終電車ならとっくに行ってしまった
■もう先月のことですが、フジモトマサルさんの久しぶりとなる新刊、「終電車ならとっくに行ってしまった」が発売されています。今回は漫画作品ではなく、初の画文集となっています。
フジモトさんの近刊と聞くといてもたってもいられず、いつもすぐ購入してしまうのですが、今回はサイン本が放出されるまで待って入手。渋谷のブックファーストでは入口の正面にフジモトマサルコーナーができていてちょっと感動でした。
装丁は「いきもののすべて」や「二週間の休暇」に引き続き、名久井直子さんによるものです。フジモトさんの本はいつも装丁にもこだわりがあって、いいですよね。電子書籍も便利で素晴らしいと思うけど、デザインはもとより、触ったときの感触や重みだったり、紙の匂いだったりといった、物としての存在感を感じることで生まれる愛おしさってありますよね。紙の本がそういうところを失わない限り、すべてが取ってかわられることはないんじゃないかなと思います。
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