2009年をキャラクター的にざっと振り返っておきましょうというこの企画。時期的に遅くなっちゃいましたが、まだ途中までしかできてないんですよね。しょーがないので先に半分だけUPすることにします。それではどうぞ。
●地デジカ誕生(4/27)
民放連が地上デジタル放送普及のために生み出したキャラクター。しかし、発表の直前というタイミングで偶然発生したあの事件の影響で、必要以上に注目を集めてしまうという事態になってしまい、そこから地デジカの受難の船出が始まります。一挙に知名度を獲得したまではよかったものの、ネット上に発生した二次創作イラストへの取り締まりの姿勢を見せたことからネットユーザーが反発、「アナログマ」なる対抗キャラが生まれたり、プロフィールにWikipediaの記事が無断使用されていることを追求されたりと、しばらくは話題に事欠かない状態が続きました。
最終的にはネットでのいじられもある程度収束し、無事復帰した草なぎくんとも共演を果たすことができたのでした。
→地デジカ(公式サイト)
→地デジカ(Wikipedia)
●アンパンマン、ギネス記録に認定(6/24)
やなせたかしさん原作のアニメ「それいけ!アンパンマン」が、「最もキャラクターの多いアニメシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。認定されたキャラクターの数は1768体。これだけでもすごい数ですが、実は建物のキャラなど一部認定されなかったものもいるので、実際には2000体以上いるんですよね。
来月で91歳になるやなせさん、これからも元気でたくさんのキャラクターを生み出して記録更新してほしいです。
→「それいけ!アンパンマン」 のなかまたちの数が世界No.1でギネス認定!!(アンパンマン ポータルサイト 2009.7.16)
→アンパンマン:世界最多のキャラクターが登場 1768体でギネス記録に認定(毎日新聞 2009.7.16)
●ハローキティ検定開催(11/15)
今年はハローキティ誕生35周年ということで、いろんなイベントが開催されていたんですが、その中でも注目だったのがサンリオピューロランドにて開催された「ハローキティ検定」。なんと1441人ものキティファン達が集結し、キティの知識を競い合ったのでした。さすがキティラー、層が厚い!
→ハローキティ検定(サンリオ)
→ハローキティ検定イベント&SMCプレミアムデー報告♪(サンリオピューロランド 2009.11.27)
●ガチャピン、Twitterを始める(7/1)
2006年にブログを開設して、ネット上でも存在感を見せつけたガチャピンさんですが、昨年7月にはつぶやき投稿サイトのTwitterにも登録。すぐさまTwitterユーザーの間で評判になり瞬く間にフォローを増やしました。1/20現在の被フォロー数はなんと374000! 国内でこんなにフォローされているユーザーって他にいないんじゃないでしょうか。
ちなみにその後、ご当地キャラの間でも知名度UPのためにTwitterを利用する例が広がっています。
→ガチャピンのTwitter
→ロリポップスとガチャピンのTwitterがスタート!(フジテレビKIDSクラブ 2009.7.1)
→ガチャピンさんもTwitter開始(IT Media 2009.7.3)
→「ストリートビュー」にガチャピン登場 恒例エイプリルフール企画(産経ニュース 2009.4.1)…ガチャピンと言えばこんなこともありました。今年はどんな活躍を見せてくれるかな。
●クマキャラが人気に
別に昨年突然火が付いたというわけではなかったんですが、ケアベア、スージーズー(ブーフ)、ダッフィーといったキャラクターのグッズを街で見かける機会が多くなってきたのも2009年の1つの現象だったと思います。3つのキャラにはクマキャラという共通点以外にも、女子高生~OLが持つとはまる感じの雰囲気があるのもポイントです。一昔前はキャラクターと言うと女子高生発の文化っていうイメージがあったけど、ここ数年は意外とこの層から火が付いたキャラって少なかったと思うんですよね。どのキャラも一時的なブームって言うよりも、徐々に定着していった感があるのもいい感じです。
●加藤久仁生監督「つみきのいえ」がアカデミー賞受賞(2/22)
2008年にアヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞を獲得したのに続いて、昨年は邦画初のアカデミー短編アニメ賞をも受賞。アカデミー賞では滝田洋二郎監督の「おくりびと」も日本映画初の外国語映画賞を受賞し、日本映画が54年ぶりに2冠に輝きました。
「つみきのいえ」は他にも数々の賞を受賞しているんですが、加藤さんはまだ33歳という若さです。これからもっとすごいものを作ってくれるんじゃないかと思うと楽しみになってきます。
→第81回 米国アカデミー賞 短編アニメーション賞 受賞!(ROBOT)
●どーもくん海外でも人気
「どーもくん」と言えば日本の公共放送、NHKのマスコットキャラクターですが、海外でのキャラクター展開も本格化してきました。2008年には海外のテレビ向けに短編アニメシリーズを制作し、世界の100以上の国に向けて放送すると発表。昨年にはアメリカのセブンイレブンのキャンペーンキャラクターに起用され、広告用の映像が制作されたりもしました。
NHKのキャラが外国で広告に使われるというのは、よく考えるとヘンな気がしますが、細かいことは気にしないので日本でももっといろいろやってほしいな、と思います。
→7-ELEVENアメリカのキャンペーンに、どーもくんが登場!!(dwarf-blog 2009.10.5)
→NHKキャラクター「どーもくん」国内外で人気(読売新聞 2009.12.3)
●DS「トモダチコレクション」が大ヒット
昨年のゲーム業界は大作ゲームの発売が相次ぎ盛り上がりましたが、その中でも特に異彩を放っていたのがニンテンドーDSの「トモダチコレクション」というソフト。実は当サイトでも発売前に紹介していたのですが、正直こんな大化けを起こすなんて全然思っていませんでした。販売本数は昨年末の段階で230万本を突破し、今年に入ってからも勢いが衰えない状態が続いています。
ちなみに昨年いちばん売れたソフトは「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」。昨年末までに410万本を売り上げ、国内においてシリーズ歴代1位の販売本数となっています。僕もやりまくりました。というか今もやってます。
→トモダチコレクション(公式サイト)
というわけで、前半は8つ話題を取り上げてみました。後半も8つくらいの予定なんだけど”○○騒動”みたいな、きな臭い話題が多いんだよね~。どうしようかな。しょうがないのでそういう方向で押してみるかな(笑)。というわけで次回もお楽しみにー。
(後編ができました→こちら)
◇キャラクターで振り返る2008年(2008.12.29)