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■松本人志監督作品の「しんぼる」を見に行ってきました(以下ネタバレはたぶんなし)。
前作「大日本人」の時はただただポカーンとするしかないラストシーンのせいで素直に面白かったとは言えなかったので、今回は期待半分、不安半分みたいな気持ちで見に行ったんですが、文句なくむちゃくちゃ面白かったです。
ここまで削ぎ落とすか、と思えるような単純・シンプルな構図を通して見えてくるのは、松ちゃんの中で決して揺るぐことのない絶対的な感覚です。自分が面白いと思うことに100%の忠誠を誓い、なんの小細工、飾り立てもせずに剥き出しのまま世に放ったのがこの作品なのではないかと思いました。
そしてここまで単純化されることで、松ちゃんの信じる感覚が「さてなんでしょう?」なんて漫才をやっていた頃から全然変わっていないことにも気づかされました。

一方、ネットで他の人の感想を見てみると「全然つまらなかった」と書いている人が目に付くんですが、その気持ちも分かります。客観的な視点で万人が素晴らしいと思える深みのある作品がいい映画と言うなら、この作品はちょっと違うと思うし、僕も「大日本人」を見ずにいきなりこっちを見ていたら全然違った感想になっていたのは間違いないと思うし。
なのでこれはどっちかが「分かってる」「分かってない」とか言う話ではなくて、ある歌手の歌に感動する人もいれば、雑音にしか聞こえない人もいるように、好みの話なんでしょうね。僕には好みの作品だったというだけで。
 

ちなみに、見て面白くなかったときの保険的な意味も込めて、わざわざ有楽町まで舞台挨拶のある回を見に行ってきたんですが、その時の松ちゃんの受け答えも面白かったです。

松本人志:「殺害予告のやつかと……」ブラックジョーク連発 主演、監督の最新作「しんぼる」公開

詳しくは上の記事のとおりですが、話が終わってマスコミによる撮影タイムに移るときに、松ちゃんが持っているマイクを預かろうとスタッフの人が背後から近づいてきたんですよね。すると急に知らない人が目の前に現れたものだから、松ちゃんが本気でびっくりしてしまい、「うわー! 殺害予告の奴かと思ったー!」って絶叫したんですよ。その時既にマイクは司会の人が受け取っていて、松ちゃんの声は地声だったのに、それでも会場中に響き渡っていたくらいでしたから。

でもよく考えてみると、映画館に入るときに持ち物検査なんてしないし、おかしな人が急にステージに上がり込むことだって十分できるんですよね。そうやって思うと、殺人予告なんて当人にとっては本気で全然洒落にならないことだと思いましたです。

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パナソニック:さよなら「パナ坊」来春までに撤去
あー、これは残念ですね。電気屋のお兄さんとの交流を描いた初期の頃のCMも好きだったなぁ。でも使用期限のあるキャラクターだとは知りませんでした。こういうのって、権利を買い取って無期限で使える契約にしないんですかね~。後継キャラがいないというのもちょっぴり寂しいです。
 

『ファイナルファンタジーXIII』の発売日が2009年12月17日に決定
年内に来ました。ここでPS3のシェアをどこまで伸ばせるかが注目ですね。ソニー・コンピュータエンタテインメントにとってこの年末商戦は今後10年を決めると言っても過言ではないかもしれません。
この記事によると9/6時点でのPS3の国内販売台数は約343万台。Wiiの約843万台(8/30時点)と比べるとちょうど500万台差となりますが、ここでWiiが苦手としているコアユーザ層をしっかり取り込むことができればまた違った発展を遂げる可能性はあると思われます。
ただ今の台数はセガサターン(580万台)やニンテンドウ64(554万台)とあたりと比べても見劣りしますからね。とにかくもうちょっと売れないと…って感じですね。

あともし最近PS3を買った人がいたとしたら、ぜひ僕のおすすめソフトの「ぽちゃぽちゃあひるちゃん」もやってみてほしいです。よく「高いお金出して買ったハードでやるようなゲームじゃないだろ」とバカにされていたけど、意外と面白いんですよね。見た目によらずちょっと難しいのがなんだけど。

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トトロの公園、再び 宮崎駿監督デザイン、東京・杉並に
紆余曲折ありましたが、これでとりあえず丸く収まった感じなのかな。ただ、謎の火災が起きたっていう件については、もやっとしたものが残りますね。火災うんぬんを抜きにしても、宮崎駿が著書で取り上げたというだけで、個人所有の家屋を区が税金を使って買い取り保存するというのにはいろいろ意見がありそうですし。まあ、ともかく作るからにはいい空間ができることを1区民として期待したいです。

