バリューマーチャンダイズの歴史
昨日の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)。東京スカイツリー周辺をぶらぶらするということで「おしなりくんの家」も登場していました。肝心のおしなりくんは動かない日だったようですが、それでもああやって店内に佇んでいてくれるんですね。
店内にはキャラクター募集で送られてきた563点の葉書が飾られているそうです。そういうのっていいですね。僕もなにか書いて送ってみたらよかった。
▲中には受け狙いのキャラクターもいるようです。もしこのキャラが採用されていれば、ノッポンもびっくりだったことでしょう…。
▲四角いおしなりくん。これはこれで素敵。
▲惜しいおしなりくん。確かに採用されたおしなりくんに似ています。なるほど。
また、この番組では街中に置かれているガチャガチャをよくやってるんですが、そこで度々名前を目にしていたバリューマーチャンダイズという会社の事務所を見つけ、訪問していました。
▲あ、ここはあの…!?
▲社長の広瀬久照さん。
▲事務所内にはガチャガチャの景品がたくさん。
さまぁ~ずが社長に社名の由来を尋ねると、会社ができた経緯を話してくれました。
昭和40年、おもちゃの買いつけに来ていた外国人バイヤーに広瀬は突然声をかけられた。
「広瀬、ガチャガチャを日本に広めないか?」
そしてバイヤー、スタンレーシャーレットとともにバリューマーチャンダイズを設立。
まだガチャガチャが普及していない日本で浅草に1号機を設置した。
「これは、いける」
その後、ボウリング場に置きたいというオファーがあり、全国的にガチャガチャが普及。新商品開発に追われる生活のなか、広瀬は使用料のかかるキャラクターものに頼ることなく独自のアイデアでガチャガチャ商品を生み出していった。
広瀬は言った。
「野球選手は3割でいいが、我々は7割打たなければやっていけない」
子供たちの笑顔を思い浮かべ考え続けた数々のアイデア。
81歳になった今でも現役で商品開発をし続ける、まさにガチャガチャに人生を捧げた男なのだ。
♪BGM:スガシカオ「Progress」
そして新作のガチャガチャとして「モヤモヤ発光体」というおもちゃが紹介されていました。
▲大江アナが商品名について「この番組を意識した訳では…」と尋ねると社長は「ちょっと意識したような気がする」とのこと。社長曰く「この業界でモヤモヤって一番有名なんですよ」。
また、バリューマーチャン史上最も売れた商品と失敗した商品も紹介されていました。
▲最も売れたのは10年前に発売した「ぷよぷよボール」。どこかで見たようなキャラですが現在までに400万個も売れてるそうです。
▲失敗したのは「メモロク犬」。ロボット犬がしゃべった声を録音してくれるという一見ちょっと便利で楽しそうなグッズなんですが、再生音量が小さすぎてよく聞こえないのが失敗だったそうです。
ガチャガチャの世界は大手の玩具メーカーだけではなく、こうしたメーカーが独自のひらめきで日々新作を生み出し続けているから、21世紀になった現在もどこか昭和の時代を感じさせるような雰囲気が残っているんだなぁと思った次第であります。
ディスカッション
コメント一覧
広瀬久照さん、ご無沙汰しています。Pennyの重田です。さて、ウイキペキアでカプセル玩具の本邦導入の経緯は明らかに間違えですので至急訂正ください。また、マスコミに対してもその旨広報ください。
こんにちは。重田さんのサイト、ガチャガチャ奮闘記を
拝見させて頂きました。
当時の試行錯誤や、知られざる苦労などが綴られていて、
サイト自体がガチャガチャの歴史を振り返る上での
貴重な資料とも言えますね。興味深く読ませて頂きました。
なお、当サイトは広瀬さんともテレビ局とも一切無関係の者が
運営していますので
ここに書いても広瀬さんご本人には届かないんじゃないかと思いますが、
ウィキペディアの文章については誰でも編集できますので
事実誤認があれば直接編集を検討されるといいのではと思います。