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昨日、うるまでるびの展覧会「ア・ラ・モード」を見に行ったので報告しておきます。

うるまでるびは、コンピュータを使ったアニメーション作品などを発表されている夫婦のアーティストユニットで…、なんて説明するよりも「おしりかじり虫」の生みの親と言った方が早くなっちゃったあの方たちです。

会場は昨年渋谷パルコに新しくできた「パルコファクトリー」。ここははじめて行ったんですが、以前あった「パルコミュージアム」よりも狭くなっているような気がしました。まあそのへんはパルコもいろいろあるねと言ったところでしょうか。

パルコB1
(↑この写真は会場内のものではなくて、B1のエスカレーター脇にあるスペースにあった展示です。)

入場するとはじめに目に入るのが、うるまでるびを代表するキャラクターたちの立体展示。「おしりかじり虫」はもちろんの他、「ウゴウゴルーガ」に出てきた「しかと」ももちろん展示されていてちょっぴり感動。そして会場内にはたくさんのラフスケッチ(というか落書き)がたくさん展示されていました。作品の原案になったようなものから、日頃の伝言メモとして描かれたイラストなんてものまで。中には手にとって見られる没絵コンテの原画などもあり、発想の軌跡を辿っているようでなかなか見ごたえがありました。「ほぼ日刊イトイ新聞」で長年連載されていた「うるまでるびののぞきあな」の原画もありました。これは0.9mmのシャープペンシルで描いていたそうです。

シアターゾーンでは、これまで制作されてきた数々の短編アニメーション作品を30分に凝縮して上映されていました。うるまでるびファンを名乗りながらも、全然知らないキャラがたくさんいたり。ニコロデオンで番組の合間に放送されているらしい「テテメテ」という作品もはじめて映像を見たんですが、奇妙な見た目とほのぼのした世界観がなぜかマッチしていて、いい作品だなぁと思いましたです。あとそう言えば「おしりかじり虫」の映像もちゃんと全部見たのははじめてだったり。全然ファンとしてダメですね、ははは…。

そして注目なのがうるまでるびが主導となって開発しているお絵かきソフト「うるまでるびペイント」の体験展示。このソフト、ただのお絵かきだけじゃなくて描いた絵を簡単にアニメーションさせることもできるんですね。実際に触ってみましたが、ホントに簡単でちょっと感動でした(描いた絵は恥ずかしいのですぐ消しました)。

こうしていろんな作品に一度に触れると、1つのテーマのようなものを感じてきました。圧倒的なハッピーな感じを。「おしりかじり虫」はおしりをかじって人をハッピーにさせるキャラクターですが、それってうるまでるびが作品を通して感じてほしいことでもあるんじゃないかなと思ってきたわけです。
というわけで、会場を出る頃にはすっかりハッピーな気分になって帰ってきたのでした。って、もしかしていつの間にかヤツにおしりをかじられていたのかも…?

レッツゴー!うるまでるび(公式サイト)…展覧会の様子はブログに掲載されています。

[本]おしりかじり虫ものがたり かじりのがっこう/うるまでるび(amazon)
[本]おしりかじり虫ものがたり2 だいすきプリン/うるまでるび(amazon)…「おしりかじり虫」では、うるまでるびが絵と文を手掛けた創作絵本がバジリコより発売されています。1作目は昨年10/31、2作目は今月6日発売(会場では先行販売中)。

関連トピックス:
[DVD]a long day of Mr.Calpaccio(2005.9.14)…Mr.カルパッチョも会場のシアターでも上映されています。久々に見たけどやっぱりよかったです。ちなみにリンク先で紹介した当時はまだ公式サイトでの販売のみでしたが現在は市販されています。→amazon