[本]ともだちぱんだ/やましたこうへい
アートディレクターの山下浩平さんが久々に作・絵を手掛けた絵本が発売されました。
[本]ともだちぱんだ/やましたこうへい(amazon)
教育画劇 2011.7.1発売 1155円
ISBN:978-4-7746-1200-3
2人のパンダの子供が、出会ってから仲良くなっていく様子を描いた作品なんですが、全編がことばあそび絵本になっていて、「ぱんだ」の節にあわせてテンポよく進んでいく物語になっています。
冒頭に「ぱんだ ぱんだ きみも ぱんだ?」っていう、2人が出会うシーンがあるんですが、僕は既にここでやられてしまいまして。そこからはもう夢中で読んでしまいました。「ことばあそび」という形態の中に、こんなにいろんな要素を詰め込むことができるんだなぁと感動しました。
ことばあそびの方に目が行きがちですが、絵もすごくよくて、懐かしいような、新しいような、不思議な魅力があるんですね。そしてこの絵に昔ながらの明朝体フォント(アンチック体っていうんだっけ?)がすごく合っているんですよ。トータルでデザインされているからこそ出せる普遍性みたいなものを感じましたです。
山下さんは今後も絵本を出版する予定があるそうなので、楽しみにしたいと思います。
→mountain mountain(公式サイト)…上野動物園のジャイアントパンダグッズのデザインもされています。
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