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セサミストリートに新キャラ「モッピー」登場、USJ10thアニバーサリーでお披露目イベント開催…かわいいけどセサミっぽくない気も。
縫いぐるみ人形劇を一新=NHK…「ポコポッテイト」という素朴な外見のキャラクターに。「モノランモノラン」はたったの2年で終了。
ケンタッキーのスマイルセットに「ケアベア」が新登場 3月24日発売
ソチ冬季五輪のマスコット、ロの市民投票で誕生
ソチ五輪:マスコット盗作? ロシアの絵本画家が批判…「こぐまのミーシャ」の作者が批判。ぱっと見は全然違うけど、顔の中央部分だけを見ると似ていなくはないです。どっちもロシアの五輪キャラだもんなぁ。
JR東日本に続き「ブクブクアワー」1月から関西進出開始
ADO COLLECTION 水森亜土プレミアムショップ…2/18-3/14、渋谷パルコファクトリーにて。
及川賢治 個展…3/1-30、吉祥寺トムズボックスにて。

ヤン坊マー坊、デザイン一新 ライセンスビジネス拡大へ…プレイセットプロダクツが手掛ける新キャラクターが登場。ネットでは日清のひよこちゃんのときと同じくネガティブな反応が多かったようだけど、従来のヤン坊マー坊とはまた別ブランドらしいからいいんじゃないかな、と。
ヤン坊マー坊 新ブランド「Y&M(ワイアンドエム)」の展開について
Y&M
 

かわいいジャック・スパロウや産毛フワフワな「こねむネコ」など第23回プライズフェアの面白プライズいろいろ…「ねむネコ」「だるひよ」「メロン熊」など。
恐るべき歌唱力を披露する焼きおにぎりのイメージキャラクター「やき おにお」(CV:松崎しげる)がついにプライズ化
アミューズメントエキスポ2011 イベントレポート…システムサービスのレポート。
ぬいぐるみ展示商談会レポート
新年最初の玩具展示会 TOYフォーラム2011レポート
およそ20万人が来場 第71回東京ギフト・ショーレポート
文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門審査委員会推薦作品『豆しば』キム・ソクウォン…トークイベントのまとめ。
ジャッキーカフェ@渋谷 by くまのがっこう に行ってきたエアロプレインさん)
 

H23_2 Mr.CONTAC – 折田先生を讃える会…毎度おなじみ折田先生、今年はあのキャラに変身。赤と白のつぶつぶの効果をもってしてもカンニングは防げなかったか…。
花王サイトに新キャラ「毛あなぐま」登場…サイトはこちら
なんと男性の4割「ぬいぐるみ」を所持! ビオレのゆるキャラ「毛あなぐま」とは
こ、この顔は・・・!有名マンガ家たちのキャラメルコーン
家庭で簡単に手作りソフトクリーム、森永製菓が「ぬ〜ぼ〜」キット
ツバメつながりでヤクルト球団とコラボ 新潟・燕市が「飛燕舞」販路拡大
青いガチャピン&ムック「ブルーガチャムク」登場、UQ WiMAXの新CMキャラクターに
もしもガチャピンとムックの色が反対だったら?
KLMオリジナルデザインのミッフィーこけしプレゼント
釘宮理恵:「ホッコリ温かい気持ちになれる作品」リサとガスパールでリサ役
WordPress 日本公式キャラクターが登場…かわいいです。僕のサイトのどこかにも載せたい。
「サザエさん」視聴率絶好調 寂しい現実、虚構求める心…普通に面白いからだと思うけどなー。「私にもこんな明るい家庭があったら…」なんて涙しながら見ている人もいるんでしょうか。
新幹線の着ぐるみで東京マラソン完走 熊本県職員PR
着ぐるみ「わさお」マラソン登場で大声援…大丈夫なのか。

マイメロにみるサンリオのアニメ化戦略

「トルンカ、ポヤル名作集」…2/26-3/18、渋谷シアター・イメージフォーラムにて。
アニメ“聖地”で新作 山村監督「夢だった」…カナダのNFBと共同制作した「マイブリッジの糸」。公開が楽しみです。
 

