今月は5/28に公開された湯浅政明監督の劇場アニメーション作品『犬王』を観てきましたよ。
事前情報をほとんど入れずに見に行ったんですが、湯浅監督らしいぶっ飛んだ内容で楽しかったです。
以下、ややネタバレありの感想です。この作品のキモになるのが、室町時代に生まれた新しい音楽表現を往年のロックテイストで強引に見せる部分にあると思うんですが、そこに乗れるかどうかが楽しめるポイントなんですよね。
冒頭で楽しかったと書いておいてなんですが、僕は微妙に乗り切れなかったんですよね~。音楽はジャンルに関係なく聴く方ではありますが、ロックというジャンルがあまり好きじゃなかったことを思い出してしまいました。
中盤以降、ステージでの演奏シーンが続くんですが、心の中でつい「まだ終わらないのか……」と思ってしまったり。あと、歌詞が聴き取りづらいのも乗りづらかったかな。字幕を入れなかった意図も分かるけど、やっぱり字幕がほしかった。
犬王役のアヴちゃんの演技は非常によかったです。なにより声がいい。室町時代の時代背景や平家物語のことなどをちゃんと頭に入れてから見ると、また違った見え方ができると思うので、配信等が始まったらその辺の知識を入れてからもう一度見てみようと思います。