MEMO

MOTHER3 ~待っていてくださった皆さまへ~

↑はNINTENDO64版「MOTHER3」が開発中止になったときに「ほぼ日刊イトイ新聞」上に掲載されたテキストですが、よく見たら日付が10年前ですよ。もうそんなに前のことになっちゃったんですね。

「MOTHER3」はその後ゲームボーイアドバンスで無事発売されて、よかったよかった、という話になったんですが、あまりに鬱な展開が続くため、一部では「あんなのはMOTHERじゃない」と受け入れることができなかった人もいたようです。

んで、なんで今頃「MOTHER3」の話なんか書いているのかというと、少し前にニコニコ動画で実況プレイ動画を見つけてはまっちゃったんですよね。これです。

MOTHER3を孤児(みなしご)が初めてやると凄い

UPしているのはすぎるさんという、その界隈では有名なプレイヤーの方ということで、ホント面白いんですよね。ちょっとだけ人を選ぶ部分はあるかもしれないけど(笑)。そこでそういう風に解釈するんだ、とか、そういった発見も多くて楽しかったんですが、今週あたりでエンディングまで行っちゃうみたいで、つい寂しくなってこんなところで取り上げてしまいました。最後までがんばれすぎる!

MEMO

■映画「ヒックとドラゴン」。原作が児童文学で、監督が「リロ・アンド・スティッチ」の人達で、ドリームワークス制作の3DCGアニメーションと聞き、なんだか面白そうだと前から気にはなっていた作品なんですが、評判もいいみたいなんで先日見に行ってきました。

そしたらもう、これはホントに見に行ってよかった。ドリームワークスの3DCGアニメといえば「シュレック」のブラックなユーモア溢れるイメージが強かったけど、これは真逆というか、全然立ち位置の違うファンタジーになってるんですね。バイキングとドラゴンという定番な登場人物、そして直球なストーリーのため、見る人によっては「子供っぽい」と思っちゃうようだけど、僕はというと最初から最後まで驚きの連続で、すっかりはまっちゃいました。

登場するドラゴンたちもそれぞれかっこよさと愛らしさがあって、特にトゥースのしぐさの可愛らしさといったら! 目を見張るものがありました。そして主人公ヒックと父親の関係などに、「スティッチ」のときにもあった家族をテーマにしたシリアスな一幕なんかもあったりして。

少し前にピクサーの「トイ・ストーリー3」も(ちゃんと「1」「2」の予習もした後に)見に行ったんですが、これも完結と呼ぶにふさわしい本当に素晴らしく非の打ち所のない作品だったんですよ。でも霞んじゃいましたもん。「ヒック」のせいで。なんなんだろうね、このハイレベルな戦いは。比べるもんじゃないことは分かっているんだけど、僕の中では明らかに頭1つ抜けて見えました。だから敢えて書きますが、今回は「ヒックとドラゴン」の勝ちです。

ちなみにこの2作が初3D映画体験でした。「トイ3」が109シネマズ川崎のIMAXデジタル3D、「ヒック~」はTジョイ大泉のDolby 3Dです。作品が違うので3D形式の比較は難しいですが、どちらもメガネは軽かったし、それほど暗くもならず、不満なく見られました。

作品の3Dの使い方としては「トイ3」の方は無理に3Dを際だたせることなく自然な演出に徹していた印象。対する「ヒック~」の方はダイナミックな動きのあるシーンに効果的に取り入れていた印象です。どちらも、ただ驚かしてやろうというような、わざとらしい使い方をしていなかった点は共通していてよかったです。

「ヒック~」はもう既に2作目の制作が決定しているそうですが、これ以上何をやるのかという気もしないでもなく、そこはちょっと心配です。もしこの2作目が不安を吹き飛ばすような出来になるのなら、そのときは改めて驚きとともにひれ伏すことになるでしょう。

TOPICSBOOK

今月10日で創業50周年になったサンリオから、これまで生み出したキャラクターやグッズなどを振り返る書籍が発売されました。

SANRIO MEMORIES
[本]SANRIO MEMORIES(amazon)

サンリオ 2010.8.10発売 1974円
ISBN:978-4387100669

50年とはすごいですよね。どんな歩みがあって今に至っているのか、まずはこれまでのサンリオの歴史をすごくざっくりとまとめてみました。

1960年 株式会社山梨シルクセンター設立
1962年 初のオリジナルデザイン「いちご」発売
1971年 直営店「ギフトゲート」1号店を新宿にオープン
1973年 社名を株式会社サンリオへ改称
1973年 雑誌「詩とメルヘン」創刊
1973年 オリジナルキャラクター「バニー&マッティ」開発
1974年 オリジナルキャラクター「ハローキティ」開発
1975年 月刊誌「いちご新聞」創刊
1975年 アニメーション映画「ちいさなジャンボ」公開
1976年 アメリカ・カリフォルニア州に「ギフトゲート」オープン
1978年 「サンリオ文庫」「サンリオSF文庫」刊行開始
1985年 テレビアニメーション「夢の星のボタンノーズ」放送
1990年 テーマパーク「サンリオピューロランド」オープン
2005年 テレビアニメーション「おねがいマイメロディ」放送
(参考:サンリオのあゆみWikipedia

