COLUMNGAME

Angry Birds(Wikipedia)

スマートフォン向けのゲームアプリとして世界中でヒットを飛ばしている「Angry Birds」というタイトルがありますが、先日、このゲームについてのざっくりとした概要を知りたいと思って、いつものようにとりあえずWikipediaを見に行ったんですが、なんと日本語版のページがないんですね。国内での注目度ってそんなものなのかと、ちょっとびっくりしました。

僕が知りたかったのは、スマートフォン向けの物理演算パズルゲームって山のように存在しているけど、それらはAngry Birdsがヒットしたのを見て、雨後のタケノコのように発生したものなのか、それともたくさんあった中から何か目を引く部分があってAngry Birdsに注目が集まったのか、どっちなんだろう? っていうあたりの経緯についてだったんですが、英語とか読むの面倒だからいいや。

で、そうこうしていたらタイミングよく以下のような考察を見つけて、興味深く拝見しました。

Angry BirdsのRovioはなぜ任天堂ではなくDisneyを目指しているのかCheshire Lifeさん)

なるほど、開発会社のRovioは任天堂のようなゲームメーカーなりたいんじゃなくて、ディズニーのようなキャラクターコンテンツのメーカーを目指しているんだと。なぜなら今の時代には様々なプラットフォームがあるんだから、そこに乗せやすいようキャラクターという存在を軸にして展開していくのが、いちばん理に適っているんじゃないか、ってことですね。

そもそも僕がこのゲームに興味を持ったのは、どうやら海外ではゲーム自体の人気とともに、キャラクターとしての人気も高いらしいというのをどこかで読んだからだったんですが、そこにはRovioのこういった展開方法が背景にあったからなのかもしれませんね。

ただ、そうは言ってもキャラクターの人気を一過性のブームではなく、継続したものにするのって、ゲームを当てるのとはまた違った感覚が必要になってくると思います。そのあたりをどこまで実現できるのか、気になるのでしばらく様子を見守っていきたいと思います。
とにかく今のスマートフォンの世界は展開が早くて面白いです。このスピード感はぜひ日本のコンシューマーゲーム会社も見習ってほしいなー。

ちなみに個人的にはAngry Birdsのキャラクターや世界観ってそんなに広がりがなさそうに見えるし、そこまで魅力的には思えないので、これでディズニーを目指すとか言われてもピンと来なかったりするんですが、ゲーム自体は非常に取っつきやすくて面白いのでおすすめです。Android向けには無料で公開されているのでとりあえずダウンロードしておくといいと思います。

4000万人が遊ぶ超ヒットiPhoneゲーム「Angry Birds」、課金と広告モデルで月売上2億円超えIn the looop 2010.12.9)…昨年末の時点での収益モデル等についてまとめられています。

Angry Birds(Androidマーケット)
Angry Birds Lite(iOS向けの無料版)

MEMO

四ッ谷駅~飯田橋駅間にある外濠公園へ桜を見に行ってきました。その名のとおり外濠(そとぼり)沿いに作られた細長い公園です。

外濠公園1
▲当日はくもりだったのでこんな感じです。

外濠公園2

P1040668

外濠公園3

外濠公園4
▲大学生がたくさん集まってお花見をしていました。近くにある法政大学の学生と思われます。

外濠公園5

靖国神社1
▲その後近くにある靖国神社にも行ってみました。

靖国神社2

靖国神社3

靖国神社4
▲なんだか人だかりができている桜の木を発見。

靖国神社5
▲おお、これがニュースでよく見る桜の標本木なんですね。

靖国神社6

靖国通り
▲靖国通り

北の丸公園1
▲向かいにある北の丸公園(の入口)

北の丸公園2

その後、皇居外苑の方にも行ってみました。

皇居外苑1

皇居外苑2

皇居外苑3

皇居外苑4

皇居外苑5
▲な、な、なんだこのだだっ広さは。何もないし誰もいない! 都心のど真ん中にこんなところがあるとはびっくりです。

皇居外苑6
▲二重橋、の手前にある正門石橋。

ここにも桜があると聞いていたのに全然ないなぁ…と思って出てしまいましたが、どうも奥に行きすぎていたらしい。楠公像のあたりにあるそうです。こんなに見通しがいいのに気づかないなんて。

日比谷公園
▲こちらは日比谷公園内の桜。さすがにしんどくなってきたのでちらっと見て帰りました。

皇居周辺だと千鳥ヶ淵の桜もいいそうです。あと皇居東御苑にも行ったことがないので、またいつか行ってみたいと思います。

TOPICS絵本,雑誌

絵本の雑誌、「MOE」最新号にて「バムとケロ」でおなじみ島田ゆかさんの特集が組まれています。

MOE 2011年5月号
[雑誌]MOE 2011年5月号(amazon)

白泉社 2011.4.2発売 800円

インタビューでは新刊についてのことをはじめ、デビューの頃やカナダでの生活などが語られています。また、今月27日から開催されるフィンランドの絵本作家、ユリア・ヴォリさんとの2人展についてのページもあります。

ここでは取り上げ損ねてしまっていたんですが、今年1月に発売されたシリーズ最新刊「バムとケロのもりのこや」はなんと12年ぶりの新作なんですね(島田ゆかさんの新作としても6年ぶり)。

