■twitterのデマ発信源はつきとめられる(エビログさん)
1日10回はGoogleリアルタイム検索を利用している僕ですが、この記事にはなるほどと思いました。あの過去のタイムラインに遡るグラフってなんか使いづらいし、通常のGoogle検索のようにAutoPagerizeが効かないので改悪だと思っていましたが、情報の大元を辿るには確かに便利ですね。今後はもっと活用してみよっと。
■再び原発系話題をいくつか。今回の災害で注目すべきはそこだけじゃないし、住民からの目線が抜けているのも承知ですが、ピンポイントでまとめておきたかったので。
○50Hzの電気を使ってる関東圏の人は件の震災で電気が足りないのを実感していると思います
はてブがいっぱい付いていたので読んでみたけど、びっくりするくらい共感できませんでした。今回の事故の責任は国や電力会社だけではなく、国民にもあるというのは同意ですが、それくらいかなぁ。
特に最後の一文、なんで原発よりも先に堤防の無い町に警笛を鳴らさないといけないのか理解不能です。国内で原子力事故が原因で亡くなった人はたったの2人しかいないけど、自動車事故で亡くなる人は毎日のように発生するから原発より先に自動車を規制すべきと言っているレベルの詭弁に見えます。
○原子力業界人だけど、質問ある?(ゴールデンタイムズさん)
2ちゃんねるのまとめなので本当かどうかは不明ですが、面白かったし、ためになりました。僕が感じていたのと同じ疑問にも回答があって、
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(東京都) :2011/03/17(木) 18:21:10.04 ID:Ji8eDTHR0
燃料棒が溶けたって50km圏外なら平気なら、
なんで被曝のリスクおかして冷却水ぶっかけやらせるの?
50km範囲内は放棄して、
燃料燃え尽きるまで勝手に熱くならせとけばいいってことにはならないの?112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(岩手県) :2011/03/17(木) 18:44:59.16 ID:H13xYfgR0
>>91
まだ出来ることがある、まだやれる手段がある
やれることやらずに半径50kmを放棄!とか普通に考えてなしだろ
被曝して死ぬような線量なら逃げるけど、まだそこまで行ってないと推測
とのことでした。ふーむ。
○福島第一原発で何が起きているのか――米スリーマイル島原発事故より状況は悪い
大前研一さんの15日時点での見解をまとめたコラム。結論として、「日本の原子力開発は事実上終わった」として、今後は国民が節電を行うしかないと結んでいます。
だけど僕には、なし崩し的に今後も原発依存の生活を続ける国民の姿が目に浮かぶんですよね。それほど、原発によって上がってしまった生活レベルを落とすのは容易ではないと思うので。そのためには、今回のことすら「見なかった」ことにするくらい、厭わないですよ。たぶんね…。
○東電 東通原発当面中止
東京電力が青森県東通村に建設中だった原発の工事が当面見合わせに。今年1月に着工したばかりで、2017年に完成予定でしたが、今後、一悶着あるのは確実でしょうね。というか首都圏の電力をまかなう発電所を青森に作るってのがまずすごいよね…。
○地震対策|原子力|東京電力
東京電力の地震に対する取り組みを解説したページ。あらゆる技術・学問を結集させても想定していないものに対応できるわけがないという見本になっちゃった。
○放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」 八代嘉美
これはバランスの取れた良記事かと。報道ではぼんやりとしてよく分からなかったポイントが丁寧に押さえられています。数字的な部分をちょっと抜粋(単位はmSv=ミリシーベルトで統一)。
・1度に浴びても”DNAの異常を防ぐ安全装置”が維持される限界の放射線量:200~250mSv程度が定説。しかし100mSvを超えるとリスクが上昇
・今回の事故で緊急作業にあたる作業員の被曝線量の上限:当初は100mSvだったが、250mSvに引き上げ(ちなみに通常業務時は1年間で50mSv)
・国際放射線防護委員会が定めた重大事故時の緊急作業時の国際基準:500mSv(国内基準の方が厳しい)
・妊娠初期(14~18日)の胎児に奇形が現れる被曝線量:250mSv
・重篤な急性症状が現れる目安:1000mSv(それでもほとんど治癒される)
・東海村で亡くなった2名の被曝線量:推定16000~20000mSv、推定6000~10000mSv
・東海村で生き残った作業員の被曝線量:推定1000~4500mSv
・3/15に都内で観測した放射線量:0.0008mSv/h(年間継続しても7mSvで、世界平均の3倍程度)
・500mSv浴びると2~20年後には1000人中2人が白血病を発症(統計的な影響は200mSvから現れる)
これを踏まえて、改めて現場作業員の被曝線量を確認してみます。
○航空機用の消防車で30トン放水=ヘリ隊員の被ばく量、「異常なし」-自衛隊…全員が1mSv以下。
○17日地上放水の自衛隊員、被曝は3ミリシーベルト以下で健康に問題なし
○3号機放水の機動隊員 被ばくは最大9ミリシーベルト
ということで、17日に上空と地上から放水作業を行った自衛隊員、機動隊員の被曝線量は最大9mSvとのことらしいので、緊急作業時の被曝線量を大幅に下回っていて、健康状態にも影響ない様子。ただし、作業が長引けばその分被曝線量も増えるわけで、もちろん楽観はできません。
○福島原発:被ばく量の限界で作業員交代-東電は人員増強を急ぐ
この記事に出てくる作業員が浴びた106.3mSvという値が、18日時点で公表されているものとしてはいちばん高いようです。
○被曝の恐怖、余震…真っ暗な建屋で決死の作業
この記事によると12日に1号機の格納容器内の蒸気を逃すための弁を開放する作業にあたった方のようですね。作業時間はわずか10分超だったようです。原子力安全・保安院が発表する地震被害情報によると、「内部被ばくの恐れはなく医療的処置は不要とのこと」。また、同資料によると他に17名の従業員が被曝していて、「健康に影響ないレベルであるが具体的な数値は不明」。更にそれとは別に、3号機の爆発の際に近くで作業していて負傷した従業員7名のうち6名も被曝したようですが、「測定結果の詳細は不明」とのこと。
○福島第一原発の作業員、100ミリシーベルト超え始める
今日の会見によると、線量計の値が100mSv近くになる作業員が増えて、一部で超える従業員が出始めたようです。
○原発デカすぎワロタw 放水車1台で冷却できるわけないじゃんwww(ネタ的なニュースちゃんねるさん)
確かにメディアに出てくる写真って比較対象が写ってないので、普通のビル程度の大きさに見えてしまうんですよね。放水作業、どのくらいの期間を掛けることを想定しているんだろう。
あと、これはちょっと戻って12日の記事ですが、
○福島第二原発で作業員1人死亡 第一では2人が不明
死亡した作業員は地震による負傷によるもの。その下に第一原発4号機にいた社員2人が行方不明と書かれているんですが、未だに見つかってないようなんですよね。独自に非難しているといいんですが。
○「原発奴隷」「原発ジプシー」 原発で働く下請け労働者の存在(働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwwwさん)
この1に貼られている3つの記事は、なんとも言えない暗い気持ちになってしまいます。結局のところ、放射能の危険性なんて何も分からない(もしくは分かってても逆らえない)で働く末端労働者の存在がなければ成立不可能なものなんでしょうか。