TOPICSBOOK

久しぶりに本屋さんに行ったらこんな本が出ていたので買っちゃいましたよ。

Pooka+ 100%ORANGE
[本]Pooka+ 100%ORANGE A to Z(amazon)

学習研究社 2008.1発売 1470円
ISBN:978-4054036130

なんと「Pooka」ですよー。絵本雑誌として2002年に創刊され、最終号が2006年の夏に出てから、しばらく音沙汰がなかったんですよね。あれから1年半、「Pooka+」というタイトルになって帰ってきたというわけです。

タイトル変更とともに内容も変化していて、1組のクリエイターを1冊まるごと使ってフィーチャーした内容になっています。雑誌というよりでっかい単行本といった感じですね。

創刊号はもちろんというか、ずっとPookaの表紙を担当してきたイラストレーターの100%ORANGEです。最近リリースしたアニメーション作品についてや、本の装画、絵本、ポストカードや、アトリエ風景やラフスケッチの中身まで、カタログ的に見られるようになっています。トムズボックスの土井章史さんとのトークイベントの内容も2ページ載っていますが、強いて言うなら文字情報ももうちょっとがっつり欲しかったかも。ともかくファンなら買って損はない内容です。

「Pooka+」2号目は絵本作家の酒井駒子さんを予定していて、春刊行予定とのことです。その後も続刊予定とのことなので今後も期待です。

[DVD]100%ORANGE ホームメイド・アニメーションズ(amazon)…こちらは昨年11/21に発売された100%ORANGE初のアニメーション作品集。実は発売記念のトークイベントにも行ってきたので、また時間があればレポート書きたいです。ただ、更にその1年前くらいに開催された祖父江慎さんとの「よりみちパン!セ」トークイベントのレポートも書いていなかったり。どんどん溜まっていく一方です。

100%ORANGE(公式サイト)
Pooka(公式サイト)
トムズボックス…吉祥寺にある絵本のお店。今年も3/1-31まで100%ORANGEの個展が開催されます。

100%ORANGEの展覧会(2007.4.9)…これは昨年の展覧会の話。
[本]よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし/及川賢治、竹内繭子(2007.4.16)

TOPICSグッズ

「トマトさん」という絵本があるのですが、そのぬいぐるみなどのグッズが今月25日にサン・アローというメーカーから発売されるようです。

「トマトさん」については、2~3年前に1度触れたことがあるはず…と思って確認してみたところ、なんと6年も前の話でした(2002.7.5のところ)。最近こんなんばっかですよ。

そんなわけで、6年前の自分も衝撃を受けているのが、見た目のインパクトなんですよね。この文章を読んでる時点で既に目に入ってしまっているとは思われますが、まずはamazonから絵本の表紙画像を引っ張っておきましょう。

トマトさん
[本]トマトさん/田中清代(amazon)

福音館書店 2006.7.5発売
ISBN:978-4834022131

見よ! ここまで人間くさい顔をしたトマトが、かつていたでしょうか(笑)。そんなド迫力のトマトさんのグッズが出るというからには見逃せません。ただ、発売元のサン・アローのサイトには情報はまだなくて、amazonによると以下の3点のグッズが予約中となっておりました。

トマトさん ぬいぐるみ S(amazon)
トマトさん クッション(amazon)
トマトさん お手玉(amazon)

ぬいぐるみやクッションはいいとして、お手玉というちょっとレアなラインナップがいいですね。宙を舞うトマトさんを想像するだけで楽しいです。ただ、amazonにも画像がまだないのが残念なところ。どんなことになっているのか、早く見てみたいです。

ちなにみ、見た目のことばかり書いていますが、絵本もすごく面白い作品ですので、ぜひ機会があったら手にとって頂きたい一作です。

田中清代ウェブサイト…作者のサイト。

TOPICSイベント,レポート

今年もこの時期がやってきた! というわけで2/6~17まで開催されている「第11回文化庁メディア芸術祭」に行ってきましたよ。

このイベント、これまで恵比寿にある東京都写真美術館で行われていたんですが、今年からは国立新美術館に場所を移しての開催となっているんですね。国立新美術館と言えば昨年大活躍の上にお亡くなりになってしまった黒川紀章さんが設計した特徴的な外観を持つ建造物としてもおなじみです。前から1度見てみたかったので、そこにも期待しつつ行ってきたのでした。

ではさっそく見てきた作品の感想を書いていきますが、まずはアート部門。大賞を取った「nijuman no borei」は原爆ドームを写した膨大な写真を使った作品です。建設中当時のものから現在のものまで、あらゆる角度から撮影された写真がドームの位置を固定した状態で時系列に重ねられていく圧巻の映像作品でした。ただ、サイトの説明文を読んでイメージしたそのまんまの内容だったので、その点はちょっと押しが弱く感じました。優秀賞になっていた佐藤雅彦+ユーフラテスの作品もすごいと思ったけど、想像通りの印象。そんな中、奨励賞に選ばれていたドイツ在住の台湾人の方の作品「Super Smile」は面白かった。これもイメージ通りの作品といえばそうなんだけど、普通に部屋の中で暮らしているだけの映像が、被撮影者が常に笑顔でカメラ目線の状態になるというだけでここまで異様で笑えるものになるとは予想外でした。

