TOPICSBOOK,DVD,TV

NHK教育の朝にやっている「シャキーン!」という番組の中の1コーナーとして、「おべとも学園」というアニメーション作品が放送されているんですが、この本はその作品を絵本化したものです。

おべとも学園
[本]おべとも学園/obetomo(amazon)

扶桑社 2009.10.7発売 900円
ISBN:978-4-594-06054-1

一応、知ったかぶった感じで説明してみましたが、実際のところは本屋さんでたまたまこの本を手に取ってみるまでそんな作品があることは全然知りませんでした。でも、読んでみるとすごくおもしろくて、久々に心底感動しましたよ。

本では主人公の女の子「おべともちゃん」を中心とした、子供たちの日々のできごとを題材にしたショートストーリーが10話収録されているんですが、そのおはなしというのが、毒っ気もないし、説教くさくもないにも関わらず独特の味わいというか、深みがあるんですね。イラストも、登場人物は無国籍風な見た目になっているんですが、おしゃれすぎず、素朴さを感じさせる風になっているのがよいです。子供の生活をテーマにしたおはなしなら山ほどあるとは思いますが、こういうバランスが保たれた作品って、なかなかないんじゃないでしょうかね。
 

んで、元となったアニメーションもDVDとして本と同時に2巻発売されているので、あわせて紹介です。

おべとも学園 ほっこり編おべとも学園 なるほど編
[DVD]シャキーン!アニメ! おべとも学園 ~ほっこり編~(amazon)
ポニーキャニオン 2009.10.7発売 定価:2940円
品番:PCBK.50074
[DVD]シャキーン!アニメ! おべとも学園 ~なるほど編~(amazon)
ポニーキャニオン 2009.10.7発売 定価:2940円
品番:PCBK.50075

アニメーションは普通の台詞はしゃべらず、ごにょごにょ語(?)と字幕で展開されています。
普段NHKは総合・教育ともスルー対象の僕ですが、やっぱりたまにはチェックしてみないといけないなと思った次第であります。
 

obetomo(公式サイト)…子供の頃のあだ名をアーティスト名にされてるとか。作品の主人公おべともちゃんはやっぱり子供の頃の自分をモチーフにしているのかな?
おべとも学園(扶桑社特設サイト)
おべとも学園DVD(ポニーキャニオン特設サイト)
シャキーン!(NHK紹介ページ)

TOPICS絵本

「こまねこ」の方が忙しい時期かと思われた合田経郎さんですが、新作の絵本が発表されました。こちらもねこが主人公のおはなし。

ゆきがふるよ ねこがいるよ
[本]ゆきがふるよ ねこがいるよ/ごうだつねお(amazon)

教育画劇 2009.10発売 1155円
ISBN:978-4-7746-1146-4

合田さんの絵本といえば、「どーもくん」や「こまねこ」、それから宇多田ヒカルの「ぼくはくま」の映像に登場した「まくまくん」とか、キャラクターに付随した作品はありましたが、そういうのではない単発の作品って初めてなんじゃないかな。

その中身ですが、ページごとに絵に短い一文が添えられていて、テンポよく物語が進んでいく構成になっています。冬の夜の張りつめた空気と、そこで健気に生きるねこという対比がなんとも言えない情景を作り出していて、読みながら子供の頃のこととかを思い出したりしてしまいました。

そういえば少し前に”合田さんと言えばアニメーション!”みたいなことを書いた気がするけど、イラストだけで見せる作品もやっぱりいいなぁ~と改めて思ったのでした。

dwarf inc.

ドワーフの新キャラ「なまいきヴォルク」(2009.10.15)

MEMOGAME

■最近何も書いていませんでしたが、今なおドラクエ9をちょびちょびとやってます。クエストも未配信のものを除いて全部クリアできたし、いい加減気も済んだ感はあるんですけどね。突き詰めようと思えば際限のないところが困りものです。
 

■そういえば以前は年末頃に気になるゲームソフトを機種別にずら~っと紹介していたことがありました。またやってみたい気もするけど、あれはあれでけっこう情熱がないとできないですからね。難しいかも。でもこの欄で適当に羅列するくらいならできるかな? と思い立ったのでやってみます(画像はAmazonへのリンク)。


[PS3]3D ドットゲームヒーローズ(11/5発売 フロム・ソフトウェア)
遊んだ感じが初代ゼルダの伝説に似ているという話のせいで、この冬いちばん気になっているのがこのソフト。来月には本家ゼルダのDS版も出るんですが、何よりも初代ゼルダが大好きな者としてはこっちの方が気になります。あとは立体ドット絵の世界観もツボですし。ただ、いきなり買うほどの勇気はないので、発売後に評判を見て、よさそうならちょっと安くなった頃に買おうかなと思い中です。


