TOPICSキャラ絵本

サンエックスのキャラクター、「ねこのパンヤ」が絵本になりました。

ねこのパンヤ
[本]ねこのパンヤ/おかだなおこ(amazon)

小学館 2008.2.26発売 1300円
ISBN:978-4097263173

「ねこのパンヤ」は2005年8月にリリースされたキャラクターなんですね。その後は特に展開がなかったと思うんですが、いきなり絵本になるとはすごいです。

中身は、キャラクター絵本によくあるようなバラエティ色の強いものではなく、一般的な創作絵本に近い形態でした。サンエックスキャラクターの絵本では珍しいタイプだと思います。

ねこのパンヤの、パン職人としての生活がやわらかいタッチのイラストで背景まで丁寧に描かれていて、パンヤとその仲間達ののんびりとした暮らしぶりが伝わってきます。

ちなみに、絵本の中には同じくサンエックスキャラクターの「ルゥ&スゥ」も登場します。おそらく作者が同じだからだと思うのですが、「ルゥ&スゥ」は2006年9月から本格展開されているキャラクターなのでパンヤよりも知名度がありそうな気がするんですよね。それでもパンヤを主人公にしたところに、なにか思い入れのようなものを感じるのでした。

ねこのパンヤ(サンエックス紹介サイト)
ルゥ&スゥ(サンエックス紹介サイト)

HEADLINE

[DVD]でこぼこフレンズ「おきにいりの もうふ」ほか 全54話(amazon)…4作目となるDVD。3/5、ポニーキャニオンより発売。
[本]しずくちゃん10 うきうき♪しずくの森/ぎぼりつこ…しずくちゃんの絵本もついに10作目。アニメも人気のようですが、絵本の世界も平行して続けてくれているのが嬉しいです。2/18、岩崎書店より発売。→amazon
[本]くまのがっこうジャッキーのトマトづくり/あいはらひろゆき、あだちなみ(amazon)…正統シリーズとしては8作目の絵本。2/20頃、ブロンズ新社より発売。
[本]こんにちはあかちゃん―アランジアロンゾのかわいいものをつくろう!…アランジアロンゾによる赤ちゃんのための小物手作り本です。2/25、文化出版局より発売。→amazon
 
 
渋谷ロフトで「ポップカルチャー」企画-国内気鋭クリエーター22組…デハラユキノリさんやタケヤマ・ノリヤさんなど。2/15-3/3まで。
「2008年サンリオサマー展示会」レポート
セガ/ハートランド/ユージン3社共同開発「コロロンボーロン」…ディズニーキャラなどのリデザインもの。かわいいけど、こういうのってミッキーファンの人から見るとどう思うんだろ。
ピクサー「トイ・ストーリー3」のストーリーが明らかに…アンディが大学生に。
USJパーク内で初のアルバイト登録会
ソフトバンク「キャラケー」に追加パネル――キティ、スヌーピー、リラックマなど…「リサとガスパール」もあるんですね。
フィンランドで出会うムーミン・グッズたち
「てんどんまん」に大変身 京大の折田先生像 受験生を出迎え…ちなみに昨年はペコちゃんのボーイフレンドのポコちゃんでした。→折田先生を讃える会
 
 
「アンパンマンテラス高知」JR高知駅舎に開業…ところで高知駅、JR四国では初となる自動改札機が設置されるそうですね。Suicaみたいなのじゃなくて普通のやつが初。四国出身の僕もこれにはびっくり。
“アンパンマン”パンに仲間 JR四国グループ、4商品を追加…ウィリーウィンキー懐かしい。
コメパンマン:新潟県が米粉PRにキャラクター制作…目がこわい。
 
 
「ドアラのひみつ」発刊記念イベント 名古屋…「申し訳ございません。こんなコアラで」
ベレー帽にスーツのドアラ先生 本発売イベントに500人殺到…「スターになった気分。まあ、現実ですけど」  
 

「まりもっこり」を歌うスーパー小学生3人組…子役の子なんだ。
めじろん人気を募金集めに 大分国体のマスコット 
スポレク・マスコット“アップリート君”存続…アップリート君は僕も好きです。
「ヨネギーズ」高まる人気 米子市イメージキャラクター
立つレッサーパンダ「風太」、石像が登場

MEMO

■先日放送された「ガキの使い」の山崎邦正裁判は衝撃的な内容でしたね。ダブルのパクりだったというまさかの展開! 長年山崎さんを芸人として尊敬してきた僕ですが、ここまでのレベルに達していたとは気付きませんでした。まだまだ山崎さんのことを侮っていたようです。
 
 
■「もやしもん」6巻を購入&読了(通常版を買いました。通常版初版限定のおまけのおまけマンガ4Pがついてました)。お酒飲まないのに何でこの漫画読んでるんだろうとふと我に返りつつ。沢木の台詞はすっかりユズヒコの声で再生されるようになりました。

