MEMO

フジモトマサルさんが2001年に刊行した『ウール100%』という作品があります。主人公のドリーは毎日日記を書いていてるのですが、落ち込むようなことがあった日には明るい気持ちになるような詩を書くような人物です。ドリーはふと、そのことを友人に話したところ、詩人だなんだと散々馬鹿にされてしまいます。言うんじゃなかったと後悔したドリー。うちに帰ると、明るい気持ちになるような詩を書くのでした……。

ドリーじゃないけど、僕ももやもやした気持ちの時は頭の中にお花畑を思い浮かべたりしています。ちょっとほんわか楽しい気持ちになりそうじゃないですか? そういえば、小さい頃の実家の庭にはチューリップとかつつじとか、ひまわり、コスモス、マーガレットなど、季節ごとにいろんな花が咲いていました。最近リアルな花を見ていない気がするので、どこかに見に行きたくなってきました。

さて、このキャラピットというサイトですが、今日5月10日で開設してから25年経過してしまいました。ははは……(謎の笑い)。はじめて作ったホームページを25年も続けている人、あまりいないと思うので、そういう希少性だけを胸に秘めながらこれからも続けていこうと思います。

実はこれまでのサイト運営を振り返る文章も書いてみたんですが、8割くらい書いたところですごくつまらない内容になってしまったことに気づいてキーボードを打つ手が止まってしまいました。でもせっかく書いたので、最後まで書いたらこのエントリーにこっそり追加したいと思います。

いろんなことがあったけど、ものすごく何もなかったとも言えます。こんなに変わらなくていいのかなとも思うけど、それってけっこういいことだよねと思うことにして今日のところは締めたいと思います。それでは、おやすみなさい。

うさぎ

MEMO

18年前に発売されたゲームソフト『MOTHER3』の主人公たちのぬいぐるみが発売されるというので購入しました。

MOTHER3 ぼくとともだちのぬいぐるみ
▲左からダスター、クラウス、リュカ、クマトラです。

クラウスとリュカ
▲クラウスとリュカ

ぬいぐるみ等の立体物はなるべく買わないようにしているのですが、これは例外中の例外ですよ。『MOTHER3』は僕の中では特別すぎる作品ですのでね……。

正直、大昔に完結した作品にいつまでしがみつかないといけないのかという気もするのですが、そういうの抜きにしてこのぬいぐるみは本当によくできています。ぬいぐるみを手に取り、ここまで心を揺さぶられたのは初めての体験でした。

ちなみに、ここではあまり触れたことがないのですが、僕は『MOTHER3』のファンサイトというのを作っているのですよね(しかも発売中止になったNINTENDO64版の情報のみ扱っているというマニアックなサイトです)。ずっと放置したままだったのですが、昨年の8月になにかの気の迷いでスマートフォンで見られるようにしようと思い立ち、丸1日掛けて改修したのでした。その際に人生で初めて主人公のリュカの絵も描いてみて改めて気づいたのですが、リュカたちの公式イラストってドット絵しかないのですよね(スマブラで綺麗な3DCGやフィギュア化はされているけど、あれは半分2次創作的な存在ですし)。そういう観点からも今回のきちんとしたぬいぐるみ化にはすごい意味を感じます。

サイトにもリンクしておくので、もしよかったらスマホで見てみてくださいね。

キマイラの森

あの頃の自分に、二十数年後にこんなぬいぐるみが発売されるんだよと言っても信じてもらえないだろーなー。

TOPICS絵本

久しぶりに絵本の紹介をしますよ。

がっぴちゃん
[本]がっぴちゃん/高山一実・文、みるく・画(amazon)
KADOKAWA 2024.2.21発売 1540円(税込)
ISBN:978-4041146613

本屋さんでたまたま見かけて、そのかわいい表紙に一目惚れして手に取りました。作者の名前を見て、どこかで見たことあるようなと思ったら、僕の大好きなテレビ番組『オールスター後夜祭』で有吉弘行さんとともにMCをされている高山一実さんじゃないですか。こういう活動もされているとは知りませんでした。

ストーリーは、5歳になったがっぴちゃんが母親に言われて「ちきゅうさん」という友達を探しに行くという内容。表紙のがっぴちゃんもかわいいけど(上の画像だとなぜか出ていないけど、目の間にある影がいい)、中の絵もむちゃくちゃかわいくて心を掴まれました。特に海のシーンの柔らかそうな波の表現が凄くきれいで素敵です。物語的には最後の終わり方がちょっと唐突に感じましたが、シリーズ化の構想もあるようなので更なるがっぴちゃんの冒険もぜひ見てみたいです。