ちなみに、場所はこのへんです(久々のGoogleストリートビュー貼り付け)。

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ゴマブックス株式会社 民事再生法の適用を申請 負債38億2000万円
ということで、日曜日のMEMOに書いた件の詳細が出てきました。やっぱりこういう噂は本当なんですねぇ。そこで気になるといえばキャラクター本の「BONte」の今後ですよ。17号が延期に次ぐ延期の末、先日やっと出たばかりですが、連載陣の中には17号が出る前に18号用の原稿の入稿している人がいるって書かれてましたよね。すると最悪、描いた原稿が日の目を見ない上に原稿料も支払われないなんてことになるんじゃ…と他人事ながら心配してしまったので、とりあえずボンボヤージュさんのブログを見に行ってみたら、なんとも頼もしいお言葉が綴られていてちょっと感動しました(笑)。あわせてボンボヤージュさんの作品の版権管理をしているボン社のSUZUさんのブログも読みましたが、ボン社ってゴマブックスの関連会社じゃなかったんですね。会社がゴマブックス社内にあって、仕切っているのも社員さんなのでてっきり子会社か、社内カンパニー的な存在なのかと思ってましたよ。ということでとりあえずボンボヤージュさんの活動に関しては、思ったほど心配しなくてもよさそうな感じですね。
「BONte」については今のところなんとも言えないけど、この記事によるとゴマブックスはスポンサー企業候補と交渉を始めているっぽく書かれているので、話がまとまれば会社自体は当面大丈夫になりそうです。

ちなみに、出版社って資金繰りが悪化してくるととにかく新刊本を量産して、当座をしのごうとする傾向があるそうなんですが、このシリーズを366冊一挙に出したのもそれが目的だったのでは…、なんて説が囁かれているみたいです。確かに、いつもの部署とは違う仕事って書いてあるし、「BONte」17号延期のつじつまはあうしで、急に飛び込んできた仕事の可能性は高そうです。

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■上のもやしもんのエントリー、途中で「物議を醸し~」という文章が出てきますが、これはやはり”かもし”に引っかけて何か書くべきかと一瞬迷いましたが、やっぱり怖くて触れませんでした。こういうのをセルフ地雷って言うんですかね。危うくかもして殺されるところでした。
 

さんま、雑誌「本人」の独占ロングインタビューで激白
へぇ、インタビューとは珍しいですね。でもさんまの場合はやっぱり文章じゃなくて、その模様を映像で見たい気もします。
 

■土曜日にやっていた「ジャングル大帝」を見ました(以下ちょっとネタバレあり)。僕はジャングル大帝大好きだし、今回脚本を担当した鈴木おさむも好きだけど、それなのに当初は全然見る気がおきなかったんですよね。
だって、確実につまらない作品に仕上がりそうじゃないですか。だいたい「ジャングル大帝」って今の時代にリメイクするのは難しい作品だと思うんだよなぁ…なんて思いながら見始めたんですが、意外や意外、けっこう面白い作品になっていてびっくりしました。

見始めて最初に「おっ!?」って思ったのが、動物の言葉が理解できる子供(今回の作品の主人公的存在)が登場したところ。原作漫画だとジャングルの動物たちが勉強して人間の言葉を話せるようになるという重要なファクターがあるんですが、これをそのまま現代に持ってきてもギャグになっちゃうと思うんですよね。なので、平成に入ってから作られたテレビアニメと劇場版では、動物はしゃべらない設定になっていたんですが、それだと「動物と人間との言葉を使った交流」という原作のいちばんオリジナルな部分がそっくり無視されているような気がして、それはそれでどうなのと思っていたので、この設定を逃げずにうまく組み込んだことにまずは食いついたというわけです。
ちなみに、なぜこの子だけが動物の言葉が理解できるのかという点について、作中では一切語られていないんですが、想像するためのヒント的なシーンがいくつかあったりするのも味わい深いです。

後半はSF的な要素が色濃くなっていくんですが、これは監督の趣味だったのかな。ラストがお気楽なハッピーエンドじゃなかったのも、覚悟を持って未来を切り開くっていう厳しさが伝わってきてよかったです。

キャラクター的にはいたずらなサルたちがかわいかったです。キャラクター原案として天野喜孝さんの名前がクレジットされていますが、このサルがいちばん天野さんっぽさが出ているような感じがしました。

