TOPICS絵本,雑誌

絵本の雑誌、「MOE」最新号にて「バムとケロ」でおなじみ島田ゆかさんの特集が組まれています。

MOE 2011年5月号
[雑誌]MOE 2011年5月号(amazon)

白泉社 2011.4.2発売 800円

インタビューでは新刊についてのことをはじめ、デビューの頃やカナダでの生活などが語られています。また、今月27日から開催されるフィンランドの絵本作家、ユリア・ヴォリさんとの2人展についてのページもあります。

ここでは取り上げ損ねてしまっていたんですが、今年1月に発売されたシリーズ最新刊「バムとケロのもりのこや」はなんと12年ぶりの新作なんですね(島田ゆかさんの新作としても6年ぶり)。

バムとケロのもりのこや
[本]バムとケロのもりのこや/島田ゆか(amazon)

文渓社 2011.1.7発売 1575円
ISBN:978-4-89423-707-0

12年といえば…と振り返ってみると、このサイトを始めるより前ですよ。その間も本屋さんで平積みされているのを普通に見かけていたので、そんなにも時間が経過していたとはまったく気づきませんでした。でもそんなブランクをものともせず、新刊は既にベストセラーになっているそうで、やっぱりすごい人気です。

12年経っても2人は何にも変わらない、いつものバムとケロでした。こういう、絵本の持つ変わらないよさっていいなって思ったのでした。

MOE(公式サイト)
絵本作家 島田ゆかのサイト、バムケロページ(公式サイト)

島田ゆかさん『バムとケロのもりのこや』インタビュー(絵本ナビ)
バムとケロのもりのこや [著]島田ゆか(asahi.com)…週刊朝日の書評。累計販売部数は360万部とのこと。
島田ゆか&ユリア・ヴォリ絵本原画展…4/27-5/9、松屋銀座にて開催です。ユリア・ヴォリさんはぶたのキャラクター「SIKA」の絵本でおなじみの方。

[雑誌]MOE 2011年5月号(JBOOK)…こちらのショップでMOEを購入すると先着でクリアファイルが付いてくるそうです。残念ながら今月号は売り切れっぽいけど。

MOE絵本フェスティバル(2010.2.5)
[雑誌]MOE 2006年10月号、かこさとし特集(2006.9.4)

MEMO

[CD]Dearest/SING LIKE TALKING(amazon)

CDショップでSING LIKE TALKINGの新譜を見かけて、久しぶりだな~と思ってはいたんですが、8年ぶりのシングルなんだそうですね。そんなに間隔が開いていたんだとびっくりしました。そしてこの変わらぬ安定感。さすがです。
 

小西康陽のソロ・プロジェクトPIZZICATO ONE、始動

こちらも久しぶり。PIZZICATO FIVE解散から10年ですか。再び小西さんがPIZZICATOの名前を掲げて活動するとは思ってもいなかったので驚きと同時に楽しみが増えました。今回は英語曲のカバー集とのことだけど、将来的にオリジナル曲を制作する予定はないのかな? 気になります。

MEMO

映画『イリュージョニスト』公式サイト

「ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ監督が放つ7年ぶりの長編アニメーション作品。脚本はフランスの喜劇王、ジャック・タチの遺稿によるもの。先日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで見てきました。

静かに、そして確実に流れていく時間という残酷な存在を、圧倒されるほどに繊細に描き出した素晴らしい作品でした。

ただ、重い。あまりにも重かった。見終わってからずっと、胸に漬け物石でも乗せられているんじゃないかっていうくらい、重苦しい気分だよ…。
 

去年の桜
■桜の季節ですね…。上の写真は去年撮ったやつです。枝じゃなくて木の幹から直接咲いているんですが、こういう花の呼び名ってあるんでしょうか。

巷では今年の花見は禁止とかいう話もあるようですが、ただ見るだけの人まで禁止されることはないと思うので、またどこかへ見に行こうと思います。今度は遠くへ行ってみたいなー。

TOPICS雑誌

「デザインノート」はあるテーマについてのデザイン・メイキングについて掘り下げている隔月刊誌ですが、最新号でキャラクターデザインを取り上げていたので紹介です。

デザインノートNo.36
[雑誌]デザインノート No.36(amazon)