こうやって振り返るとサンリオが大きく変化していったのは1970年代だということが分かります。当初は山梨県の絹製品を販売する会社としてスタートして、しばらくするとギフトグッズを扱うようになり、後に外部の作家が手掛けたキャラクターのグッズを販売をはじめるようになる、というのが創業から1970年代前半までの流れです。1974年~1975年頃に「ハローキティ」「リトルツインスターズ」「マイメロディ」などのオリジナルキャラクターを開発してからは、現在まで続くサンリオの方向性、そして人気を決定づけることになると。

この本ではそういったサンリオそのものの歴史というよりも、主に「ハローキティ」以降のオリジナルキャラクターとそのグッズたちを振り返っていく内容になっています。昨年、ハローキティ35周年を記念して「HELLO KITTY MEMORIES」という本が発売されましたが、装丁や構成に共通点があるので、あの感じで全キャラクターをまとめてみたものと思うと分かりやすいです。

こうやってサンリオキャラクターを振り返ってみると、やっぱり歴史の厚みがすごいなぁと思います。キティやキキララ、マイメロなど、最初期のキャラクターが今も変わらない人気を誇っている一方、80年代、90年代、そして00年代にも人気になったキャラクターがたくさんいて、今も露出を減らさずにサンリオの顔として活躍しているのが他の真似できないところです。

ところで、サンリオはこの本とほぼ同時にもう1冊、「Sanrio 50th Anniversary Official book」という記念ブックも発売しています。こちらは一般流通向けではなく、現在お台場で開催されているイベント「Green Tokyo Hello Kitty & Friends」の特設会場で販売されているものです(他のサンリオショップなどでも販売されているのかは未確認)。

こちらもテーマとしては同様で、サンリオのキャラクターとグッズを振り返る内容になっているんですが、掲載されているイラストなどが別のものになっていたり、「SANRIO MEMORIES」では触れられていなかった小ネタやいちご新聞の歴代表紙なども掲載されていて、2冊買っても楽しめるように工夫されています。

ただ、ページ数は少ない(72ページ+α)ので、どっちか片方だけ買うとしたら市販の方でいいと思います。
「Sanrio 50th Anniversary Official book」についてはこちらのエントリーでも紹介していますので、気になる方は見てみてください。

[本]SANRIO MEMORIES(出版社の紹介ページ)
サンリオ(公式サイト)

キティの涙(2009.10.29)

TOPICSサイン,レポート

8月9日から22日までお台場で開催している「Green Tokyo Hello Kitty & Friends」を見に行ってきました。お台場海浜公園の会場に設置されたキティのバルーンや、特設マーケットなどのほか、周辺の施設でもいろいろな関連イベントが開催されている複合的な催しです。

サンリオビーチサイドマーケット全景

サンリオビーチサイドマーケット壁面1

サンリオビーチサイドマーケット壁面2
▲上の画像は浜辺に設けられたサンリオビーチサイドマーケット。中ではキティをはじめいろんなサンリオキャラクターのグッズが販売されていました。側面にはキャラクター大集合のイラストが描かれています。

キティバルーン

キティバルーン噴水中
▲キティバルーンの様子です。8mあるそうですが、ちょっと離れているのでそんなに大きく見えません。30分おきに噴水ショー的なものがあります。曇り空だったのがちょっと残念。

そして今回最大の目的、ハローキティのデザイナー、山口裕子さんのサイン会に参加してきました。ちなみにこれは13日に行われたんですが、15日にはシナモロールの作者、奥村心雪さんのサイン会もありました(現場に奥村さんのサインも飾ってあったのであとで写真撮ろうと思っていたら忘れてた!)。

山口裕子さん1 
▲おおーっ、目の前でどんどんキティが出来上がってきます! 本物! すごい!

