス期を代表する、ファンの間でも非常に人気の高い楽曲です。10分近くもあるのに全然飽きさせない凝った展開が見事です。どっちかというとシングルバージョンがお気に入り。

1位 Soldier
アルバム「maniac」収録。globeの曲すべてに言えるんだけど、KEIKOさんのボーカルが120%引き出されるように綿密に作りこまれているんですよね。
だからglobeの曲を他の人が歌ってもイマイチに聴こえちゃうし、またKEIKOさんがglobe以外の歌を歌っても物足りない感じになっちゃうんです。
この曲はその極致とも言えるんじゃないかと勝手に思っているんですが、まさにKEIKOさんのことだけを考えて作られたという感じが、曲からも詞からも伝わってくるのが好きなところです。
あと5位~2位まで、小室さん=シンセみたいな印象でしたが、この曲はアコースティック・ギターの音色が効果的に使われているという点でもちょっと新鮮だったりします。

以上、長々と書いてみました。正直に書くと僕は元々KEIKOさんのこと自体はそんなに好きではなかったんですよ。特別歌が上手いとも思ったことなかったし。でもglobeの曲をずっと聴いてると、小室さんのKEIKOさんへの半端じゃない思いが伝わってきて、「ああ、globeってKEIKOさんがいないと成立しない音楽なんだなぁ」って思うようになったのです。

…あ、マークのこと書くの忘れてた(笑)。