玄光社の雑誌「イラストレーション」最新号にて、「絵本に挑む-他ジャンルから絵本の世界へ-」と題して、他ジャンルから絵本の世界へ挑むクリエイターの特集が組まれているんですが、その中でメディアアーティストの岩井俊雄さんが個人特集というかたちでフィーチャーされています。
[雑誌]イラストレーション 2011年1月号(amazon)
玄光社 2010.11.27発売 1600円
岩井俊雄さんの絵本といえばこのサイトでも発売直後に紹介した「100かいだてのいえ」がおなじみですが、これが続編の「ちか100かいだてのいえ」とあわせて70万部を超えるベストセラーとなっているんだとか。すごいですね。
掲載されているインタビューでは絵本を出すまでの経緯や、絵へのこだわりや意気込み、発想方法などについてが語られていて、他にも岩井さんが小学校で行う特別授業「光のえんぴつ、時間のねんど」への密着記事も掲載されています。
ここ数年、岩井さんが新しい場所での活動の幅を広げている様子って遠くから眺めているだけでもホントに面白いし、スリリングですらあると思います。岩井さんの世界がこの先どんなところへ波及していくのか、楽しみです。
また、今月23日からは武蔵野市立吉祥寺美術館にて岩井さんの展覧会が開催されますのであわせて紹介です。
→『100かいだてのいえ』のひみつ ―― 岩井俊雄が子どもたちと作る絵本と遊びの世界展(LAPNET)
期間は12/23から来年2/20まで(12/28~1/4、1/26は休館)。関連イベントとして、12/23に岩井さんによるトークイベント、1/15、1/29、2/11、2/13には親子向けのイベントが開催されるそうです(詳細は上記サイトへ)。また、東京都井の頭自然文化園でも「『100かいだてのいえ』のどうぶつたち」というイベントが同時期に開催されるそうです。
→[雑誌]イラストレーション 2011年1月号(出版社の紹介ページ)
→いわいさんちweb(公式サイト)
◇[本]ちか100かいだてのいえ/いわいとしお(2009.9.16)
◇[雑誌]イラストレーションno.184 特集「スタジオクロコダイル」(2010.5.27)