山口裕子さん2 
▲写真も撮らせてもらいました。感激です。

山口さんはけっこう頻繁にサイン会をされていますが、今回は1日に4回も開かれるんですね。朝から晩まで、ハードなスケジュールですよ。更に好評につき17日にも再びサイン会を開催するんだとか。こちらは午後からの3回になっていますがどっちにしろすごいです。

あと、アクアシティお台場でのスタンプラリーにも参加してみました。

シナモンの撮影スポット
▲5箇所まわるんですが、スタンプ台が置かれているところにはこのような撮影スポットもあります。

スタンプ、メモ帳、シールなど 
▲右が集めたスタンプ、中央がもらったスタンプを集めた人がもらえるメモ帳です。いちばん左がキティデザインのゆりかもめ1日乗車券、その右がサンリオビーチマーケットでもらった「クイズ!ヘキサゴンII」とのコラボキャラシール。そんなのあるんだね。

イベントは他にもヴィーナスフォートやパレットタウンなどでもいろいろあったんだけど、お台場合衆国やらコミックマーケットやらで人多すぎのため、しんどくなって帰ってしまいました(中途半端ですいません)。

Sanrio 50th Anniversary Official book
▲そしてこれがサインしてもらったサンリオ50周年記念ブック「Sanrio 50th Anniversary Official book」(1890円)です。左はスリーブで、中身は右です。

中身は、サンリオがこれまで生み出したキャラクターとグッズを振り返る内容になっていて、テーマとしてはほぼ同時に発売された「SANRIO MEMORIES」とかぶるものの、内容はまた違ったものになっています。

リトルツインスターズ物語1 

リトルツインスターズ物語2
▲リトルツインスターズのページではどちらも本にも「リトルツインスターズ物語」というタイトルの短いおはなしが掲載されていたんですが、見てのとおり違うイラストのものになっています(上が「Sanrio 50th Anniversary Official book」で下が「SANRIO MEMORIES」)。

Green Tokyo Hello Kitty & Friends(公式サイト)

MEMO

■お台場ってすごいわ…と思った1日でした。

あとはアクアシティお台場のPLAZA前でばったり「スージー・ズー」のブーフとも出くわしました。写真だと比較対象がないのでよく分かりませんが、2mくらいありました。まさにクマサイズ。

ブーフのきぐるみ

TOPICSキャラ本

サンエックスのキャラクター、「リラックマ」の7周年を記念した付録付きの本が発売されましたので紹介です。

リラックマFAN
[本]リラックマFAN(amazon)

主婦と生活社 2010.8.6発売 1260円
雑誌コード:07220-09

最近付録付きのムックが流行っているので、たぶんその流れで企画されたんだと思うんですが、この本は「ね~ね~」の増刊という形態なので雑誌扱いとなっています。中身はカラー32ページ、A4サイズ(「ね~ね~」よりも高さあり)の冊子+7周年デザインSPECIALトートバッグ+マスコットという構成。

冊子の中身についてですが、立ち読みができない状態で販売されているうえ目次なども公開されていないので、ここでちょっと詳しく書いてみます。

・キャラクター紹介(2P)
・ハッピーレインボーシリーズのグッズ紹介(2P)
・ぬいぐるみで見るだららんヒストリー
(2005年以降に発売されたぬいぐるみの紹介、4P)
・リラックマファンの有名人メッセージ
(雛形あきこさん、深田恭子さん、平原綾香さんが登場、2P)
・リラックマのいやし効果分析コーナー
(心理カウンセラー晴香葉子さんによるもの、2P)
・リラックマ名言集(1P)
・The only Rilakkumaシリーズ「Rilakkuma × holiday」グッズ紹介(1P)
・本の紹介ページ(2P)
・ローソン「リラックマフェア」グッズ紹介(1P)
・Rilakkuma "LOVES" TOWER RECORDSキャンペーングッズ紹介(1P)
・mobileサイトFlash待ち受けプレゼント(1P)
・カレルチャペック紅茶店コラボグッズ紹介(1P)
・Rilakkuma&Beautyシリーズ紹介(2P)
・プライズグッズ紹介(2P)
・ご当地リラックマ紹介(2P)
・リラックマストア+限定グッズ紹介(2P)
・プレゼントページ(2P)
・リラックマオリジナルシール

どっちかというと付録がメインだと思うので、冊子の方は読み物的なページもほとんどなくあっさりとした印象です。それでもページ数のわりにたくさんのグッズの写真が掲載されているので、眺めるのにはいいかもしれません。

そして付録の方ですが、こんな感じでした。
リラックマFANの付録1
▲バッグはちょうどランチボックスを入れるのにちょうどいいくらいのサイズかな? マスコットの大きさはだいたい8.5cmくらい。おなかの部分がレインボーになっています。

リラックマFANの付録2
▲裏です。

リラックマFANの付録3
▲横から。ちょっとペタンコです。

本+グッズという構成なので、どちらか片方だけが欲しいという人にはちょっと割高に感じるかもしれません。このデザインがいい! というのでないなら、市販のグッズを探してみるのもいいかも。

ただ、雑誌扱いのためそのうち見かけなくなると思われるので、欲しい人は早めに入手しておいた方がよさそうです。

[本]RILAKKUMA FAN(出版社の紹介ページ)
[本]リラックマFAN (ファン)(楽天ブックス)…Amazonはもう在庫切れのため楽天にもリンク(現在送料無料です)。リアル書店でもまだ売ってると思います。

[本]リラックマ4クママンガ 1/コンドウアキ(2010.7.19)