ストーリー自体は原作と全然違うのでおそらく賛否はあると思いますが、自分的には中途半端に原作ストーリーを取り入れるよりも、このくらい無視してくれた方がすっきりしました。こういうリメイクならまた見てみたいなぁと思いましたです。

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■今のところ明確なソースはないようですが、キャラクター関連のムックを発売していることでもおなじみの某出版社に何やらよからぬ噂が広がってるみたいですね。倒産したとか、民事再生法の適用を申請したとか…。事実かどうかは月曜あたりになればはっきりするとは思いますが、なんとか生き残って事業を続けてもらいたいものです。
 

杉並区立図書館の検索端末画面
■上の画像は杉並区立図書館にある検索端末のスタート画面です。前になみすけが出てくるってちらっと書いたことがあったんだけど、見たいと思った人がいるかもしれないと思い、写真に撮ってみました。
 

【ファミマ入店音】ファミマに入ったらテンションがあがった【Remix】(ニコニコ動画)
聞き慣れたメロディがどんどん格好良くなっていってすごいです。こういう機械を操作しているところってはじめて見たかも。職人技ですね。
 

生まれ育った土地から離れないなんて馬鹿げてる(はてな匿名ダイアリー)
ネットでよく見るタイプの話ですが、こういうのって結論としては「人それぞれだから」っていうことで落ち着くんでしょうね。はてブでは批判が多いけど、この人の「怖い」と思う気持ちも分からんでもないです。僕は。
これは田舎VS都会みたいな話じゃなくて、同じ場所にとどまることで発生する、ある種の縛りとかしがらみのようなものをなんでみんな無自覚に受け入れることができるの? っていう素朴な疑問なんじゃないかなぁ。
 

ライブドア、RSSとブログのタイムラグを解消する「PubSubHubbub」に対応
少し前のニュースですが、僕のサイトもこの動きに対応すべくWordPressのプラグイン「WP Pubsubhubbub」を入れてみました。すると本当に更新した瞬間にLivedoor Readerの方にも反映されていて超気持ちいいです。と言っても僕のサイトをRSS購読している人なんてほとんどいないので完全なる自己満足なんですけどね。

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ビルの上は知らない町でした
よくVOWみたいな感じで、「田舎で発見したおかしな光景」みたいな写真を見かけることがありますが、でもヘンなものって田舎よりも都会の方が多い…と思っていたんですよね。ところがいざ写真に収めてやろうと街中を歩いても全然目に止まらなくて、やっぱり気のせいだったのかと思っていたんですが、なんと、目線の上に存在していたとは!
やっぱりどんなに違和感のあるものでも、だんだんと日常の中に埋没してしまって、やがて目に入らなくなってしまうんですね。それなのに気づいてしまう林さんの観察眼にはすごいの一言です。
 

社長が訊く『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』
任天堂の岩田社長によるポケモンインタビュー。岩田さんって64時代もバリバリでプログラム書いていたんですね。びっくり。
今回のポケモンには「ポケウォーカー」っていう歩数計のようなものがついてくるってことでちょっと気になってたんですが、やっぱりポケットピカチュウの進化版的な位置付けみたいですね。

ところでポケモン関連の携帯デバイスと言うと、ポケットピカチュウの他にも8年くらい前に「ポケモンミニ」っていうカートリッジ交換式の携帯ゲーム機が発売されていたことをご存知でしょうか。今回のポケウォーカーみたいに、いつかはその進化版が登場することもあるんでしょうかね。

実は少し前にこのポケモンミニのことを思い出し、欲しくなって買い集めてみたんですよね。せっかくなので画像で紹介してみます。

ポケモンミニ本体
▲ポケモンミニの本体です。全3色発売されていて、左から「チコリータグリーン」「ウパーブルー」「ムチュールパープル」という名前が付けられています。いちばん右はポケットピカチュウカラーです。

ポケモンミニ本体比較
▲DS Liteとの大きさ比較はこんな感じ。

ポケモンミニソフト 
▲ソフトです。全部で10種類のソフトが発売されているので、コンプリートまであと2本なんですが、そのうちの1本である「トゲピーのだいぼうけん」は激レアと言われているのでたぶん僕の手に渡ってくることはないでしょう…。

集めて満足してしまったのでゲーム自体はあまりやってないんですが、シンプルでわかりやすいゲームが多いのがいいですね。中でも「ポケモンショックテトリス」はテトリスをベースにポケモンミニならではのショックセンサーを活かしたギミックなんかもあったりしてなかなかの完成度です。