「牛乳にワサビを混ぜると?」 疑問に答える絵本…寄藤文平さんの新刊。
[本]靴下にゃんこ4/トヤヨシエ(7net)…3/25、主婦と生活社より。
[本]全力ウサギの 今日から全力!/イケダケイ(7net)…4/7、メディアファクトリーより。
[本]カルルとふしぎな塔/寺田順三…アニメの絵本化。2/3、白泉社より。→amazon
[本]もぐらくんとテレビ/ハナ・ドスコチロヴァー、ズデネック・ミレル…もぐらくんの新作絵本。偕成社より発売中。→amazon
[本]ジュエルキャット Jewel cat/おかだなおこ…「ねこのパンヤ」と同様、サンエックスキャラでは珍しい創作絵本っぽい雰囲気の内容になっています。12/9、小学館より。→amazon
[本]それ行け!カープ坊や…カープ坊やの生みの親、ガリバー岡崎さんが作画を手掛けた絵本です。→amazon

『トイ・ストーリー3』、アカデミー賞長編アニメ賞受賞…やっぱりピクサー強いです。ちなみに惜しくも賞を逃した「イリュージョニスト」は「ベルヴィル・ランデブー」を手掛けたシルヴァン・ショメ監督の最新作です。
ディズニー『カーズ』の次は、飛行機が主役に!『プレーンズ』がスピンオフ決定
ディズニーがストップ・モーション・アニメのホラーを製作
ディズニー、BeeTVアニメ作品初の携帯動画配信サービスに進出
ミッキーマウスが今度はマッド・ハッターに変身
ディズニー「塔の上~」世界興収5億ドル突破
ディズニー・モバイルが新宿にショップ開設

米国のファンが日本アニメを「海賊」する理由

キャラ弁ならぬ「ゼル弁」も? ファンによる「ゼルダの伝説25周年」企画を集めてみました
どこまで知ってる?「ゼルダ」25周年記念豆知識大会「リンクが左利きな理由」って?…一応全部知ってました。ファンだったので…。
祝『ポケモン』15周年! 懐かしの『赤・緑』から最新作までをCM映像と共に振り返る…初代のCMに出てたロリータファッションのロビンちゃんって今何してるんだろ。
『レミングス』が20才の誕生日を迎えました
みんなが好きなゲームキャラクターは!? やっぱりマリオ ・・・ギネス調べ
 

まゆまろの妹、「まゆこ」誕生
「まゆまろ」対決に爆笑…まゆまろロボすごそう。
五島ゆるキャラ 3体お披露目 : 長崎…ちょっとタイプの違う3キャラ。
ルミネtheよしもと”ルミにゃん”が「ゆるキャラ(R)さみっと情報局」に登録
府警の新キャラ、愛称募集 「検非違使」イメージ – 京都…検非違使って学校で習って以来はじめて聞いた気が。

「ゆるキャラ」のオトナな楽しみ方〜地元&お出かけ先で出会ったら
いまや“ゆるキャラ”戦国時代! 果敢に挑戦する歴史キャラ

君津の「きみぴょん」 つむぎの会が礼服をプレゼント…ゆるキャラも正装をする時代か。
ゆるキャラ界の伊達直人!? 戸越銀次郎の呼びかけで義援金52,433円
開港6年でフーの絵本 セントレア
「たか丸くんソング」 市民にじわり浸透
たがゆいちゃんにイメージソング 多賀の魅力、歌でPR
落選キャラがネットで人気に 海老名市の「えびなさん」…せっかくなので隠れキャラ的に活動してほしい。
北海道・長万部のゆるキャラ「まんべくん」、新宿で初のイベント開催へ
まんべくん追いかけて 熱烈ファンが長万部に
「まんべくんのご紹介で」札幌プリンスに超スペシャル宿泊プラン バレンタインはせんとくんに完勝

