TOPICSキャラ絵本

関西テレビの「ハチエモン」やテレビ大阪の「たこるくん」など、なぜか在京テレビ局よりもマスコットキャラ競争が激しい気がする関西のテレビ局ですが、その中でもひときわ異彩を放っているキャラと言えばサンテレビの「おっ!サン」です。そんなおっ!サンがこのたび本になりました。

おっ!サンの告白。
[本]おっ!サンの告白。/おっ!サン編成局(amazon)

PHP研究所 2011.1.28発売 1000円
ISBN:978-4-569-79513-3

2005年にメディアへ登場して以来、これまで秘密のベールに包まれていた「おっ!サン」ですが、その生態を探るために結成された特別チームが世界初となる独占インタビューに成功! ということで、一問一答形式でおっ!サンの秘密に迫った一冊となっています。

見開き2ページで質問と回答を掲載する形式になっているんですが、読んだ感想としては、

「なぜこれを本にした…」

の一言。希に見る脱力系の一冊に仕上がっています。でもなぜかおっ!サンのことがちょっとだけ好きになっている自分を発見してしまったり。”ウザかわいい”なんて言ってられないくらいのウザ成分満載にも関わらず、なぜか憎めないのはおっ!サンパワーのなせる技なのか。ともかくそのパワーで大阪テレビ界をこれからも燦然と照らし続けてほしいと思うのでした。

[本]おっ!サンの告白。(出版社の紹介ページ)
[本]おっ!サンの告白。(おっ!サン商店街)…こちらで購入するとミニタオルが付いてくるキャンペーン中。

おっ!サンの部屋(公式サイト)
おっ!サン ID&CM集…本当は本にこれらの映像を収録したDVDを付けたかったらしいけど、諸般の事情で実現しなかったらしいです。と言うわけでこちらのサイトでチェックです。

TOPICS絵本

前にも一度、文芸社から出版された絵本を紹介したことがあったけど、これもそうです。前と同じくうさぎさんが主人公のおはなしなんですが、絵もストーリーも僕好みだったので紹介してみます。

冬にしか会えないお友だち
[本]冬にしか会えないお友だち/宮本悠輝(amazon)

文芸社 2011.1.15発売 1155円
ISBN:978-4-286-09877-7

独りぼっちで暮らす名前もない茶色い毛の子うさぎが主人公。みんなと一緒に遊びたいと思いながら、遠くから眺めているような子だったんですが、ある日、自分で作った雪うさぎを気に入り、それを友達に見立てて暮らしはじめるんだけど…、というおはなし。

著者プロフィールによると、大分在住の臨床工学技士の方とのことなので、絵を描いたりっていうのを本職にしているのではないんだと思いますが、色鉛筆で描かれた自然の素朴な雰囲気が、楽しいようなちょっと切ないようなおはなしにあってていいなぁって思いましたです。

[本]冬にしか会えないお友だち(出版社の紹介ページ)

TOPICSアニメ

雑貨店のPLAZAなどで人気のキャラクター、「Suzy’s Zoo(スージー・ズー)」ですが、4月からTBSでショートアニメが放送されることが発表されました。キャラクターのアニメーションというと、CSなど視聴環境が揃ってないと見られないチャンネルでしか放送されないパターンが多いんですが、今回は地上波のTBSで放送というのが嬉しいですね。ただし、放送時間や回数、全国ネットで放送されるかどうかなどの詳細については現時点では不明です。

実は「スージー・ズー」をTOPICSで取り上げるのははじめてなので詳しく紹介しておきますと、生みの親はアメリカ・サンディエゴ在住のアーティスト、スージー・スパッフォードさん。1967年に売り出したカードに描いたあひるが注目を集めたのが誕生のきっかけで、翌年スージーさんはグリーディング・カードの会社「Suzy’s Zoo Studio」を設立し、「ウィッツィー」と名付けられたあひるはそれ以来末永く愛されることになります。
1995年には読み聞かせ絵本シリーズ、「リトル・スージー・ズー」をアメリカで発表したことで赤ちゃん向けのキャラクターとしても人気に。日本では2006年6月にソニープラザ(当時)が各種グッズを販売し、特にテディベアのキャラクター「ブーフ」が人気になって現在に至っています。

日本ではグッズ先行で人気が出たので、絵本についてはあまり注目度は高くないですが、現在までに7作発売されています(リンク先はAmazon)。

[本]あひるのウィッツィー(2007.7発売)
[本]ウィッツィーとブーフ(2008.8発売)
[本]スージー・ズー ふゆってたのしいね!(2010.11発売)
↓幼児向けのシリーズ(4作)
[本]スージ・ズー いつまでもともだち(2010.3発売)
[本]スージ・ズー ブーフはどこ?(2010.3発売)
[本]スージー・ズー あきをあつめたよ!(2010.9発売)
[本]スージー・ズー もうすぐハロウィーン(2010.9発売)

