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GALLERY - MOTHER制作発表記者会見の模様

ファミコン版の「MOTHER」は発売前に制作発表記者会見が開かれたことをご存知でしょうか。続編ではなく新作、しかも1本のゲームを発表するのに記者会見が開かれると言うのは異例中の異例。任天堂の気合いが伺えます。ここでは当時のゲーム雑誌の記事からその模様をお伝えします。





「MOTHER」発表会レポート

「ファミコン必勝本」1989.4.7号に掲載された記事のスキャンです。かねてから糸井重里が任天堂でゲームを作っているらしい、という噂はあったものの、まだ具体的な内容が発表されていない状態で開催された発表会。
記事によると1989.3.2に行われ、総指揮を務める糸井重里さん、音楽担当のムーンライダーズ鈴木慶一さん、プロデューサーの宮本茂さん、そして同じく任天堂の今西紘史広報部長といった方たちが出席。糸井さんがゲームを作るきっかけや、2年に及ぶ構想・制作期間について、ゲームの具体的な内容についての発表があり、更にゲーム制作会社「APE(エイプ)」の設立についても同時に発表されたそうです。

「MOTHER」の紹介記事

同じ雑誌に掲載された紹介記事。それによると、発売日は7月予定、容量は3メガビット+バッテリーバックアップ付きと発表されたようです。そして実際の発売も予定通り7月(27日)なんですよね。最初は延期1度もなしだったのです(泣)。

ちなみに3メガと言う容量は当時としては大容量ですが、現在一般的に使われているバイトという単位になおすとたったの0.4メガバイト弱。ちょうどここで掲載した2枚の画像の合計がそのくらいの容量です。それであれだけの世界を構築してしまえるんだからため息のひとつも出ますよ、ホントに。