[本]がっぴちゃん(出版社の紹介ページ)
高山一実 OFFICIAL SITE(公式サイト)
みるく(公式サイト)…プロフィールによるとSNSを中心に活動するイラストレーターさんとのことです。

MEMO

漫画家の鳥山明さんの訃報が公表されてもう1ヶ月近く経過しましたが、まだ喪失感がすごいです。そんなわけで、鳥山明作品との個人的な思い出を振り返ってみようと思います。

とは言え、週刊少年ジャンプの部数が600万部を超えていた黄金期直撃世代であるにも関わらず、少年漫画を全然読んでいなかった珍しいタイプのやつなので、鳥山作品もアニメなどを通しての間接的な関わりが主となります。

いちばん最初の記憶としては『Dr.スランプ』をアニメ化した『Dr.スランプ アラレちゃん』です。当時、とんでもなく流行してましたよね。身の回りにもアラレちゃんグッズが当たり前のようにあふれていた記憶があります。勉強机の椅子にアラレちゃんのシールを貼りまくって、白い枠のところまで貼ってしまって後で後悔したり、エンディングに流れていた「アラレちゃん音頭」をテレビの前で真似して踊ったり、妹が母に怒られているときに横へ行って「おこられちった!」とちゃかしたら、母の怒りの矛先が自分に来てしまい、妹に「おこられちった返し」をされてしまったり。物心がついたときには生活の中に当たり前のように存在していた、アラレちゃんはそんな存在だった気がします。

アラレちゃんのアニメが終わって『ドラゴンボール』が始まるのですが、実は1度途中で見るのをやめているんですよね。と言うのも、最初の頃に悟空がブルマをパンパンするシーンがあったじゃないですか……。当時下ネタが異常に嫌いな子供だったので、あのシーンにギョッとしてしまい、当時チャンネル権を掌握していた姉に「このアニメ面白くないから見るのやめよ」と直訴して、裏番組を見るようにしちゃったんですよね。

ところが、しばらくすると学校では僕の知らないアニメの話題で持ちきりになるのですよ。そこで姉にこれこれこういうアニメがあるらしくて見てみたいんだけどと相談すると、それあんたが面白くないって言ってたやつ! って言われてはじめて気づくんですよね。改めて見てみると、面白いのなんの! 一瞬で孫悟空のファンになっちゃったのでした。

ピッコロ大魔王が本気で怖くて夢にまで出てきたり。Zになってからはなんと言っても悟飯の存在ですよ。弱かったのに、凄いパワーを発揮する存在に成長していく様にものすごく感情移入しながら見ていました。ただ、この頃から雑誌を読む人がまわりで急増してしまうので、アニメ派はちょっと肩身の狭い思いもするんですよね。アニメではナメック星編が始まる前なのに、友達から戦闘服を着た悟飯とクリリンのイラストが描かれた年賀状が送られてきて、「ええー! なんでサイヤ人の服着てるの!?」なんてどぎまぎしたり。

そんなドラゴンボールと並行して触れた鳥山作品として、『ドラゴンクエスト』の存在も外すことはできません。僕が最初に触れたのは『II』でしたが、仲間が1人ずつ増えていくストーリーや、個性的なモンスターたちにすっかり夢中になりました。特に最初に出会うモンスターのスライムは、冒険が進むにつれていろんな亜種が登場するのも楽しかったです。ただ、スライムは頭の先端のとがっている部分の形状がドット絵では理解ができずに、絵に描くとき右側のように描いていた記憶があります。「それ違うから」と姉に言われて気づいたり。

スライム

『II』はパッケージイラストも印象深いんですよね。やっとラスボスのハーゴンを倒したと思ったら真のラスボス、シドーが登場するんですよね。こんなの聞いてない! と思いつつ戦うのですが、とんでもなく強くて。そんな折、ふとパッケージイラストをよく見たらちゃんとハーゴンの後ろにシドーが描かれているんですよね。何度も見たイラストにこんな仕掛けがあったなんて、なんで気づかなかったんだと、衝撃を受けましたよ。

