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手塚漫画には時折ストーリーには関係なく、へんちくりんなキャラクターが登場する。
実はこのコーナーをはじめる動機となったのは
このキャラクター達にある。
そして運良く我々は、伴俊作の手帳の中から
その正体不明のキャラクター達についての記述を
発見するに至った。
それではその内容を公開するとしよう。

スパイダー
どこにでも突如として姿をあらわし、「オムカエデゴンス」と言って話の腰を折る。
言われると、なぜか無性に腹が立つ。
せわしなく動き回ったりもする。名前の由来は不明。
頭に一本だけ毛を生やし、鼻が大きいのが特徴。
外見は憎めない奴なんだがなあ。

ヒョウタンツギ
床や天井など、どこにでも群れになって張りついている。
体中ツギハギだらけでみすぼらしい。
最近の調査では、どうもキノコの一種らしい事が判明。
キノコスープとして食用になる事も時にはあるらしい。
しかし、時々臭いガスを発射するとも言われており、
扱いには注意が必要だ。
手塚治虫の妹の手塚美奈子氏が作った物だとも言われており、
美奈子氏とやらには会ったことは無いが、
(↑ずっと手塚氏の長女の名前である「るみ子」になってました。すまん…)
わし、私立探偵伴俊作の調査の邪魔をする事があるので、
即刻駆除していただきたい、と切に願う。

ブクツギキュ
ヒョウタンツギが成長して足が生えたようなものなのか?
ヒョウタンツギのようにどこでも見るようなものでも無し、
わしのような優秀な探偵でもこればっかりは何も分からんかった。
こいつの正体は永遠に謎だろう。

ブタナギ
木やコマの枠(?)に止まって、大笑いする虫。
なにかヘマをすると、こいつが出て来て大笑いされる事も。
無論、わしはそんなヘマはやらないので笑われた事など無いが。
ひと通り笑った後はしぼんで黙ってしまう。

ママー
こいつはフクロウの妖怪らしい。
あんまり遭った事が無いのでよく分からんが。
おしりからハリガネムシを出すと言う。
気持ち悪いものだな。