●[Wii]New スーパーマリオブラザーズ Wii(12/3発売 任天堂)
とりあえず現時点でこの冬購入ほぼ確定しているのはこのソフトだけ。超久しぶりの据え置きハードでの2Dマリオとくれば買わないわけにはいきません。今回は何度も同じところでミスするとルイージがお手本を見せてくれる機能がついているらしいので、すっかりヌルゲーマーな僕でも最後までクリアできるかもしれません。


[Wii]ラビッツ・ゴー・ホーム(11/26発売 ユービーアイソフト)
まさかのラビッツ4作目がキター! 日本では全然売れていないというのに! なぜか過去3作は全部持っているので、ここまで来るとこれも買った方がいいのかもしれません。Amazonで買うとストラップまでもらえるみたいだし。

[Wii]シャドーウォーカー 影の少年と光の妖精(10/26発売 ゲームアーツ)
Wii Wareで気になると言えばこれ。絵本的な世界観もよさそうだし、ゲームシステムもWiiの特性を活かした感じなのがいい。Wii Wareって意外とおもしろそうなゲームが出てますよね。「グーの惑星」「ロストウィンズ」あたりもやってみたいと思っているんだけど、買おうと思えばいつでも買えるから…と思っていたらいつまでも買わない罠にはまり中です。

対するPS3の配信タイトルでも何か気になっていたのがあったような…、と思い出したタイトルがこれ。

[PS3]detued グミ先輩の不思議空間(9/17発売 ソニー・コンピュータエンタテインメント)
少し前に謎の奇ゲーと一瞬話題になりました。300円と安いのはいいんですが、それでも買って後悔しそうな世界観がすごいです。でも周りにいる青いキャラクター(これがグミ先輩?)はかなり好みのキャラです。グッズ化希望。


[PSP]リトルビッグプラネット ポータブル(12/3発売 ソニー・コンピュータエンタテインメント)
PS3で発売されたリトルビッグプラネットがPSPにも登場。PS3でしか表現できなさそうなあのゲームを、どのようにPSP用として落とし込んだのか気になるところではありますが、その前におまえはPS3版でもうちょっと遊べという話も。


[DS]WireWay(11/5発売 コナミデジタルエンタテインメント)
これもキャラクターが好みの1品。ゲームシステムもDSならではの操作で楽しそうではあるんだけど、ネット上で「このゲームが楽しみ」みたいに書いている人が1人も見つからないのは僕の検索能力が低いせいなのか。

あと最後に海外でしか発売されていないゲームだけどAmazonで売ってたので紹介。

[DS]Scribblenauts(9/15発売 Warner Bros)
これは発売前から各方面で高評価を得たというソフトなんですが、ジャンルとしてはアクションパズルになるのかな。特徴としては、ゲーム中に単語を記入するとそれがアイテムとなって現れて、そうやって呼び出したアイテムを使ってクリアしていくんですね。しかも出せるアイテムが2万個以上あるとか言うのが半端ないです。ただ、海外のゲームなので英単語を知ってないと話にならないという敷居があるのですが…。
あと海外のゲームとしては日本人の目にもかわいい世界観なのが奇跡的です。誰か暇を持てあましているゲーム開発者の方がいましたらぜひともローカライズしてほしい作品です。

以上8タイトルを紹介してみました。本当はもっとさらっと済ます予定でしたが、書き始めるとけっこうノリノリで長々と書いてしまいました。やっぱりゲームのことを書くのは楽しいな。

MEMO

■11月になりました。
 

■先日、原宿のキデイランドに行ってきました。いつも売り場をぐるぐるまわって棚を飽きるほど眺めては何も買わずに帰るという、店にしてみればヤなお客なんですが、ずっとそうなのもなんなんで、今回は1点だけ買って帰りました。

MONMON TIMEのノート
クーリアの「MONMON TIME」と書かれたクラフト地のA5サイズノートです。なんか一目見てこのウサギが気に入ったのでした。つかいかた自由とのことなので、ノートには名前のとおりモンモンとしたことを書くことにします。
というか、結局のところ単価の安いお客ですね…。
 

■これまでいろんな歌手のライブを見に行きましたが、長年の念願だったMr.Childrenのライブのチケットをついに手に入れましたよ! 年末に東京ドームでやるやつです。楽しみだ~。ちょうどミスチルファンの妹と電話で話す機会があったので、思いっきり自慢してみたら思いのほか悔しがってくれたのでいい気分です(笑)。