続いてエンターテインメント部門。大賞は任天堂のゲームソフト、「Wii Sports」が受賞。まあ、これは受賞しなければ嘘でしょ、という話ではありますが。
この部門では審査委員会推薦作品に目を引くものが多かったです。噂では聞いていましたが、今の時代になぜか1からファミコン用ソフトを手作りしてしまった「ミスタースプラッシュ!」という作品。プレイヤブル展示されていましたが、本当にファミコンゲームでした。この情熱はすごいね。
あとはソフトクリームのキャラクターが潰れつづけるだけという短編アニメーション、「ソフトさんの悲劇」。この作品がアニメーション部門ではなくエンターテインメント部門として分類されていると言うことは、アニメーションというより「ソフトさん」というキャラクターが作品としての評価対象となっているということなんでしょうね。キャラクターサイトの管理人としては今後に期待できそうな流れですよ。うん。ソフトさんの作品自体はきちんと作られた完成度の高い作品で、「きっと頭のいい人が作ったんだろーなー」っていう印象を受けました。ただ、僕的には「これ作った人狂っとるな」くらいに思わせて欲しかったような気もしたんたけど、そのへんは好みの問題かな。
あと「サウンドキャンディ」という作品もちょっと気になったけど調整中でした。残念。

そしてアニメーション部門、マンガ部門へと続いていくんですが、書いているうちにやたら長くなってしまいましたので、ひとまず今日のところはこのへんで一区切りにしておきます。ではお休みなさい。

TOPICSWeb,新キャラ

「どーもくん」「こまねこ」でおなじみの合田経郎さんの会社、ドワーフから新しいキャラクターが発表されました。「うみうる」という名前で、クラシエから発売されているシャンプー「海のうるおい藻」のキャラクターとのことです。

クリオネっぽい見た目の「うみうる」ですが、今後、店頭ディスプレイなどに登場するほか、専用の公式サイト上では2/18から2Dアニメーションが公開されるそうです。独特の手描き感のあるキャラクターなので、どんな感じのアニメーションになるのかちょっぴり期待です。

うみうる(公式サイト)…現在は壁紙が配布されています。
ドワーフ
クラシエホームプロダクツ、海藻成分を強化したヘアケアブランド「海のうるおい藻」を発売(日経プレスリリース 2008.1.29)

関連トピックス:
「こま撮りえいが こまねこ」のDVD予約開始(2007.4.9)

TOPICS新キャラ

サンエックスと聞いて真っ先に思い浮かべるキャラクターと言うと、今では「リラックマ」でしょうけどその昔はやっぱり「たれぱんだ」でした。そんな「たれぱんだ」が今年で発売10周年を迎えるということで、いろいろな企画が用意されているんですが、その一環でなんと新キャラまで登場するそうです。

新キャラの名前は「ちびたれ」と言います。確かたれぱんだって元々手のひらにちょこんと乗るほど小さかったと思うんですが、更に小さくなっちゃったようです。

と言っても今までのたれぱんだの子供というわけではなく、最近発見された種類のまったく違うたれぱんだなんだそうです。そんなわけで、見た目もなんだか淡泊な感じになっています。

ちなみにたれぱんだが流行していた当時は、まだこのサイトを始める前だったので、「僕の知らないところで妙なものが流行っているらしい…」くらいの認識でした。あれから10年かぁ。そりゃ年も取りますね。うん。

たれぱんだ10周年告知サイト
たれぱんだ 2008年2月発売グッズ
たれぱんだ すあま(公式サイト)

TOPICSキャラ絵本

これまでいろんなキャラクター絵本を紹介してきた当サイトですが、ストーリーやキャラクター、すべてがここまで自分好みの作品に出会った記憶はそうないですよ。

アンラッキーくん
[本]アンラッキーくん きみのそばにいるよ/くどうのぞみ(amazon)

PHP研究所 2007.12.14発売
ISBN:978-4569687506

アンラッキーくんというキャラクターが主人公の物語です。アンラッキーくんはこの世に生を受けたときは全然別の存在だったのですが、この絵本ではどのような経緯を経て今のような生活を送るようになったのかが綴られています。

最初はサブタイトルとか、冒頭の展開とかを見て、苦手なタイプの絵本かな、って思ったんですよね。あの、よく”癒し系”とかってカテゴライズされている、ただほんわかした感動を誘うだけのような物語って苦手で。ただ、見る人が見たら「そーいう絵本と何が違うの」って思われるくらい違いなんてないのかもしれません。そのへんのところはうまく説明できませんが、とにかくドラマチックな境遇に翻弄されながらも、泣いたり笑ったりしながら、すべてを受け入れて進んでいくアンラッキーくんという存在に、ただただ引き込まれるばかりなのでした。

「受け入れる」なんて書くと受け身で消極的のような印象があるけど、アンラッキーくんにはどんな状況にも負けない強さを感じるんですよね。かわいい外見に垣間見える強さがアンラッキーくんの魅力なのかもしれません。

バースデーブックカード『ラッキーをあげる』(amazon)…アンラッキーくんが登場する前作。なんだけど、本ではなくて文房具扱いで発売されてるようです。
Room226(くどうのぞみ公式サイト)