■TOKYO MXで放送中の藤子・F・不二雄原作のアニメ「モジャ公」を毎週見ているんですが、最近モジャ公のライバルに当たるモモンジャというキャラクターが登場し、新たなフェーズに突入しました。
このモモンジャっていうのが、他の作品でいうと「オバケのQ太郎」に出てくるドロンパのようなキャラクターなんですが、すっごく性格悪いんですよねー。弱みを握られたピテカン(「キテレツ大百科」のブタゴリラ的存在)が毎回奴隷のようにこき使われていて気の毒になってきます。
この作品、原作とはまったく違ったストーリーということで、見る前まではつまんないのかなと思っていたけど、モジャ公の兄妹のモジャリやモジャルをはじめとするオリジナルキャラもにぎやかで楽しいし、原作にはない面白さがあっていいです。他の藤子F作品に比べて若干マイナー感漂っているのがもったいないなぁと思います。
■あとアニメといえばこれも毎週見ていたんですが、Eテレ「ビットワールド」の中で放送されていた「ソッキーズ フロンティアクエスト」が先月最終回を迎えました。
この作品もほんとに面白かった! 短い尺なのに、起伏に富んだ冒険が描かれていて。最後はどうなるんだろうとハラハラしましたよ。
ところでこのアニメ、番組内の1コーナーという地味な扱いなので、誰も真剣に見ていないんじゃないかと心配していたんですが、こんなことがありました。
お正月、実家に帰っていた時に「日本人が好きな100人のスター」という特番を見ていたら、松田優作の例のVTRが始まったところで、一緒に見ていた甥っ子が「この後、なんじゃこりゃーって言うよ」って言い当てたんですね。なんでそんな古いドラマのシーンのことを知っているのか疑問に思い聞いてみたところ、「おさるのアニメでね、鉄砲で撃たれてケチャップなのに血だと思ってなんじゃこりゃーって言ってた」という若干意味不明な説明をされて、でも待てよ、それなんか見たことあるな…と思ったらソッキーズのことだったのでした。
▲まさにこのシーン!
ということで、ちゃんと見てる子もいるんだと安心したのでした。このアニメは上のシーンに限らずいろんなオマージュやパロディがちりばめられいて、そういう部分を見るのも楽しかったんですよね。そうやって、定番ネタが次の世代へと受け継がれていくんだなぁ~と感心しましたです。
ただ、中には「これ大丈夫かいな」と見てる方がひやひやしてしまうようなものもあるんですよね。特に紹介しておきたいのが34話、ヤツゴロウさんという人と一緒に、珍しい動物を探す回に出てきたこの動物。
一目見て「ヤバい!」って思いました(笑)。天下のNHKで放送されるっていうのにここまで遊んじゃう姿勢にちょっと感動しましたですよ。ぜひNHKエンタープライズさんにはこのキャラのグッズ化を検討して頂きたいと思いました。とてとて歩くぬいぐるみなんてどうですかね? 作ったらバカ売れするんじゃないかな~。