「今日はあれをしよう!」と思って、TODOリストまで作って、いろいろ雑用を済ませていざっていう時に死ぬほどやる気がなくなって、1つも何もしないまま終わるのはなんでですか? 今月はいつもに比べて時間があったはずなのに、いつものように終わってしまいました。
何なんだろう僕の人生は……とか思ってしまいますが、それでも健康で1日過ごせたんだから、これほどありがたいことはありません。世の中、なんだかギスギス感がすごいですが、早くのんきな感じになるといいですね。
キャラクターの話題を追っかけています。
「今日はあれをしよう!」と思って、TODOリストまで作って、いろいろ雑用を済ませていざっていう時に死ぬほどやる気がなくなって、1つも何もしないまま終わるのはなんでですか? 今月はいつもに比べて時間があったはずなのに、いつものように終わってしまいました。
何なんだろう僕の人生は……とか思ってしまいますが、それでも健康で1日過ごせたんだから、これほどありがたいことはありません。世の中、なんだかギスギス感がすごいですが、早くのんきな感じになるといいですね。
僕はガチプレイヤーではないので、SNSとかで流れてくる他のプレイヤーさんのきちんと整備された島の風景や、手の込んだマイデザインの画像なんかを羨ましがりながら、マイペースに石を叩いたりしながら日々を過ごしています。
「どうぶつの森」は、僕にとって思い出深いタイトルです。初代のNINTENDO64版を発売直後に購入して、これはちゃんと遊びたいと思い、当時開設して2年くらい経ったこのサイトの更新をはじめて長期間お休みしたんですよね。「どうぶつの森を遊びたいから1ヶ月くらい休みます」なんて言って。
1ヶ月休むのに改まって宣言するくらい毎日のように更新していたあの頃が懐かしいなぁ。
当時はカクカクポリゴンのキャラクターが愛らしく感じましたが、今ではすっかりつるつるになり、隔世の感があります。
リアルではなかなか外に遊びに行けない分、島での暮らしを楽しみたいと思います。
久しぶりに絵本を紹介。くまのぬいぐるみが主人公の作品です。
[本]くまのテセウス/作・かねこあつし、かねこやすこ(amazon)
パイ インターナショナル 2020.1.17発売 1700円+税
ISBN:978-4-7562-5300-2
ガラクタを背景に虚空を見つめる彼がこの物語の主人公、テセウスです。
かつては女の子と仲良く暮らしていたテセウスですが、今はゴミ処理場で暮らしています。なぜ捨てられたのか悩んでいる時、仲間(?)の扇風機から、それはおまえがボロっちいうえに大量生産の安物だからだと告げられます。更に、特別な存在になるよう煽られ、ほころびていた左腕を自ら引きちぎって、落ちていたロボットのような腕に付け替えてしまうのでした。
特別になった高揚感からか、テセウスの"特別欲"は止められなくなってしまい、右腕は伸び縮みするアームに、足は車輪に、更には胴体、果ては頭まで取り替えて、すっかりロボットのような見た目になってしまいます。
以上が冒頭の展開なのですが、ここまでで僕はなかなかの衝撃を受けてしまいました。だって、再び持ち主に愛されたいから、ぬいぐるみが自分の意思で体を引きちぎってどんどん自己改造してしまうんですよ。しかも、ふわふわのぬいぐるみが好きだった女の子がロボットみたいな見た目に変わり果てたテセウスを見たらどう思うでしょうか。「かっこよくなったね!」なんて言ってすんなり受け入れてもらえる未来はまったく想像できないばかりか、気づいてもらえるかすら怪しいです。どう考えても悲劇的な結末しか見えません。
実はテセウスという名前は"テセウスの船"という哲学用語から来ているようなんですね。ある一隻の船があり、部品が朽ちると新しい部品に交換していくんですが、最終的にすべての部品が入れ替わった時、この船は元の船と呼べるのか、という思考実験に使われる用語です。ちょうど同名の漫画を原作にしたドラマが放送されているのでご存じの方も多いのかもしれません。
まさかそれをぬいぐるみに置き換えて描いてしまうとは。
くまのテセウスはその名の示す通り、自分の意思とは言え最初のテセウスと言えるのかよく分からない存在になってしまいました。それでも女の子が今でも自分のことを思っているかもしれないと信じて旅に出る決意をします。テセウスは求めていた幸せを手に入れることができるんでしょうか。それはぜひ本を手に取って確かめてみてほしいです。
→[本]くまのテセウス(出版社の紹介ページ)
→Blood Tube Inc.…作者の金子敦さんと金子泰子さんが主宰するデザイン事務所。
今、日本中というか世界中なのでしょうか。世の中、新型コロナウイルスの話題ばかりになってしまいましたね。いろんなことが中止や延期になったり、物が売り切れたり、ここ数日で一気に非日常感に拍車が掛かってしまいました。
漠然とした不安がある時は正しい知識を身につけることが解消への近道だとは思うんですが、今回の件はどうにも何が正しいのか分からないことが多いです。