同時に鈴木みそさんの「銭」6巻も購入して漫画デーでした。どちらもストーリーが思い出せず、5巻から読みました。こちらはそろそろ終わりそうな雰囲気ですね。あ、みそさんは同時に「流出者 -ナガレモノ-」(amazon)という本もリリースしていたんですね。単行本未収録作品集とはみそファンとしては非常に楽しみ。明日買いに行こっと。
 
 
■19日のことですが、久しぶりにライブに行ってきました。日本での単独公演は7年ぶりとなるbjorkですよ。今更こんな感想もどうかと思うんですが、歌がね、上手いんですよ。あまりの迫力にビビりました。ステージもシンプルでいて飽きることのない非常に凝ったもので、特にブラス隊の存在感が素晴らしかったです。民族衣装っぽい出で立ちの人が10人くらいいて、時に踊りながら演奏したりするんですね。僕の好きな「Hidden Place」はやってくれなかったんだけど(昨日の大阪公演ではやったらしい)、そんなの気にならないくらいどの曲もよかったです。
あとはもうちょっとステージに近い席だったらもっとよかったのになー、の一言。武道館の2階はやっぱりちょっと遠かったです(これでも10000円のS席だったんだよね)。

TOPICSBOOK,マスコット

つつつ、ついに中日ドラゴンズのマスコット、ドアラの著書が発売となりました。

ドアラのひみつ
[本]ドアラのひみつ かくさしゃかいにまけないよ/ドアラ(amazon)

PHP研究所 2008.2.21発売 1050円
ISBN:978-4569698236

予約が開始されるとAmazonなどのネット書店では軒並み1位、出版社には注文が殺到し当初の予定だった初版7000部をいきなり10倍の70000部へ増刷することに決定。発売前から2008年キャラクター界最重要アイテムといっても過言ではない盛り上がりを見せつけました。

そして注目なのが今回の書籍発売を記念して開催されるサイン会。当初は中日ドラゴンズのお膝元、愛知県内の書店数店舗での開催が告知されていたんですが、整理券の配布は軒並み終了。他県での開催要望なども多く聞かれる中、発売日直前の2/18になって東京、千葉でのイベント開催が告知されたのでした。

整理券は3カ所の書店で各150枚(ちなみに既に配布終了となっております)。僕もこのイベントにはちょっと興味があったのですが、「ちょっと興味がある」レベルの僕が行くには失礼に当たるくらいの枚数に感じ、今回はおとなしくすることに決めました。ただ気になったのはその整理券の配布方法。整理券配布日当日に直接来店するか、電話での申し込みのどちらかと言うんですね。

どう考えても電話パンク、下手すると各店舗の開店前に150人以上の行列ができるような気がするんですが、その場合はどうするんだろ…、という考えが頭によぎります。気になって2ちゃんねるのプロ野球板にある「中日のドアラはキモカワイイ」スレッドを覗いてみたところ、やはり多くのドアラマニアもその点を気に掛けていたみたいで、中には書店へ問い合わせている人もいました。

712 名前:代打名無し@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/02/20(水) 23:09:36 ID:DiOJ/lx/0
千葉の三省堂に問い合わせたら
電話は何台か用意してますのでご心配なくと言われたよ。
他のお客さんもいるし店頭に押し寄せられても困るから
電話をすすめてるのかなとも思ったけど、
電話組も結構大丈夫なのでは?

何台か、か…。本当に心配しなくてもいいのか、やや不安が拭いきれない状態でついに整理券配布当日の21日を迎えることとなります。同じくドアラスレッドによると、開店前の段階で三省堂神保町本店には100人以上、紀伊國屋書店新宿南店には100人弱、三省堂書店そごう千葉店には30人程度の行列ができていた模様。そして電話は…やっぱり全然繋がらない状態に! 更にドアラスレッドにはネタかホントか下のような書き込みが…。

777 名前:代打名無し@実況は実況板で[] 投稿日:2008/02/21(木) 10:12:00 ID:4VRONW5EO
ガチで千葉の三省堂の店員だが…

おまえら、おちつけ

電話がすごすぎる

結局、来店&電話とも三省堂神保町本店は10:20の時点で既に配布終了、紀伊國屋書店新宿南店も10:30頃、三省堂書店そごう千葉店も10:45頃には終了という状態で、書き込み内容によると来店用に120~130枚、電話予約用に20~30枚程度の振り分けだったようです。

ということで、主催者側の予想を遙かに上回ると思われる人気でサイン会におけるあれこれは終了しましたが、書籍自体も売っているお店がなかなかない状態らしく、本屋をはしごしているドアラファンがあちこちに出没しているようです。この人気はいつまで続くのかわかりませんが、できれば末永く続くといいですね。