バムとケロのもりのこや
[本]バムとケロのもりのこや/島田ゆか(amazon)

文渓社 2011.1.7発売 1575円
ISBN:978-4-89423-707-0

12年といえば…と振り返ってみると、このサイトを始めるより前ですよ。その間も本屋さんで平積みされているのを普通に見かけていたので、そんなにも時間が経過していたとはまったく気づきませんでした。でもそんなブランクをものともせず、新刊は既にベストセラーになっているそうで、やっぱりすごい人気です。

12年経っても2人は何にも変わらない、いつものバムとケロでした。こういう、絵本の持つ変わらないよさっていいなって思ったのでした。

MOE(公式サイト)
絵本作家 島田ゆかのサイト、バムケロページ(公式サイト)

島田ゆかさん『バムとケロのもりのこや』インタビュー(絵本ナビ)
バムとケロのもりのこや [著]島田ゆか(asahi.com)…週刊朝日の書評。累計販売部数は360万部とのこと。
島田ゆか&ユリア・ヴォリ絵本原画展…4/27-5/9、松屋銀座にて開催です。ユリア・ヴォリさんはぶたのキャラクター「SIKA」の絵本でおなじみの方。

[雑誌]MOE 2011年5月号(JBOOK)…こちらのショップでMOEを購入すると先着でクリアファイルが付いてくるそうです。残念ながら今月号は売り切れっぽいけど。

MOE絵本フェスティバル(2010.2.5)
[雑誌]MOE 2006年10月号、かこさとし特集(2006.9.4)

MEMO

[CD]Dearest/SING LIKE TALKING(amazon)

CDショップでSING LIKE TALKINGの新譜を見かけて、久しぶりだな~と思ってはいたんですが、8年ぶりのシングルなんだそうですね。そんなに間隔が開いていたんだとびっくりしました。そしてこの変わらぬ安定感。さすがです。
 

小西康陽のソロ・プロジェクトPIZZICATO ONE、始動

こちらも久しぶり。PIZZICATO FIVE解散から10年ですか。再び小西さんがPIZZICATOの名前を掲げて活動するとは思ってもいなかったので驚きと同時に楽しみが増えました。今回は英語曲のカバー集とのことだけど、将来的にオリジナル曲を制作する予定はないのかな? 気になります。

MEMO

映画『イリュージョニスト』公式サイト

「ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ監督が放つ7年ぶりの長編アニメーション作品。脚本はフランスの喜劇王、ジャック・タチの遺稿によるもの。先日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで見てきました。

静かに、そして確実に流れていく時間という残酷な存在を、圧倒されるほどに繊細に描き出した素晴らしい作品でした。

ただ、重い。あまりにも重かった。見終わってからずっと、胸に漬け物石でも乗せられているんじゃないかっていうくらい、重苦しい気分だよ…。
 

去年の桜
■桜の季節ですね…。上の写真は去年撮ったやつです。枝じゃなくて木の幹から直接咲いているんですが、こういう花の呼び名ってあるんでしょうか。

巷では今年の花見は禁止とかいう話もあるようですが、ただ見るだけの人まで禁止されることはないと思うので、またどこかへ見に行こうと思います。今度は遠くへ行ってみたいなー。

TOPICS雑誌

「デザインノート」はあるテーマについてのデザイン・メイキングについて掘り下げている隔月刊誌ですが、最新号でキャラクターデザインを取り上げていたので紹介です。

デザインノートNo.36
[雑誌]デザインノート No.36(amazon)

誠文堂新光社 2011.3.26発売 1680円
ISBN:978-4-416-61101-2

クリエイターを”キャラクターをデザインの仕掛けとして使う側”と、”キャラクター自身を書く側”に分類し、それぞれの側面からキャラクターをどういったコンセプトやアプローチの元、どんな役割を持たせて立ち上げ育てているのかをクリエイター本人へのインタビューや過去作品を見ていくことで解き明かしていく、といった内容になっています。

登場クリエイターがやたら豪華で、佐野研二郎さん(LISMO)、田中秀幸さん(スーパーミルクチャン)、畑野憲一さん(まねきねこダック)、岡知行さん(マストくん)、鈴木克彦さん(暴君ハバネロ)、糸乗健太郎さん(Ponta)、黒須美彦さん(ドコモダケ)、坂崎千春さん(Suicaのペンギン)、田代卓さん(ガスヒーポン)、ディック・ブルーナさんといった人達について取り上げられている他、CMのクリエイティブディレクターである松井美樹さん(低燃費少女ハイジ)と木村透さん(のってカンガルー)のインタビューや、佐藤可士和さん、佐野研二郎さん、小杉幸一さんという博報堂トリオによる鼎談も掲載されています。

他にも「業種別キャラクター図鑑」として45体の企業キャラを紹介したページや著作権についてまとめたページもあったりと、読み応えのある構成になっているためまだ全部読めていないので詳しい感想はまたあとで追記するかもしれません。

とりあえず田中秀幸さんが「未来少女マリコ」というTVアニメーションシリーズを新たに制作中ということを知ったので、放送まで心待ちにしたいと思います。楽しみ!

デザインノート(公式サイト)