ゆるキャラたちにバレンタインチョコ多数届く…たわわちゃんがノッポン兄弟に送った色紙がかわいい! 大きい画像はこちら
「想いが伝わりますように♪」 蓮花ちゃんがせんとくんに用意したバレンタインデーのプレゼント…まんとくんにもプレゼントするとはなかなか抜け目のない蓮花ちゃんです。
せんとくんが3歳に-全国から昨年を上回るプレゼント31個
ひこにゃん大喜び、チョコの山 滋賀・彦根の人気キャラ
「くまモン」モテモテ バレンタインチョコ続々

県内自治体初のご当地ナンバープレート発表、「よいしょの金太郎」あしらい/南足柄
ご当地ナンバー導入へ 岐阜・関
高萩のご当地ナンバー、市のキャラ「はぎまろくん」
イヤミがナンバーに入るざんす 東京・青梅 ニャロメも
ゲゲゲの証明書 住民票などに「目玉おやじ」

MEMO

Lady Gaga – Born This Way(YouTube)
今更かい、と思われそうですが、レディー・ガガにはまり中だったりします。これまで体に牛肉巻いてるイメージしかなかったので自分には関係のない人だと思っていたんだけど、ふとしたきっかけでアルバムを聴いてみたらむちゃくちゃよくてビックリし、今に至っているというわけです。

特に好きなのがビヨンセとコラボした「Telephone」という曲。PVで星条旗柄の衣装をまとってダンスする2人を見て、こりゃ勝てんわって思いました。今日公開されたPVも独特の世界観ですが、今回の曲は詞がいいですね。素敵です。
 

インテルの新I/O規格 Thunderbolt 詳細。アップル以外でも採用へ
先日発表されたAppleの新型MacBook Proに搭載されたThunderboltという新規格に関する話題。USB3.0の2倍という高速転送が可能で、現在ディスプレイやストレージの接続に使用されているHDMI、DVI、USB、FireWire、eSATAといった既存端子に変換も可能という、なんでもありな規格だそうです。

インテルはUSB3.0の普及には乗り気じゃなさそうって言われてたけど、こっちが本命だったんですかね? デイジーチェーン接続もできるため、この端子が1つあればいろいろ繋げられて便利ってことで、ノートパソコン向けを意識した規格らしいですが、そんなにすごいのならノート・デスク問わずさっさと普及させて標準規格にしてもらいたいと思いました。
あと、どうでもいいけどこういう規格のネーミングって、たまにやたら仰々しい名前が付けられるパターンがあるのはなんでですかね? 誰のセンスなんだろ。

TOPICSBOOK

suicaのペンギンやチーバくんなどのキャラクターでおなじみの坂崎千春さんがイラストやキャラクターデザインについて語った書籍が発売されています。

イラストのこと、キャラクターデザインのこと。
[本]イラストのこと、キャラクターデザインのこと。/坂崎千春(amazon)

ビー・エヌ・エヌ新社 2011.1.25発売 2079円
ISBN:978-4-86100-743-9

「語った」なんて書くとなんだか漠然としていますが、実際には「ここまで詳しく書いてしまっていいの?」と心配してしまうほど具体的な”描き方”についての解説や、どんなことを意識しながら創作しているのかなど、考え方や取り組み方について綴られています。

第一線で活躍しているキャラクターデザイナーの方が、自身の創作方法について詳しく語った本って、これまであまり見たことがなかったのですごく新鮮でした。表紙に「「生み出す」のではなく「みつけ出す」」という言葉がフィーチャーされていますが、この言葉の意味を含め、「キャラクターデザインってこういうことなんだ!」ってはじめて気づかされることがたくさん詰まっていました。
各キャラクターの創作段階の資料などもふんだんに掲載されているので、資料的に眺めるだけでも面白い1冊に仕上がっています。
 

あとついでに、坂崎さんも関わっている似たジャンルの書籍を2冊紹介しておきます。

成功するキャラクターデザインの法則
[本]成功するキャラクターデザインの法則(amazon)