ドアラ旋風 『自伝本』に人気殺到(meitai.net 2008.2.21)
「ドアラ本」初版10倍増に 7千部→7万部(中日新聞 2008.2.15)
謎のブレイク真っ最中! 「ドアラ」が初の著作を出版(マイコミジャーナル 2008.2.14)
中日のマスコット・ドアラがアマゾンでランキング1位(アメーバニュース 2008.1.29)

中日ドラゴンズ-公式ブログ…通称ドアラブログ。ドラゴンズの情報やドアラの公式情報が掲載されています。
『ドアラのひみつ』発刊記念イベント情報(PHP研究所)…現在のところもうサイン会の追加情報はなさそう。追加開催してほしいなぁ。

MEMO

■今日はたくさん更新しました。ドアラのことが書けたので満足です。でももうちょっとムラなく更新した方がいいよね…。
 
 
■あと今日は玄関ページのイラストも更新しましたよ。久しぶりに絵を描くと楽しいです。もっと描きたい。

TOPICSイベント,レポート

やっとこさメディア芸術祭に行ってきた時の話の続きをお送りします(前回はこちら)。前回はアート部門とエンターテインメント部門についてでしたので、今回は残りのアニメーション部門、マンガ部門についてとなります。
 
 
まずはアニメーション部門。大賞作品となったのは原恵一監督の「河童のクゥと夏休み」。でもこの作品はまだ見ていないんですよね。気になる作品ではありますので、また今度DVDでもレンタルして見てみたいと思います。

そして優秀賞を「うっかりペネロペ」が受賞。原作のイメージをあそこまで忠実にアニメーションにしてしまうとは、素晴らしい技術ですよね~。とか言いつつも実はこの作品もほとんど見たことなかったり。昔はあんなにペネロペ好きだったのに~。これもDVDレンタルしないとなー。

同じく優秀賞の「電脳コイル」も文句なしの受賞でしょう。こちらは昨年超はまりまくりでしたよ。1話完結じゃなくて、ストーリーものになっているテレビアニメを見たのなんて本気で久しぶりでした。たぶん「ドラゴンボール」以来くらいですよ。僕もアニメでこんなに熱くなれるんだと再発見させてもらいました。ちなみに今回のメディア芸術祭のポスターの中には、いろんな作品の写真がちりばめられているものがあるんだけど、その中で「電脳コイル」の”顔のヒゲ同士が核戦争をおっぱじめるシーン”が選ばれてて笑いました。選んだ人、わかってるなー。

そしてこれも同じく優秀賞の「カフカ 田舎医者」。僕の好きなアニメーション作家、山村浩二さんの最新作ということで、今回会場で見たんですが、これがね、全然わからなかった! 最初から最後まで、びっくりするくらい。隣のシアターの音がうるさくて聞きづらかったからというのもあったのかもしれないけど、少なくとも「頭山」や前作の「年をとった鰐」のようなわかりやすい作品ではなかったです。それかやっぱりお金払って見てないから頭が真剣モードにならなかったのかも。

奨励賞に選ばれていた「ウシニチ」という作品も素晴らしかったです。なにやらかわいらしい感じの作品なんですが、この世界観は出そうと思って出せる次元じゃないと思いましたです。ただシュールと言うだけでは足りない魅力がありました。この魅力についてもうちょっと考えてみたいと思わせられる作品でした。
 
 
そして最後のマンガ部門の大賞は郷田マモラさんの「モリのアサガオ」という死刑を題材にした作品でした。この作品は未読でしたけど、読んだことのあるものとしては武富健治さんの「鈴木先生」が優秀賞に、石川雅之さんの「もやしもん」と、イケダケイさんの「全力ウサギ」が審査委員会推薦作品として選ばれていました。「全力ウサギ」は4コマ漫画ですが、キャラクターブック的なニュアンスも強い作品なので、数ある漫画作品の中からこういった賞に選ばれているのを見ると嬉しい気もします。
 
あと、今回から会場が変わったので、今まであった漫画を読めるスペースなくなってるのでは…? と、ちょっと不安だったのですが、ちゃんとありました。昨年はここであずまきよひこさんの「よつばと!」を黙々と読んだわけなんですが、今回は桜玉吉さんの「御緩漫玉日記」を読みました。玉吉さんの作品で描かれている世界って独特ですよね。鬱を通り超えた先にある笑いの彼岸とでも言うような世界。いつかは買い揃えたい作品です。
 
 
そんな感じで展示も見終わったわけですが、1つ大事なことを忘れていましたよ。この美術館、地下鉄乃木坂駅と直結しておりまして、そっちから入ってしまうと建物の外観を見ずに中に入ってしまう構造になっているんですね。このまま帰るわけにはいかないということで、すっかり外は真っ暗になっていましたが、出る時は正面にまわって、外観を眺めてから帰りました。中も吹き抜けがすごかったけど、外から見ても迫力ありますね。「黒川先生、あんたはすごいよ…」と思いながら帰途についたのでした。

国立新美術館外観

第11回文化庁メディア芸術祭(公式サイト)