誠文堂新光社 2011.3.26発売 1680円
ISBN:978-4-416-61101-2

クリエイターを”キャラクターをデザインの仕掛けとして使う側”と、”キャラクター自身を書く側”に分類し、それぞれの側面からキャラクターをどういったコンセプトやアプローチの元、どんな役割を持たせて立ち上げ育てているのかをクリエイター本人へのインタビューや過去作品を見ていくことで解き明かしていく、といった内容になっています。

登場クリエイターがやたら豪華で、佐野研二郎さん(LISMO)、田中秀幸さん(スーパーミルクチャン)、畑野憲一さん(まねきねこダック)、岡知行さん(マストくん)、鈴木克彦さん(暴君ハバネロ)、糸乗健太郎さん(Ponta)、黒須美彦さん(ドコモダケ)、坂崎千春さん(Suicaのペンギン)、田代卓さん(ガスヒーポン)、ディック・ブルーナさんといった人達について取り上げられている他、CMのクリエイティブディレクターである松井美樹さん(低燃費少女ハイジ)と木村透さん(のってカンガルー)のインタビューや、佐藤可士和さん、佐野研二郎さん、小杉幸一さんという博報堂トリオによる鼎談も掲載されています。

他にも「業種別キャラクター図鑑」として45体の企業キャラを紹介したページや著作権についてまとめたページもあったりと、読み応えのある構成になっているためまだ全部読めていないので詳しい感想はまたあとで追記するかもしれません。

とりあえず田中秀幸さんが「未来少女マリコ」というTVアニメーションシリーズを新たに制作中ということを知ったので、放送まで心待ちにしたいと思います。楽しみ!

デザインノート(公式サイト)

MEMO

震災でうやむやになった事カクカク速報さん)

このまとめを見て、僕もなんか忘れていたような…と振り返り、思い出したのが下のニュースです。

『Torchlight』日本語版 配信中止のお知らせ(Xbox.com)

これは、Xbox360の配信向けタイトルとして3月9日に世界同時発売を予定していたゲームソフトの日本語版が発売中止になったことをお知らせするリリースなんですが、この告知が出されたのがなんと当日になってからなんですね。それだけでもひどい話だとは思うんですが、更に続きがあるんです。

Runic Games 「日本でのTorchlight配信中止は翻訳バグが理由ではない」Choke Pointさん)
マイクロソフトのリリースには、中止になった理由として日本語表示に不具合があったためとの記載があったのですが、その後開発元の社長が「元々日本語版なんて作っていなかった」と取れるコメントを発表したんですね。ということは、マイクロソフトは作ってもいないゲームソフトの発売を告知しておいて当日になってキャンセルしたことになります。

「春の新作キャンペーン」が開始、Xbox LIVE アーケード新作情報(インサイド)

しかもこのゲームソフトは元々「春の新作キャンペーン」と称してマイクロソフトが告知を行っていた3タイトルのうちの1つでした。作ってもいないソフトでキャンペーンってどういうことなの?

そしていちばん問題なのが、このソフトは配信タイトルだったために、購入を考えていた人は事前にポイントを購入していたことです。つまり、今回マイクロソフトがやったことはこういうことになります。

作ってもいないソフトの発売を告知

ユーザーにポイントを買わせる

発売当日になって中止を発表

マイクロソフト、何もせずして売上ゲットだぜ!

…。これを詐欺と呼ばずしてなんと呼べばいいのでしょうか。「円天」と同じですよこれは。これだけのことをやっておきながら、マイクロソフトが取った対応はわずか230字のリリースを打ったのみ。ポイントの返金にも応じていません。こんなことがまかり通ったらなんでもありですよ。

2011 年 2 月 1 日付で、社名を「日本マイクロソフト株式会社」に変更

マイクロソフトは、今年2月に日本法人の社名をマイクロソフト株式会社から日本マイクロソフト株式会社へと変更しました。なんでも、”日本に根ざした、日本の社会から信頼される企業を目指して”という思いを込めてのことなんだそうですが、その舌の根も乾かぬうちにご覧の有様ですよ。2000名を超える社員の方々はこれが信頼される対応だと思っているんでしょうか。

日本マイクロソフト株式会社に行ってきた!blog::941さん)

社名を変更したり、こんなにも素晴らしい職場環境を構築したりする前に、すべきことがあるように思えるのは僕だけでしょうか。