今回のアニメーションは日本で企画・制作されたもののようですが、やっぱりスージー・ズーというとふわっとした線と水彩画ならではの色使いが持ち味ですので、アニメーションでもそこを上手く表現した作品になってほしいなぁと思います。

Suzy’s Zoo だいすき!ウィッツィー(TBS公式サイト)
スージー・ズー(PLAZA)
人気キャラクター"スージー・ズ―"がTBSでアニメ化決定!!(テレビドガッチ 2011.2.3)…アニメ化についてのスージーさんのコメントが掲載されています。

TOPICSCD

トライワークスが手掛ける人気キャラクター、「カピバラさん」がなんとCDデビューすることになったそうです。

カピバラさんのうた(完全初回限定生産盤)
[CD]カピバラさんのうた(完全初回限定生産盤)/カピバラさんとマユミーヌ(amazon)

日本クラウン 2011.4.13発売 1800円
品番:CRCP-10266
※カピバラさんCDデビュー記念ストラップ付属

カピバラさんのうた(通常版)
[CD+DVD]カピバラさんのうた(通常版)/カピバラさんとマユミーヌ(amazon)

日本クラウン 2011.4.13発売 1400円
品番:CRCP-10267

「まねきねこダックの歌」などでもおなじみの歌手、マユミーヌさんとのユニット「カピバラさんとマユミーヌ」名義としてリリース。メイン歌唱をマユミーヌさんが担当し、カピバラさんは鳴き声(?)を担当しているらしいです。

CDは完全初回限定生産盤と通常版の2種類。限定版にはカピバラさんのストラップが付属、通常版にはビデオクリップが収録されたDVDが付属しているということなので、どっちも欲しい人は両方買わないといけないというジャニーズやavexのアーティストによくありがちな商法が採用されています。

気になるカピバラさんの歌声(鳴き声?)はまだ公開されていないようですが、おそらく発売に向けて公式サイト上の特設ページで公開されそうな雰囲気ですので要チェックです。

カピバラさん(公式サイト)
カピバラさんとマユミーヌ(日本クラウン)

カピバラさん meets in KIDDYLAND Osaka はっぴーにゅういやぁ~(2010.2.11)

TOPICSキャラ絵本

クーリアの看板キャラクター「しずくちゃん」ですが、なんと今年で10周年なんですね。ということは当時はじめてしずくちゃんに触れた10歳くらいのお子様も今では立派な二十歳の大人になってるってこと? びっくり!
そんな記念すべき年に発売された新作絵本を紹介です。

しずくちゃん16
[本]しずくちゃん16 ねがいをかなえて♪バスのたび!/ぎぼりつこ(amazon)

岩崎書店 2011.1.18発売 840円
ISBN:978-4-265-81063-5

16作目となる人気シリーズですが、今回はみんなでバス旅行をする話と、野菜を育てる話の2本立てになっています。注目なのが、かつて放送されていたアニメのオリジナルキャラクターだった「つむりん」と「こゆきちゃん」が絵本初登場を果たしているんですね。特につむりんはアニメには欠かせないレギュラーキャラクターだっただけに、絵本の世界にも登場してくれて嬉しい限りです。

今回はゲスト出演ということらしいんですが、ぜひレギュラーにしてほしいなぁと思いましたです。

[本]しずくちゃん16(出版社の紹介ページ)
しずくちゃんブログ…なんと作者のぎぼりつこさんによる公式ブログが昨年からスタートしていました。しずくちゃん情報のほか、クーリア社内の様子なんかも掲載されていて楽しい内容になっています。

しずくちゃん、アニメ化決定(2006.9.4)

TOPICS絵本

気がついたらもう今年ももう終わりです。早いものですね。なにかと慌ただしい年の瀬ですが、ふと立ち止まって一息つけるような、こんな絵本を紹介です。

くまのこのとしこし
[本]くまのこのとしこし/高橋和枝(amazon)

講談社 2010.11.24発売 1575円
ISBN:978-4-06-132447-3

もうすぐ今年が終わって来年がやってくると教えられたくまのこが、来年ってどんなふうにやってくるんだろうと心待ちにしながら年の瀬を過ごすおはなしです。

なにか特別なことが描かれているのではなくて、言ってしまえばこの時期にどこの家庭でも行われていそうなことが描かれているだけなんですが、なんだかすごく懐かしい、不思議な気分が蘇りました。

何十年後かにこの絵本を手に取った子供が、
「なーんだ、昔も今とおんなじことしてたんだね」
なんて言ってくれるような未来になるといいなぁ。

[本]くまのこの としこし(出版社の紹介ページ)
タカハシカズエホームページ(作者のサイト)…現在池袋リブロ本店にて絵本の原画が展示されているそうです。1/17まで。

[本]りすでんわ/高橋和枝(2010.9.29)