パッケージイラストと言えば『III』も思い出深いです。社会現象になるくらい大人気で当然のように発売日には買えなかったのですが、2日後に学校から帰ると、母に「ドラクエあるよ」と言われて、「はぁ?」と思いながら机の上を見たら夢にまで見たドラクエIIIのパッケージが! 発売日が定休日だったスーパーに在庫があったらしく買ってくれていたのでした。絶叫したのは言うまでもありません。嬉しかったなぁ。

ドラクエはその後も最新作の『XI』までリアルタイムで遊ぶことになるのですが、思い出として外せないのはやっぱりオンラインゲームとなった『X』ですよ。一時期自分のことを完全にプクリポだと思って生きてましたからね……。あのアストルティアにどっぷり浸っていた日々は、僕の人生の中でもすごく特殊で掛け替えのない贅沢な時間だったように思えます。

鳥山さんはドラゴンボールの連載終了後、『COWA!』『カジカ』『SAND LAND』と、単行本1冊で終わる短めの作品を手掛けるようになるのですが、中でも僕は『COWA!』に衝撃を受けました。ドラゴンボールの後にこんなかわいらしい世界観の物語を描くんだと。インスタにも書きましたが、主人公のパイフーが大好きなのです。

『SAND LAND』も大好きなので、いきなり劇場アニメ化・ゲーム化が発表されて驚きました。昨年映画館で見て、原作に忠実かつ、盛り上げるところはいい感じに改変された内容に本気を感じました。なにより映像のクオリティが凄いんですよね。

このサイトで鳥山作品をちゃんと取り上げたのは、絵本作品の「てんしのトッチオ」と、結果的に最後の連載漫画となった「銀河パトロール ジャコ」の2作品だけでしたが、振り返ってみるとずっと人生のどの場面にも鳥山作品は身近にあったんだなぁという思いです。

Disney+で配信される『SAND LAND』の新シナリオや、『ドラゴンボール超』以来の新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』といった新展開にも期待していた矢先のことだったので、もっともっと、いろんな展開を見たかったです。

MEMO

あー。今月ももう終わりか。1日多かったのにやっぱり月末なのですね。

今月は特に書きたいことがない……。だったら無理して更新しなくていいのですが、せっかくなので何か書いておきます。

部屋の乾燥が凄いので、加湿器がほしいと思ってずいぶん経つのですが、フィルターのお手入れをする自信がなくて、部屋にぬれタオルを掛けてみたりしてどうにか過ごしています。みんなどうしてるのかな……。

先日、姉の子供(小学生)の話を聞きました。詳しくは書けないのですが、クラスメイトとトラブルがあったらしくて双方の両親やら担任、教頭、校長やらが出てきて大騒ぎだったらしい。ただ、姉の話によると姉の子の方が一方的に被害を受けていたそうなんですが、姉の視点での話なのでどこまで事実なのかよく分からないんですよね。とにかく、姉の話によると姉と姉の子供以外の登場人物、相手のクラスメイト、その両親、担任、教頭、校長、ついでに姉の配偶者さん、全員頭おかしい言動してるんですよ。そんなことある? っていう……。
でも、なんか今は解決したらしくてよかったです。

ちなみに僕は姉の配偶者さんには1度もあったことがありません(子供には何度もあったことがある)。絶対嫌いなタイプの人なので……。できたら一生会わずに死にたいと思っているんですが、ムリかな……。

MEMO

卯年終わっちゃったね…

気がつけば1年のうちの12分の1が過ぎ去ってしまいました……。

1月、いろんなことがありましたね。胸が締め付けられるようなできごとが多かった気がします。1日から地震のニュースでしたもんね。
先日テレビを見ていたら七尾市に工場を持つディスプレイメーカー、EIZOの工場の様子が取材されていました。僕もEIZOのモニターを使っているので工場のことが気にはなっていましたが、従業員のみんなの頑張りで予想よりも早く再開できたとかで、ちょっとほっとしました。ただ、生活もままならない中、会社のことまでとなると大変ですよね。早く平穏な暮らしができるになるといいなと思います。

最近の僕は、少しだけ心の余裕が出てきたので、定期的に図書館に通うようになりました。同じ図書館ですが、行く度にまだ見ぬ本との出会いがあって楽しいです。気になった本は借りるんですが、結局ほとんど読まずに返却期限を迎えてしまい、返す前に図書館の中で読むという謎の行動をしています。じっくり本を読めるくらい余裕ができればいいんですけどね。