今回のドームツアーには1年前に発売された「SUPERMARKET FANTASY」というアルバムのタイトルが冠されていますが、その前にやってたホールツアーも確かこのアルバムのツアーでしたよね。ホールとドームの違いはあれど、同じアルバムで2度もツアーをやるのは珍しいですね。どんな内容になるのか今から期待です。

TOPICSBOOK

今月2冊目のキティちゃん関連本紹介。キティちゃんの本ってたくさん出ているので、いちいち取り上げていたらキリがないのですが、この本はちょっと特殊です。キティちゃんではなくてデザイナーの山口裕子さんにスポットを当てたはじめての本ですから。こういう本を待ってましたよ。

キティの涙
[本]キティの涙(amazon)

集英社 2009.10.26発売 1200円
ISBN:978-4-08-780544-4

この本、なぜか著者名が記載されていなくて、集英社サイトの紹介ページでは構成として森綾さんというフリーライターの方の名前が出ているだけなんですが、中の文章は山口さん目線の言葉で綴られているので、山口さんが実質の著者と思って間違いのない内容になっています(サンリオって絵本とかでも作者としてデザイナーの名前をあまり出さないよね。なんでだろ)。

また、内容について上の紹介ページには、「ハローキティデザイナー山口裕子さんが、キティを世界のトップ”かわいい”キャラクターに育てた裏話を、初めて語る。」と書かれているんですが、実際には裏話と言うよりももっと多岐に渡っているというか、山口さんの半生を語った自伝的な内容になっているんですね。幼い頃の話から、学生時代、そしてサンリオに入社してからの話といった、これまで山口さんが歩んできた生き方を通して、キティをここまでの存在に育て上げるに至った理由が見えてくる構成になっています。

この本を読んで思ったのは、「山口さん、バイタリティに溢れすぎ!」って言う驚きに尽きます。中学・高校進学時に、親が希望する私立の学校の試験を受けるんだけど、自分の進みたい道じゃないと思い白紙で出したとか、会社に入ってからも、性別で仕事の評価が違うと聞くとそれを是正するべく動いたり。エピソードの1つ1つに意志の強さを感じます。自分が納得するまで動かずにはいられない人なんですね。

そういう性格がキティのデザイナーに抜擢されてからも活かされていて、当初は乗り気でもなかったはずなのに、休日返上して各地でサイン会を開いて直接ファンの意見を聞き、大胆なデザインを取り入れ、”キティはみんなと現実に生きていて、みんなが大好きなものはキティも大好き”というコンセプトを掴むに至ります。これも、自分の手で再びキティに人気を取り戻したい、そうじゃなければ納得できないという強い気持ちがあったからなんでしょう。

他にも、入社当時に感じたサンリオ社内の様子として、人気キャラクターのデザイナーは個室が与えられスター女優みたいだったと語っていたり、離婚後も結婚時の姓で仕事をしている理由とか、他ではあまり聞いたことないような話もいろいろ載ってて面白かったです。
読みやすい文章で書かれているので、あまり本読まないという人にもおすすめの1冊です。

山口裕子inワンダーランド(公式サイト)
『キティの涙』刊行記念「ハローキティ」デザイナー 山口裕子さんサイン会…11/21、紀伊國屋書店新宿本店にて開催。

[本]HELLO KITTY MEMORIES(2009.10.14)

TOPICSサンリオ,新キャラ

昨日、サンリオから新しいキャラクター、「ニョッキ&ペンネ」が発表されました。2匹の猫のキャラクターで、黒いオス猫がニョッキ、白いメス猫がペンネというそうです。グッズは11月11日から発売予定とのこと。

サンリオの新キャラ発表は、チェリーナチェリーネ以来1年ぶりかな? 猫をモチーフとしたキャラクターというのは特に珍しくはないですが、今回はイタリアンレストランのシェフをしている猫好きのご主人に飼われているペットの猫ということで、擬人化していないのがちょっとした特徴のようです。
相変わらずかわいらしくはありますが、久々の新キャラにしてはちょっと地味な印象もしますね。そろそろ派手目のキャラもほしい気もしますが、どうでしょうね。

「ニョッキ&ペンネ」シリーズ発売のお知らせ(サンリオ 2009.10.28)
ニョッキ&ペンネ(公式サイト)…10/30オープン予定。

サンリオの新キャラ、「チェリーナチェリーネ」(2008.6.12)