パイインターナショナル 2010.7発売 2625円
ISBN:978-4-7562-4014-9

タイトルが若干胡散臭い感じの本なんですが、これもホントにいい本でした。キャラ研、手塚プロダクション、博報堂、合田経郎さん、彦根市、坂崎千春さん・電通、大貫卓也さんというジャンルは違えどキャラクターに携わるっている人々へのインタビューをまとめた書籍なんですが、この本のいいところは”成功する法則”とやらを偉そうに語っている人が1人もいないところです。誰にもそんなもの分からないっていう前提に立って、その中で「こうではないか」と仮説を立てながら試行錯誤を繰り返していくというプロセスが正直に綴られていて、自分なりの法則を発見することが何より大切だと言うことを教えてくれます。

日本イラストレーション史
[本]日本イラストレーション史/美術手帖・編(amazon)

美術出版社 2010.10.22発売 1890円
ISBN:978-4-568-43069-1

この本は日本のイラストレーションが辿った約60年の歴史をいろんな角度から振り返るという趣旨の本です。坂崎さんやひこねのりおさんなど、11人のイラストレーターへのインタビューも掲載されているんですが、見てのとおり坂崎さんのペンギンくんが表紙なんですね。すごいです。

イラストのこと、キャラクターデザインのこと。(出版社の紹介ページ)
成功するキャラクターデザインの法則(PIE BOOKS)
日本イラストレーション史(出版社の紹介ページ)
さかざきちはる(公式サイト)

[本]うわのそら/坂崎千春(2009.10.26)

MEMO

T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振るルポマンガpixiv
読んではいけないオーラが半端なかったので最初はスルーしていたのですが、やっぱり気になったので読んでみました。面白かったです。僕はこの作品、大好きだよ。
 

平野綾と元ファンクラブ会員がツイッターで大激論!! 深夜の大騒動にニュー速VIPブログさん)
ここにも己の抱くイメージを賭けて終わりなき聖戦を繰り広げる2人の勇者が…! 声優っていうお仕事がここまで熾烈を極めるものだったとは知りませんでした。

わざわざ本人に言う方も言う方だし、相手にする方もする方ってことで、どっちもどっちという意見が多いみたいですが、僕はせっかくなので両方とも応援したいです。何かと空気を読んで自重しがちなこのご時世に、こうしたガチ VS ガチの対決というのは貴重な気がしますので。いっそお互いが納得するまでとことんやってみてほしいです。
こんな戦いが簡単に見られるとは、便利な世の中になったことに感謝しないといけません。

にしても、ここまで人をこだわらせてしまう”イメージ”ってホントなんなんでしょうね。色々と考えてしまう1週間でした。

MEMO

twitterでは、「get wild」とつぶやくことはできない(Togetter)
あ~、Twitterのコマンドって今も有効なんだ。昔はGoogleTalkとかのインスタントメッセンジャーにタイムラインを表示させるのが主流だったから、こういうコマンドも意外と便利だったんですよね。確か。

僕もかつてはGoogleTalkを使っていたけど、使えなくなってからはTween一筋です。でも先日アップデートされた最新版の挙動がなんか変なんですよね。次のバージョンで直るといいんだけど。
 

TETSUYA KOMURO official website
「GET WILD」で思い出したけど、小室哲哉さんの公式サイトがオープンしています。来月には久しぶりのソロアルバムが発売されるそうなので楽しみです。

小室さんと言えば、去年globeのベストアルバムが3形態発売されたんですね。90年代の全盛期の頃からずっと小室ファンな僕もTK SELECTIONっていう7枚組のやつを買ったんですが、実は小室作品のCDを買うのはこれが初めてだったのでした。

というのも、あれなんですよ。あんな金遣いの荒さを見せつけられたら、この人のためにお金を使おうなんて気なくすでしょ。だから当時の僕は、今は買わないけどいつか小室さんが落ちぶれて、お金に困るようなときが来たら、そのときは買わなかった分まで買い支えるよって思っていたのでした。どうですか、僕ほどよくできたファンはなかなかいないと思いませんか(笑)。
それにしてもホントにそんなときが来るとは夢にも思ってなかったんですけどね。