厚生労働省のサイトにはそんな人向けのQ&Aが公開されていますので、読んでおいて間違いはないかと思います。まずは手洗いうがいなどのかぜ予防的なことを心がけて、不要不急な外出はしないという基本を守ることが大切という話です。
ただ、この空前の自粛ブームで、お店とか、イベント会社とか、大損害を被る企業や個人の方がたくさん発生する状況ですが、いつ収束するかも分からない中、本当に大丈夫なのかという心配もあります。何らかの救済があればいいんですが…。
早く日常が戻ってくることを祈るばかりです。
こんばんは。1月もあっという間に終わっちゃいました…。
そんな1月にあったこと…。まずは『映像研には手を出すな!』。大好きな湯浅政明監督の久々となるテレビアニメ、毎週楽しく見ています。原作漫画は未読ですが、湯浅さんが得意とするイマジネーション溢れる映像表現が毎週存分に活かされていて、ずっと見ていたくなります。chelmicoのオープニングテーマも大好きです。
こういう作品をやってくれると受信料の払いがいもあるってものですよ、NHK様。
あとは、年の初めにApple Musicに加入しました。ここ数年、反サブスクで無意味に頑張っていたけど根負けしました。そうしたら、音楽の聴き方がガラッと変わって自分でもびっくり。正直もっとずっと早く加入してもよかったと思ってしまいました。
でも本当は、月額課金って昔からすごく抵抗があるんですよね。気がついたらあれこれ払わされるでしょ。いつまで払えばいいの? って思ってしまって。できたら一生分先払いしたいくらいですよ。そんな仕組みもお金もないからやらないけど…。
今年はブログでなんにも作品を紹介しないまま終わるのか…、と思っていたところへ絶対取り上げておきたい作品が出てきたのですべり込みで更新しておきます。
『羅小黒戦記』は中国で今年9月に公開されたアニメーション映画です。日本でも館数で言えばかなり限定的ですが、10月から公開されています。
僕はたまたまこの映画のポスターを見かけて気になったんですよね。目の大きな黒猫のキャラクターが中心に描かれたイラストです。
これからこの映画を見て感じたことを書くのですが、正直なところ何にも読まずに見に行ってほしいというのがいちばん訴えたいことだったりします。本当に最高に面白かったので。
見出しにもしてますが、僕の中では2010年代、つまりこの10年に見たアニメーション映画の中で間違いなくベストでした。こんなに揺さぶられた作品はなかったです。
中国のアニメーション事情がどうなっているのか詳しくはありませんが、この作品においては日本のアニメ、漫画の影響をダイレクトに受けて作られている印象を受けました。
ただ、それも上辺だけを真似しました、というレベルではなく、ちゃんと咀嚼されているんですね。ジブリっぽいという感想が多いみたいですが、それだけじゃなく少年漫画とか、いろんなエッセンスを感じることができます。
これはビジュアルだけでなく、ちょっとしたセリフやギャグなんかにも現れていて、とっつきやすく感じました。
この作品の見どころの1つにアクションシーンがあります。これが本当にすごい! 登場キャラクターには属性があり、火や氷、木や鉄と言ったものを自在に操りバトルするのですが、いろんな場所を舞台に、とんでもないスピードで繰り広げられるんですよね。カメラワークや表現方法がすごいんです。特に木を操るフーシーのバトルシーンの表現には驚きました。
シャオヘイとはポスターにも出ていた主人公の黒猫(の妖精)のことなんですが、すっごくかわいいです。冒頭に森を駆け抜けるシーンがあって、この時点で心を奪われましたもん。表情も躍動感もたまりません。
物語が進むと違う姿も見せてくれるんですが、そっちはそっちですっごくかわいいです。アクションシーンのかっこよさと、シャオヘイのかわいさはこの映画の2大見どころと言っていいでしょう。
この作品を通して最も心を打たれたのが、テーマとその見せ方です。テーマ自体はシンプルで、特別なものではないかもしれません。ですが、ものすごく丁寧に描くことで強い説得力を持たせることに成功しているんですね。実際に見て聞いて感じることの大切さ。そして登場人物の言動に対する納得感をしっかり感じることができました(最近プロットの意外性を重視するためか、ここで「え?」ってなってしまう映画が多い気がするんですよね)。
最後にもうひとつ。こうしたテーマの作品が、今の中国から届けられる意味についても考えてしまいます。この作品は"共生"が大きなテーマになっています。もちろん、直接的に何かを想起させるような表現なんてないですが、こうした普遍的で揺るぎない価値観を改めて見つめ直す作品が出てくるのは、すごくいいことだと思います。もっと中国の作品を見てみたくなりました。
▲強いて欠点を言うならこのパンフレット。解像度の荒い画像が使われていたりしてちょっと微妙でした。本編で字幕が早すぎるところがあるのも欠点かな。
→映画 羅小黒戦記 公式サイト…ちなみにこの作品、元は2011年からWebで連載されていたアニメーション作品だったそうです。そちらもチェックしてみたい。