でもまあ、今の小室さんはavex社長の計らいでいい環境でお仕事されているようだし、無理してCD買うこともないのかな…という気もしてきたので、今後はまたレンタル派に戻るかもしれません。でもそれじゃあ、よくできたファンというよりただのケチなやつですね。ははは…。
 

「ギャンブルのイメージをつけたくない」千原ジュニアを守る吉本の本心
これは面白い話ですね。ギャンブルでイメージに傷が付くって、おまえはリラックマか、ファンシーキャラクターなのか、っていうツッコミが今の時期なら正しい気がしますが、本当なんでしょうかね。ジュニア自身は番組で「降ろされた」って言っていましたけど。どっちにしろ、大の競艇ファンのせいじがかわいそうという話です。せっかくだから、かわりにせいじを使ってあげればいいのにね。

あとジュニアと言えば、最近トランプの「大富豪」をはじめて知ったそうで、Bコースのタケトやカリカの林といったいつもの”Jリーグ”メンバーを集めて、夜な夜な大富豪大会を開いているそうです。

引きこもりだった学生時代を経て、”遅れてきた青春”を謳歌中のジュニアらしい話ではありますが、それに付き合わされるタケトや林の身にしたら、たまったもんじゃないですよ。いい歳して今更大富豪って、ねぇ。

とか思っていたんですが、よく自分のことを振り返ってみると、そういえば去年、急に大富豪をやりたくなって、D貧民というソフトをダウンロードして、1人で一晩中遊んでいたことを思い出してしまいました。全然人のこと言えないどころか、どう考えてももっとダメな人でした。

でも大富豪ってやっぱり面白いですよね。ジュニアの言うとおり、ほんとよくできたゲームです。

MEMO

■先日話題にしたリラックマのパチスロの件の中で、サンエックスが作者のコンドウアキさんへこのことを事前に知らせていなかったことについて、「理解はできるんだけど~」と書いていたんですが、このあたりの部分をもうちょっと詳しく書きたくなったので補足的に書いてみます(注意:やたら長くなった割にたいしたことは書いていないので暇じゃない人は読まない方がいいです)。

今回の件のネットでの反応を見ていると、「作者が知らなかったなんてありえない」とか、「なぜ大事なキャラクターを会社に任せっきりにしていたのか」的な意見を目にすることがあったんですが、これはねー、たぶん本当に知らなかったんだと思うし、ある意味仕方のない話なんですよね。だって、リラックマってコンドウさんがサンエックスの社員時代に生み出したキャラクターなんだから、一切の権利を会社が持っているのが当然なんですよね。普通、社員が会社の仕事として生み出した創作物の版権をその社員へ与えるなんてこと、しないと思うので。

それに、本来なら社員が会社を辞めてフリーになったら、その時点で社員時代に手掛けたモノとは関われなくなるのが普通だと思うんですよね。

例えばサンリオだと、キャラクターの作者が会社を辞めると別の社員デザイナーが2代目作者としてそのキャラクターを引き継いでいます。キティの作者としてメディアに登場している山口裕子さんも実は3代目デザイナーで、生みの親は清水侑子さんだし、マイメロディの作者、小林久美子さんも7代目だそうです。

あとジャンルは違いますが僕の知っている例として、任天堂の「星のカービィ」の作者、桜井政博さんのパターン。桜井さんも現在は制作会社を辞めてフリーになっていますが、今も任天堂とは引き続き共同でゲームを制作する関係にあるんですね。それでも、昨年発売された「毛糸のカービィ」という作品については、「作っていることすら知らされなかった」とTwitterでつぶやかれています。

例えば清水さんや桜井さんが、今のキティやカービィを見て「イメージと違う」と会社へ文句を言ったとしても聞き入れてもらえないと思うし、おそらく今後のことは何も言わない契約の元、退社されているんだと思います。

ここでリラックマに話を戻しますが、実はリラックマの場合はキティやカービィとは状況が違います。社員だったデザイナーがフリーになってからも引き続き関わっていますもんね。
これは、例えるならテレビ局のアナウンサーが会社を辞めてフリーになってからも、引き続き社員時代に担当していた番組に出演しているような状態に似ていると言えば分かりやすいかな? と思ったのですが、実際のところちょっと違うのかもしれません。

コンドウさんはリラックマの作者として、サンエックスとのお仕事を継続されていますが、「キャラクターの作者」と呼ばれる人が具体的にどんなことをしていて、どんな権限を持っているのかがはっきりと想像できないんですよね。

これが漫画の作者だったら―。今回の件でも「鳥山明さんはドラゴンボールのパチンコ化の話が来ても絶対に断っている」という都市伝説的な話が引き合いに出されているのを見かけましたが、漫画と作者の関係は分かりやすいんですよね。単純に漫画を描いている人が作者だから。それに漫画家って基本的に元々フリーなんですよ。鳥山さんはジャンプの漫画家だからおそらく集英社と専属契約を結んでいるんだと思いますが、でも集英社の社員ではないですよね。「ドラゴンボール」の関連グッズに記載されている著作権表記を見ても
「(c)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション」
のように、ちゃんと鳥山さんの事務所の名前が併記されています。

著作権表記は本にもあって、漫画本でも、漫画に限らず小説でも何でもいいんだけど、通常は本の奥付のところに「(c)○○」と作者の名前が書かれています。
でもサンエックスのキャラクター絵本のように、社員が手掛けた書籍の場合、表紙に作者名が書かれていたとしても著作権表記はやっぱり社名のみになってるんですよね。

社員時代のコンドウさんは、表紙に自分の名前が書かれているものの、実際は会社が発売する"本というグッズ"を仕事として手掛けたわけです。
そしてフリーになってからのコンドウさんは、言葉が正しいかどうかはわかりませんが、あくまで外注のデザイナーという立場でサンエックスから依頼を受けて、1冊丸ごと分のイラストと文章を書いたということになります。

本に限らず、他のグッズなどのお仕事でも、イラストなどのデザインや監修をされていたんじゃないかと思うんですが、今回の件で、コンドウさんがプロジェクトの方針を決めるリーダー的な立場や、その決定を知るような立場として招かれているのではなく、あくまで外部のデザイナーとして関わっていることがはっきりしたと言えます。

「作者」と聞くと、漫画家のように、その作品の方向性を決める一定の権利を持っているように思えるんだけど、リラックマの場合はそれが当てはまらず、コンドウさんに対しても、サンエックスに対しても誤解が生じてしまっているのが、今回の問題を大きくしている原因ような気がしたのでした。

それにしても、本の表紙に作者として名前が出ているのに、コンドウさんの立場が弱すぎるんじゃという気もしてきますが、でも僕は逆に、ちゃんと表紙に作者名を記載するのは偉いなと思っていたんですよね。(度々引き合いに出してなんですが)サンリオが発売するキャラクター絵本には作者名、記載していないですからね。

サンエックスにはキャラクターの作者が退社してフリーになった後もその人に引き続き仕事を依頼するケースがリラックマの他にもいくつかありますが、そういう方針も、「サンエックスは作者のセンスや個性を大切にしているからなんだろうなぁ」と好意的に受け止めていました。

ただ、一旦こういう問題が発生してしまうと、作者は実際の立場を上回る批判を受けなければいけなくなるし、会社の方も、作者という立場の人が外部に存在する限りは、その人と意思の疎通をしていないとやはり批判を受けてしまうんですね。

今回、コンドウさんがブログでコメントを発表しましたが、あれはかなりの勇気を持ってされたんだと思います。だって、仕事を受けている会社の評判を落とすことになるかもしれないし、そうなったら最悪、切られる可能性だってあるわけですから。

サンエックスはおそらくコンドウさんに反対されるとややこしいので、後戻りできなくなるところまで黙っていたんだと思いますが、やっぱりそういうのはファンを含めて誰も得しない! というのが今回の教訓なんじゃないでしょうか。